11月スタートの転職活動!スケジュールやデメリット・メリットは?
年末に差し掛かる11月。転職に向けて今年中に動き出したい!という人は、今がその時かもしれません。
11月から転職活動を始めた場合、転職先への入社はいつごろになるのでしょうか。転職スケジュールの目安や、11月から転職活動を始めるメリット・デメリットを見てみましょう。
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11月に転職活動を始めた場合の転職スケジュール
転職活動を始めてから、内定を得るまでの期間は3カ月程度が一般的と言われています。11月スタートの場合は、以下のスケジュールが目安です。
【11月】
この時期は、本格的に転職活動を始めるための準備期間。以下のような活動をメインに進めましょう。
- ・キャリアの洗い出し
- ・応募書類のひな形作成
- ・業界/企業研究
- ・証明写真の準備
- ・退職に関する就業規則の確認
- ・求人情報のリサーチ
- ・転職エージェントへの登録
転職エージェントの活用方法については、以下の記事で詳しく解説しています。併せてご参照ください。
【12月】
十分な準備を整え、応募する業界を絞れたらいよいよ本格的に活動を開始します。12月中に以下の段階まで進めておけば、気持ち良く新年を迎えられるでしょう。
- ・応募先を決める
- ・応募書類の提出
- ・面接を受ける
【1月】
年が明けて1月、転職活動が順調に進めば内定が出始める時期です。新年早々忙しくなりますが、以下の活動に尽力して新天地に赴きましょう!
- ・引き続き面接を受ける
- ・内定が出たら承諾するかどうか決める
- ・内定承諾を決めたら退職準備を進める
なお、内定が出てから転職先へ入社するまでの期間は、1カ月前後が目安です。11月に転職活動を始めた場合、翌年の2月・3月ごろがおおよその入社時期と考えられるでしょう。
スムーズに業務を引き継ぎ、退職するためのポイントは以下の記事をご参照ください。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
11月スタートの転職活動・デメリットは?
11月から転職活動を始めるのであれば、この時期ならではのデメリットを理解する必要があります。どのようなデメリットがあるのか、見てみましょう。
求人件数が少ない
転職スケジュールの項目で見た通り、11月スタートの転職活動は年末・年始を挟みます。通常業務が忙しいこの時期、企業は新たな求人を出すことを控えるため、求人件数は少なくなりがち。
また、求人件数が少ないということは、選択肢も少ないということ。希望にマッチする求人があるとは限らない時期なので、転職エージェントに仕事を紹介してもらうといった工夫が必要かもしれません。
仕事・プライベートが忙しい
年末・年始は現在の仕事もプライベートも忙しくなります。転職活動のための時間を確保できず、予定通りに進まなくなるかもしれません。「今年のうちに動き出したい!」と思っていても、具体的なアクションを起こせないまま年が明けてしまうことが考えられます。
ただし、転職エージェントを活用すれば応募先企業の情報を集めてくれたり、上手に面接スケジュールを組んでくれたりといったサポートが受けられます。忙しい時期の転職活動には、ぜひ活用しましょう!
入社のタイミングが中途半端
11月に転職活動を始め、スムーズに進めば転職先への入社は2月〜3月ごろでしたよね。年度末に差し掛かる春先は、多くの企業が非常に忙しくなる時期。
入社直後は時間の余裕がないために仕事を教えてもらえなかったり、十分な研修を受けられなかったりすることが考えられます。
また、11月以降は求人件数が減るため、同期が居なく寂しい思いをすることも。
11月スタートの転職活動・メリットは?
デメリットを見ると二の足を踏んでしまうかもしれませんが、11月に転職活動を始めることには大きなメリットもあります。メリットについても詳しく見てみましょう。
来年度に向けて準備ができる
2月〜3月は、入社時期としては確かに中途半端かもしれません。しかし、新しい年度が始まる前に入社できることはメリットでもあります。
4月までの間に転職先での仕事を覚え、組織に慣れることで新年度はスムーズにスタートを切れるのではないでしょうか。準備のために、早めに入社したと思って乗り越えましょう!
冬のボーナスを受給して退職できる
11月に転職活動を始めるのであれば、12月中はまだ今の職場で働いていると考えられます。そのため、冬のボーナスを受給してから退職できる可能性が高いでしょう。
また、転職先での夏のボーナスに関しては短いながらも査定期間に在籍していることになるため、多少の収入は期待できるかもしれません。
なお、転職時にボーナスで損しないスケジュールについては以下の記事で詳しく解説しています。併せてご参照ください。
売り手市場になりやすい時期
11月前後は求人件数が少ないにもかかわらず、売り手市場になりやすいという、面白い傾向が見られる時期です。
それは転職を検討している人も、仕事や私生活が忙しく、転職活動しにくい時期であるため。たとえば、2021年11月の有効求人倍率は1.15倍、新規求人倍率は2.13倍です。
また、通常であれば採用活動を控えるこの時期に求人を出している企業は、欠員の補充を急いでいるのかもしれません。
ライバルが少なく、切実に人材を必要としている企業が求人情報を出すので、穴場と言える時期かもしれません。
なお、以下の記事ではコロナ禍における有効求人倍率について詳しく解説しています。併せてご参照ください。
参考:2021年11月の一般職業紹介状況について/厚生労働省
転職スケジュールは転職エージェントに相談しよう!
自分にとってのベストタイミングがつかめない、いつから動き出すべきか分からないという場合は転職エージェントに相談しましょう。ひとりひとりの事情を考慮し、適切なアドバイスをくれるはずです。
また、ホテル・旅館への転職はおもてなしHRをご活用ください。