【高校生のバイト履歴書】学歴欄の正しい書き方｜提出前に見直すチェックリスト＆記入例

はじめてバイトに応募する高校生にとって、履歴書の「学歴欄」は意外と悩みが多いものです。「中学校は書く？」「在学中ってどう書けばいいの？」など、正解がわからず不安になっていないでしょうか。

この記事では、高校生向けに学歴欄の正しい書き方を、チェックリストと学年別の記入例つきでわかりやすく解説します。書く前・出す前に確認して、自信を持って履歴書を仕上げましょう。

【重要】学歴欄も見られてる！高校生バイトの履歴書で差がつく理由

学歴欄は、通ってきた学校を記載するだけの項目ではありません。採用担当者は、内容だけでなく、記入のていねいさや誤りの有無などから、応募者の誠実さや意欲を読み取ろうとしています。

たとえば、「同上」や略称の多用、日付の不統一、字の乱れなどがあると、「基本ができていない」「応募への姿勢が浅い」と判断されることも珍しくありません。

一方で、形式に沿って正確に整えられた学歴欄は、「基本を押さえている」「ていねいに準備している」と受け止められ、信頼感につながります。

アルバイト応募であっても、履歴書は第一印象を決める重要な書類です。

特に学歴欄は、思っている以上に「人となり」が表れる項目です。書き方の基本を理解し、誠実さが伝わる履歴書を目指しましょう。

履歴書を書く前・出す前に！高校生の学歴欄最終チェックリスト10項目

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履歴書は採用担当者にとって、あなたの印象を判断する大切な資料です。特に学歴欄は形式や表記のミスが目立ちやすく、「ちゃんと調べて書いたか」がすぐに伝わります。

