ホテル業界の問題点の原因と対策法とは?

ホテル業界は、観光立国を目指す日本のレジャー産業の中で要ともいえる需要な業界です。今後の発展のためにはホテル業界がますます活発になっていくことが必要ですが、多くの問題点を抱えているのが現状です。ホテル業界ならではの問題点とはどのようなことでしょうか。対処方法を交えて解説します。

ホテル業界が抱える問題点は多い

勉強

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レジャー産業の中心であるホテル業界は、今後ますます発展していくことが期待されている分野です。しかし、ホテル業界は問題を数多く抱えているのが現状です。

日本が観光立国となるため、ホテル業界が解決しなければならない問題を知り、どんな解決策があるのかを考えていきましょう。

ホテル業界の問題点1・人手不足

人手不足

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ホテル業界が抱える問題としていちばんに上げられるのは、人手不足の問題です。離職率の高さは、あらゆる業界の中でダントツで、その原因は業務負担の大きすぎることにあります。

夜勤や早朝勤務のある不規則なシフトの上、長時間労働で休日も少ないというハードさに見合わない賃金のため、続けられなくなる人が多いのです。また、学歴や雇用形態による待遇格差が多く、そこに不満を抱く従業員も少なくありません。

こうした背景から、ホテル業界は慢性的な人手不足となっています。そして、限界を感じて辞めようと決意しても引き止められてスムーズな退職ができないという問題も起こっています。

しかし、この人手不足の問題は改善の兆しが見えています。ITの導入による業務の効率化や、働き方改革の推進で、以前に比べて各段に労働環境が良くなったというホテルが続々登場しています。

長らくホテル=ブラックな労働環境というイメージは、過去の物へとなっていくのではないでしょうか。この良い流れを止めないためは、上層部に任せにするのではなく、現場で働く従業員側も自分の権利をしっかり主張することが重要です。

ホテル業界の人手不足について、詳細は以下の記事をご参照ください。

ホテル業界はなぜ人手不足なのか?原因と対策

ホテル業界の問題点2・カスタマーハラスメント

クレーマー

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従業員に暴言を吐く、長時間にわたり理不尽なクレームを言う、胸倉を掴む、土下座の強要をする。このような、お客様という立場を利用した迷惑行為は「カスタマーハラスメント」と呼ばれています。

どのサービス業でにおいても頭の痛い問題ですが、お客様の滞在時間の長いホテルでは特に深刻な事態になっています。接客そのものに恐怖を感じるなど、ストレスを抱える従業員が増えているのです。

明らかに悪質なカスタマーハラスメントを受けた場合、容赦なく宿泊拒否するなど、時には毅然とした対応を取らなければ、ホテルと従業員守ることはできません。宿泊約款に規定を設け、対応の指針を示しましょう。

また、カスタマーハラスメントはオンライン上でも行われます。口コミサイトで事実と異なる中傷を受けた場合は運営会社に削除依頼するなどの措置を検討しましょう。下手に反論したりすると、炎上する恐れがあるので慎重に対応してくださいね。

ホテル業界の問題点3・適切な価格設定が困難

価格設定

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政府によるインバウンド誘致が始まってから、ホテルが乱立し、価格競争が勃発しています。そしてキャンペーン等での特別価格があちこちで展開され続けた結果、お客様が低価格に慣れて高い宿泊プランが売れにくくなりました。

また、OTAと呼ばれる予約システムを使ってお客様が予約を入れた場合、送客手数料が発生するため、ホテルの実入りは少なくなります。さらに、サービス内容や宿泊料金がライバルホテルと並列で表示されるため、お客様にとって魅力のあるプランにしなければ選ばれません。

それでもOTAはお客様にとって大変便利なもので、もはや宿泊予約には欠かせない存在ですよね。参入しないわけにも行かないのです。

安易な価格競争から脱却し、利益を大きくするには差別化が必要です。「このホテルでしか体験できない」という強みを持ち、価格以外の部分で勝負することを考えましょう。

ホテルの差別化については、以下の記事をご参照ください。

なぜホテルの差別化は必要か?二極化するホテル業界と多様化するニーズを考える

ホテル業界の問題点4・景気に大きく左右される

景気

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ホテルを始めとするレジャー産業は、景気に大きく左右されるという弱点があります。どんなに盛り上がりを見せていても、ひとたび大規模な自然災害や伝染病が流行れば、客足ががっくり落ちてしまいます。

また、数年前からインバウンド誘致が盛んに行われていますが、インバウンドに依存しすぎているという点も問題です。さまざまな問題で海外からの客足が途絶えたときに、一気に大ダメージを受けることになってしまいます。

景気の落ち込みで、休業や廃業に追い込まれるホテルは数多く存在します。人手不足で常に求人が出ている一方で、突然失業する恐れがあることは念頭に置いておきましょう。きちんとした企業であれば、雇用保険があります。

万が一に備えて自分が加入条件を満たしているか、きちんと加入の手続きはされているのかを確認しておきましょう。また、日ごろからの貯蓄も大切です。

さて、ホテル業界はこのように、不景気のあおりをダイレクトに受ける恐れがありますが、比較的景気に左右されにくいところもあります。

それは、ホテル以外の事業も手掛けている企業が運営するホテルです。ホテルの客足が一時的に減少したとしても、他の事業の利益があるため、ピンチを乗り切れるのですね。

特に安定感が強いのは、鉄道会社が手掛けるホテルで、就職先としても人気があります。ホテル業界でより安心して働きたいと考える方は、鉄道系ホテルへの就職・転職を検討してみてはいかがでしょうか。

参照:雇用保険について/厚生労働省

ホテルの問題点を理解して業務改善や就職先の選択に役立てる

理解

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ホテル業界は大きな産業ですが、抱えている問題は多く、深刻です。しかし、これまで放置されてきた問題点を解決していこうという動きが、徐々に広がっています。問題点を把握し、ひとりひとりの従業員がアクションを起こすことが、解決への近道なのではないでしょうか。

またホテル業界の離職率の高さは、入社前と入社後のイメージのギャップが大きな原因のひとつです。就職先としてホテルを選択する際は、問題点を理解して、自分が納得して働けるかどうかを考えてみてくださいね。

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