カプセルホテルではチェックイン後の外出可能?

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リゾートホテルや旅館では、夜間フロントが無人になることがあります。そのため、チェックイン後の外出には門限があり、門限を過ぎると入口が施錠されて再入館できなくなってしまいます。
一方、ビジネスホテルには門限が無く、24時間出入り自由としていることが多いです。それではカプセルホテルでは外出のルールはどのようになっているのでしょうか。次の項目から詳しく解説していきます。
ほとんどのカプセルホテルでは外出可能

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最近のカプセルホテルは、ほとんどの場合チェックイン後の外出は可能です。フロントが24時間体制で対応しているので深夜でも早朝でも出入りできます。
映画のレイトショーやクラブなど、夜の遊びを楽しみたい人や、時間が不規則なビジネスで利用する人にとても便利でしょう。
カプセルホテルでお客様が外出する時はどう対応するか

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それではチェックイン後のお客様が外出をする際は、カプセルホテル側ではどのような対応をするのでしょうか。施設ごとに細かなルールは異なりますが、一般的な外出時の手続きを紹介します。
外出時はロッカーやカプセルエリア入口の鍵をあずかる
カプセルホテルでの外出時の対応で最も一般的な手続きは、フロントで貴重品を入れるロッカーやカプセルエリアに入るための鍵をいったんお預かりする方法です。
カプセルホテル側も外出しているお客様を把握しやすく、出先でお客様が鍵を紛失することも防止できます。お客様が戻ってきたら、カプセルユニットの番号とお名前を照合し、再度お客様に鍵をお渡しします。
チェックイン時の領収書を確認させてもらう
外出時に鍵の預かりをしないカプセルホテルもあります。そういったカプセルホテルでは、外出から戻って再入館するお客様に、チェックイン時に渡した領収書を確認させてもらうのが一般的です。
こうした対応をする場合は領収書を渡すタイミングで、再入館には領収書が必要になるため、チェックアウトまで大切に保管してもらうように説明しましょう。
追加料金を精算してもらう
カプセルホテルの中には寝泊りするだけでなく、有料の漫画喫茶やレストランなどが併設されている所があります。アカスリやマッサージなどの有料サービスをしている施設もありますね。
それらの利用で発生した追加料金をその場での支払ではなく、チェックアウト時にまとめて清算する方式のカプセルホテルもあります。
このようなカプセルホテルでお客様が外出する場合は、いったん追加料金を全て支払ってもらうことが一般的です。当たり前ですが、使うだけ使う・食べるだけ食べて戻って来ない!という事態を防ぐためです。
外出不可のカプセルホテルもある

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ほとんどのカプセルホテルではチェックイン後の外出は24時間自由ですが、外出不可のところも無いわけではありません。外出不可の傾向が強いカプセルホテルのタイプや、必要な対応を解説します。
外出不可のカプセルホテルとは
最近、サウナや大浴場などの入浴施設が充実し、ちょっとした健康ランドのようなカプセルホテルが増えています。こうしたカプセルホテルではサウナや入浴が目的の、短時間利用の客様も受け入れています。そして、宿泊しないお客様は外出不可としている場合が多いです。
また、昔ながらの営業をしている老舗や、小規模で従業員数が少ないプセルホテルでは宿泊客も外出不可としている場合があります。周辺の治安が良くないカプセルホテルでも、外出できないことがあります。
このようなカプセルホテルでは、外出しなくても、お客様が快適に過ごせる空間を作ることが重要ですね。アメニティや館内で購入できる商品、休憩室に置く漫画を充実させるなど、いっそうの工夫を凝らしましょう。
外出不可のカプセルホテルは事前に説明を
現在、カプセルホテルは24時間外出可能なところが大多数です。カプセルホテルは自由に外出できるのが当たり前、と思っている人も少なくないでしょう。
外出できないカプセルホテルでは、その旨をお客様にきちんと説明することが必要です。外出できると思って来たお客様が、宿泊してから困ることが無いようにホームページに明記して、チェックインの際にも案内を徹底しましょう。
また、外出不可としているカプセルホテルであっても、のっぴきならない事情で外出しなければならないお客様が出ることが想定されます。そんな時はどういった対応をするのか、ガイドラインを作成し、従業員全員で把握しておきましょう。
カプセルホテルは柔軟に外出できる点が魅力

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チェックイン後の外出が自由にできることが多いカプセルホテルは、多様な働き方・遊び方のある現代で、とても便利なものです。特に宿泊費の安さにこだわりが無くても、外出自由の便利さで、カプセルホテルを選ぶ旅行者も居ます。
24時間体制でフロント対応をするのは簡単なことではありませんが、多くの旅行者にとても役立っているのですね。外出不可のカプセルホテルも、一度方針を見直してみてはいかがでしょうか。