提出前に、以下のチェックリストを使って見直しておきましょう。

1.中学校卒業から記入しているか

高校生の場合、履歴書の学歴欄は「中学校卒業」から書き始めるのが基本です。

小学校は省略してOKですが、中学校は必ず記載しましょう。「〇〇中学校 卒業」と1行だけ書いておけば十分です。

2.高校の入学年月と現在の状況（在学中／卒業見込み）を明記しているか

高校の学歴は、入学年月と現在の状況を2行に分けて記入します。

「〇〇高等学校 入学」と「〇〇高等学校 在学中」や「卒業見込み」のように、状況までしっかり書きましょう。1行だけでは情報が不足してしまいます。

3.学校名・学科名は略さず、正式名称で記入しているか

「都立〇〇高校」や「〇〇高」などの略称は避け、正式名称で記載しましょう。

たとえば「東京都立〇〇高等学校 普通科」といったように、学科まで記入することで、より正確で信頼できる印象を与えられます。

4.「同上」や「〃」を使わず、各行に学校名をしっかり記載しているか

学歴欄では、「同上」「〃」といった省略表現は使わず、それぞれの行にフルの学校名を記載するのがマナーです。

省略があると「書く手間を惜しんだ」と見なされる場合もあるので注意しましょう。

5.和暦と西暦が混在していないか（統一されているか）

「令和7年」「2025年」のように、和暦と西暦を混ぜて使っていないかをチェックしましょう。

どちらか一方に統一することが基本です。履歴書全体でバランスを取り、読みやすさと統一感を意識しましょう。

6.入学・卒業の年に間違いがないか

特に卒業見込みの年月は、提出時期に応じて正しく記載する必要があります。

「3月卒業」とするのが一般的ですが、学年や年度を間違えて書いてしまうケースもあるため、カレンダーや早見表で確認しておきましょう。

7.アルバイト経験がない場合、「職歴なし」と記入しているか

職歴欄が空欄だと、「書き忘れたのかな？」と誤解されることもあります。

バイト経験がないなら「職歴なし」と明記するのが基本です。小さなことですが、きちんと書いてあるとていねいな印象につながります。

8.学歴・職歴欄に修正液や修正テープを使っていないか

公的な書類では、修正道具の使用は避けるのが原則です。万が一書き間違えた場合は、新しい用紙に書き直すのが正しい対応です。

修正の跡があると、履歴書全体の信頼性が損なわれてしまいます。

9.文字は読みやすく、ていねいに書かれているか

字のうまさよりも「ていねいさ」が大切です。乱雑な文字や詰め込みすぎたレイアウトは避け、読みやすく整った書き方を心がけましょう。

読み手への配慮が伝わると、それだけで好印象になります。

10.学歴欄に空欄・記入漏れがないか

最後に、記入漏れがないかをしっかり確認しましょう。特に学歴欄は、情報が1つ抜けているだけでも不自然に見えてしまいます。

書いた内容を上から下まで読み直し、全体の流れと記載の正確さをチェックしましょう。

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高校生が履歴書を書くとき、「何からどう書けばいいの？」「手書きじゃなきゃダメ？」「アルバイトと就職で違うの？」と迷うこともあるでしょう。履歴書は社会に出る第一歩だからこそ、ていねいに準備したいですよね。

【記入例付き】高校生の学歴欄の正しい書き方テンプレート

学歴欄は、自分の学年や状況に合わせて正しく書くことが大切です。

ここでは、「高校在学中」「高校3年生（卒業見込み）」など、よくあるパターン別に記入例を紹介します。

高校1〜2年生（高校在学中）の場合

在学中の場合は、卒業見込みの記載は不要です。

「〇〇高等学校　普通科　第〇学年在学中」と記載することで、現在の学年と状況を正しく伝えることができます。

高校2年生の場合（2024年度入学）

高校1年生の場合（2025年度入学）

高校3年生（卒業見込み）の場合

高校3年生で履歴書を提出する際は、卒業見込みの年月（通常は「2026年3月」など）を必ず明記しましょう。

「卒業予定」「卒業見込」などの表記は避け、「卒業見込み」と統一して書くのが正解です。

履歴書を書くときに迷いやすい入学・卒業年早見表（2025年版）

履歴書に学歴を記入する際、「入学は何年？」「卒業見込みは何年？」「和暦は？」と迷ってしまう高校生は多いはず。

そんなときは、早見表を使って自分の学年に合わせた年度を確認しましょう。

※上記の早見表は、2025年度に履歴書を作成する高校生を想定しています。

履歴書内で和暦または西暦のどちらかに統一する場合は、この表を参考に年号を正確に記載しましょう。

高校生の履歴書｜学歴欄に関するよくある質問

履歴書を書くとき、「ここってどう書くのが正解？」と迷いやすいのが学歴欄。ここでは学歴欄に関するよくある質問をまとめました。

中学校は必ず書かないといけないの？

「高校に通っているなら、中学校のことはもう書かなくてもいいのでは？」と思う人もいるかもしれませんが、履歴書は学歴を時系列で記入する書類です。そのため、高校入学前の最終学歴である「中学校卒業」の記載が必要です。

全日制・定時制・通信制って書くべき？

必ずしも書かなくてはいけないという決まりはありません。どの課程であっても、「高等学校卒業」や「在学中」と記載していれば、学歴としての記載に問題はありません。ただし、課程までしっかり記載しておくと、よりていねいで誠実な印象を与えられます。

転校・転入した場合はどう書くの？

高校を転校・転入した場合は、それぞれの学校名と入学・転入の年月を記載し、最後に現在の在籍状況（学年）を明記しましょう。「中途退学」などの表現は使わず、「転入学」と記載するのが正確です。

提出前にもう一度チェック！ていねいな履歴書がバイト採用への第一歩

履歴書は、企業の採用担当者が応募者の情報を知るための大切な資料です。名前や住所だけでなく、学歴や職歴の記載から「どれだけていねいに準備したか」も伝わります。

少しの誤字や空欄でも、「この人は準備不足かな？」と受け取られてしまうかもしれません。だからこそ、書いたあとは提出前の見直しがとても重要です。

高校生だからこそ伝えられる、まっすぐな気持ちと誠実な姿勢。履歴書をていねいに仕上げることが、採用への第一歩になります。

宿泊業界でのバイトを考えている高校生の方は、おもてなしHRにご相談ください。履歴書の書き方から、お仕事選びまでていねいにサポートします。