若手が会社を辞めるのはなぜ?
伸びしろがある若手は、会社にとって希望となる存在。しかし、せっかく入社した新卒や若手社員がすぐに辞めてしまう会社もあるようです。
若手の退職に対して、「もったいない」「甘えている」などの声もありますが、決してその限りではありません。
若手が会社を辞めることには理由があり、会社側も見直さなければならない部分があります。若手の退職を防ぐためにも、原因を把握して対策を考えていきましょう。
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若手が辞める職場の特徴
若手が辞める職場にはいくつか特徴があります。一つずつご紹介していきましょう。
労働環境が悪い
仕事だけでなく、プライベートも充実させたいのが若者の特徴です。そんな彼らにとって、就業後の時間や休日はとても大事なもの。
そのため、残業・休日出勤が多い、休暇を取りにくいなど、労働環境の悪い職場で働くことを嫌がります。
また、残業手当の支給がない、労働時間と給与が見合っていないなどの職場も要注意。給与面で不満を感じると「やり直しがきくうちに会社を辞めよう」と考える若手が多くなります。
人を育てようとしない
若手社員は、企業の未来を担う重要な存在です。そのため、しっかりと教育し、さまざまな経験をさせる必要があります。
社会人経験が浅ければ不足しているところはありますが、足りない部分を補い人材を育てていけば、戦力として活躍できる可能性が大きくなるでしょう。
しかし、中には若い人材を育てようとしない職場もあります。研修や基本の指導がなく、見て覚えさせるような一方的な教え方で、若手に割く時間を短縮しようとするのです。
また、逆に若手に仕事を任せようとしない職場もあります。まだ若いからと何も経験させず、基本的な仕事だけを与えるのです。
人を育てる気がない会社だとわかると、早々に見切りをつけようとするのかもしれませんね。
目標になる人がいない
仕事における目標の一つとして、「こんな人になりたい!」と思える上司がいることは大切です。
身近に頼りになる先輩や尊敬できる上司がいないと、何が正解かわからない、どこに向かって進めばいいかわからない、という状態になることも考えられます。
仕事で落ち込んだり悩んだりすることがあっても、目標となる人がいれば「この人がいるから頑張れる」という気持ちになり、仕事を続けるモチベーションにもつながるのです。
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若手の退職を防ぐには?
企業成長の要ともなる若手社員の退職を防ぐためには、どうすれば良いのでしょうか。会社側がとるべき対策をご紹介します。
職場の現状を把握する
若手にとって気になる、労働環境や人間関係を知るためには、職場内の現状を把握することが大切です。社員の声を聞いたり、アンケートを実施したりして、職場の雰囲気を客観的にみてください。
その上で、自社の強みや魅力を見直し、採用活動に注力するなど、若手社員が離れていかない工夫をすると良いでしょう。
若者の思考や傾向を知る
若手の離職を防ぐなら、若者の考え方や傾向を知ることも大事です。管理職や経営側の考え方と若手の考え方には違いがあります。
そのため、会社や仕事に対するイメージや、退職をどう考えているかなど、考え方の特徴を知っておきましょう。
若い世代の傾向がわかれば、それに合わせて対策を練ることもできますよ。
実力のある人を定着させる
実力のある人材は、若手社員にとって憧れの存在であり、その影響力は大きいもの。エース社員が辞めることになれば、若手社員の中でも動揺が起き、会社の対応にも注目が集まります。
もし、実力のある人が力を発揮できる環境が整っていなかったり、その人に対する会社の扱いが雑だったりすると、若手社員のやる気は削がれてしまうでしょう。
評価制度の整理や働きやすい制度の導入など、成果を上げている実力者を定着させることで、結果として若手の定着にもつながります。
社員を大切にする
なによりも大事なことは、社員を大切にする姿勢でしょう。
働いてくれる人がいなければ、会社は成り立ちません。困ったときに社員にしわ寄せがくるような職場では、長く働き続けたいと思う人は少ないはず。
社員一人一人に負担がかからないよう仕事の仕方を工夫したり、福利厚生を充実させたり、社員の声を積極的に取り入れるなど、働く社員を大切にしてくださいね。
若手が辞めない会社づくりを目指しましょう
若手社員は企業成長に欠かせない存在です。しかし、若手の早期退職が頻発する職場は実際にあります。
そんなとき、「どうして?」という気持ちが強くなるかもしれませんが、会社を辞める若手には、それなりの理由があるのです。
若手社員の退職を防ぎたいのなら、職場の現状を把握や見直しなど、会社側が対応すべきこともあります。
若手が辞めてしまう理由と対策を知って、若手社員が定着する会社を目指しましょう。