SDGsの目標「住み続けられるまちづくり」の課題や取り組みとは?

「持続可能な開発目標」として、国際的な目標に定められているSDGs(エスディージーズ)。これには17のゴールが定められており、そのうちの1つに「まちづくり」が挙げられます。昨今、さまざまな自治体でまちづくりの重要性が様々な自治体で叫ばれています。どんな課題に対してどんな取り組みがなされているのでしょうか。ゴールよりさらに細かく設定されたターゲット目標についても触れつつ、具体的な事例について説明します。

SDGsの目標11:住み続けられるまちづくりとは?

道の清掃をする女性たち

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17つあるSDGsのゴールのうち、11番目は「住み続けられるまちづくりを」とされています。これをもう少し具体的にすると、

 

  • ・安全に生活できる
  • ・社会的弱者への配慮
  • ・公共交通機関の拡大
  • ・災害に強い
  • ・環境問題の改善
  • ・人と人とのつながりを強化

 

こうしたものが浮かんできますね。

 

住みやすさ、暮らしやすさは、人によっていろいろな定義があるはずです。例えば都会がいいのか、自然が多い方ががいいのかによって大きく違いますし、他にも子育てがしやすい、都心へのアクセスが良い、スーパーやショッピングモールが多い……いろいろな条件があるでしょう。

 

また、家族構成にもよって違いますよね。単身者か、夫婦2人のDINKsか、子どものいる専業主婦家庭か。これによっても変わってきます。

 

つまり、人によって・置かれている状況によって、「住みやすさ」は少しずつ違うし、変わっていくといえますね。それを踏まえ、上で挙げたものはある程度、みんなに共通する住みやすさといえるでしょう。

 

SDGsでは、できるだけ多くの人にとって「住みやすいまち」を目指そうと提唱しているのです。

SDGsの目標11「まちづくり」のターゲット

山頂のゴールを目指すイメージ

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SDGsのゴールをより掘り下げて示した指針が、ターゲットと呼ばれるものです。

 

SDGsの目標11「まちづくり」に対応したターゲットのうち、具体的な目標を示したものが11.1~11.7までの7つ。実施手段が11.a~11.cまでの3つです。

 

住み続けられるまちづくりを進めるうえでどんなターゲットを設定しているのか、一例を紹介します。

 

【ターゲットと指標の例】
11.1 2030年までに、全ての人々の、適切、安全かつ安価な住宅及び基本的サービスへのアクセスを確保し、スラムを改善する。

11.2 2030年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子供、障害者及び高齢者のニーズに特に配慮 し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、全ての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する。

11.a 各国・地域規模の開発計画の強化を通じて、経済、社会、環境面における都市部、都市周辺部及び農村部間の良好なつながりを支援する。

出典:農林水産省「SDGsの目標とターゲット」

 

では、国がこうした目標を掲げる背景には、どのような課題があるのでしょうか。

 

SDGsでまちづくりを掲げる理由は

考える女性

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国際連合広報センターによると、世界人口の約半数にあたる35億人が都市部に暮らしており、今後も増加傾向が続くと予想されています。これにより、交通アクセスの混乱や大気汚染などの環境悪化、スラム化などさまざまな問題が生じます。

 

出典:国際連合広報センター「住み続けられるまちづくりはなぜ大切か」

 

こうした状況を改善するには、都市部の暮らしやすさも地方の暮らしやすさも並行して考えていかねばなりません。まちづくりには、居住環境やインフラ整備といったハード面、コミュニティの形成などのソフト面、どちらも欠かせない要素です。

 

ではSDGsの目標である「誰一人取り残さない」社会実現のために、どのようなことをしたらよいのでしょうか。実際の事例を見てみましょう。

 

SDGsのまちづくり、事例紹介

まちを見渡す

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政府は、SDGs実現に向けた取り組みを行う自治体を「SDGs未来都市」として選定しています。ここでは「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」の両方に選定された自治体のまちづくり事例を紹介します。

 

富山県富山市の事例

富山県富山市は、2018年に「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」の両方に選定されました。

 

少子高齢化が進む富山市では、公共交通機関の促進を軸とした「歩いて暮らせるまち」を目指しコンパクトシティ化を推進。

 

まちの主要施設がぎゅっとコンパクトにまとまることで、中心市街地や商店街もにぎわい、それにより人が集まり、まち全体の活性化につながりました。

 

新潟県見附市の事例

2019年度の「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」両方に選定された新潟県見附市。「歩いて暮らせるまちづくり」を目標とし、経済・社会・環境の3つの側面をつなぐ取り組みを進めています。

 

その中の1つが「出かけたくなる場所の創出」で、ウォーキングイベントの実施やスポーツクラブ事業の補助などを行っています。キャッチコピーは、「住んでいるだけで健康で幸せになれる健幸都市」の実現です。

 

福井県鯖江市の事例

鯖江市は見附市と同様に、2019年度の「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」の両方に選定されました。

 

ここの目玉は、女性活躍プラットフォーム創出事業。つまり、女性の活躍できるまちづくりを推進しています。

 

市内の女性活躍推進施設を拠点として、さまざまなステークホルダーの活動や情報交換を支援しています。

 

住み続けられるまちづくりは、住民が主体となって取り組むもの

家族イメージ

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世界的な目標であるSDGsのうち、11番目にあるのが「住み続けられるまちづくり」です。

 

まちづくりという言葉が聞かれるようになって久しいですが、どんなまちを目指して、どんな方法でまちづくりを進めていけばいいか。これは各地域によって異なるはずですし、時代とともに移り変わっていくものでもあります。

 

都市部への人口集中、地方で急激に進む少子高齢化、日本が抱える課題はいくつもありますが、それを解決に導くのがまちづくりであり、そこに住む人の意識です。

 

誰しもが安心して住み続けられるまちづくりは、まだ道半ば。住民が主体となって取り組むことが、地域の活性化にもつながっていくでしょう。

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