インバウンドは大阪が熱い!なぜ外国人は大阪で観光するの?

海外から日本に旅行に来る「インバウンド客」が増加しています。東京や沖縄なども人気のエリアですが現在、インバウンド客の約4割が、大阪を訪れているそうです。大阪にインバウンド客が増加した理由や、増加によるメリット、そして大阪のインバウンド対策の課題とは、どのようなことなのでしょうか。

インバウンドで人気の大阪

伸びるグラフ

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今、大阪を訪れるインバウンド客が増加しています。

 

これまでインバウンド客は東京・京都・沖縄・北海道へ足を運ぶことが主流でした。しかし、今その流れが変わってきています。

 

大阪府のインバウンド客が年々増え続け、2019年の上半期には、過去最大のインバウンド客数の記録を更新しました。初めての訪日旅行で、大阪に来る外国人も増えています。なぜ大阪が選ばれるのか、どのような方法で集客しているのか、大阪がインバウント客に人気の理由を探っていきましょう。

 

大阪がインバウンド客に人気の理由

大阪のカレー

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現在の大阪は、首都・東京や、大人気テーマパークのある千葉県にも対抗できるほどの、インバウンド観光地です。大阪がインバウンド客に人気が出た要因を見てみましょう。

国際イベントが多い

大阪では、国際的なイベントを継続的に開催しています。2019年には国際サミットや、ラグビーの世界大会が、開催されました。

今後は万博の開催を控えており、カジノを含む総合リゾートの候補地にもなっています。

 

世界的なイベントが開かれることで、期間中のインバウンド客が増加するとともに、世界規模で知名度がアップしたのです。

京都、奈良へアクセス良好

「日本らしい風景や文化を楽しみたい」という目的のインバウンド客に、人気のエリアは京都・奈良です。大阪は、これらの地域へのアクセスも良好です。

 

特に、大阪市北区の梅田・北新地を中心とした「キタ」と呼ばれるエリアは、京都・奈良へのアクセスも良好で、関西地方の観光拠点に選ばれることが多々あります。

LCCの増便

大阪にある国際空港は、日本最大のLCC(格安航空会社)拠点です。毎日多数の格安便が発着しています。大阪は、交通費を安く抑えて日本旅行ができるエリアなのです。日本初のLCC専用のターミナルビルも完成し、今後さらに増便すると見込まれています。

 

また、この空港は大阪市の中心部に、アクセスしやすい場所に立地しています。空港についてすぐ、日本一の超高層ビルや巨大観覧車といった有名観光スポットにたどり着けるのは便利ですね。

独特の食文化

大阪には、日本人同士でも「えっ?」と驚くような、独特の食文化がありますね。油で揚げたホルモンをトッピングしたうどんである「かすうどん」や、生卵を乗せたカレーなどのご当地ならではのメニューがあります。

 

お好み焼きやたこ焼きは、日本全国で食べられますがやはり大阪のイメージが強い食べ物です。定番の日本食だけでは満足できないインバウンド客が、独特の食文化を求めて大阪に来るのです。

インバウンド客が滞在しやすい街づくり

大阪では、府全体でインバウンド客が滞在しやすい街づくりに取り組んでいます。

 

特に注力しているのは無料wifiです。大阪府内約5000箇所での利用できる、無料wifiサービスがあります。このwifiを使ってインターネットにアクセスすると、自動的に大阪のガイドサイトに接続され、周辺の情報を、多言語で見ることができ、大変便利です。

 

また、街の案内看板も多言語化されているため、外国人が1人で歩いても道に迷うことは、めったに無いそうです。

大阪の人の県民性

大阪の人の県民性も、インバウンドでプラスに働きます。インバウンド客に「どこから来たん?」「あの店がおすすめやで」などと、声を掛ける人が多いそうです。

 

旅の楽しみのひとつは、地元の人との交流ですよね。関西独特の日本語で、気さくに声を掛けて貰えるのが嬉しくて、何度も大阪を訪れるインバウンド客も居るそうです。

インバウンド客増加が大阪にもたらしたメリット

増収

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インバウンド客の増加は、経済を活発にさせ、国際交流の機会が増えるなどのメリットがあります。そのため日本全国の観光地が、インバウンド客の誘致に力を入れているのです。

 

実際にインバウンド客がの増加に成功した大阪には、どのようなメリットがあったのでしょうか。

治安の向上

大阪はにぎやかで楽しい街である反面、昔から治安が悪いという課題を抱えています。しかし、インバウンド客の増加によって環境が変わり、警察や行政が積極的に改善に取り組むようになりました。

 

大阪には、住所不定の人々が集まって暮らし、麻薬の売買など、犯罪の温床となっている地区があります。この地区では、集中的な取り締まりを行い、防犯カメラを増設するなどの対策が取られました。そして、犯罪発生率の低下という成果が得られたのです。

 

この地区の治安改善への取り組みは2014年からの5年計画でしたが、最長でさらに5年間延長して取り組むことが決定しています。

インバウンド消費が人口減をカバー

大阪のみならず、日本全体で人口減が深刻です。人口が減るということは、消費者が減るということ。

 

経済が冷え込む大きな要因ですが、2017年の大阪ではインバウンド客による消費額が、人口減によって減少した消費額を上回りました。インバウンド客の増加で、人口減少による問題のひとつがカバーできたのです。

 

また、インバウンド客の増加は、人口減少そのものを解決する糸口になるとも言われています。宿泊施設や小売業、飲食店に雇用が生まれ、経済的な余裕ができれば人口が増えるという考えです。

 

そして、外国人と交流する機会が増えるため、国際結婚も増加すると言われています。国際結婚となると、日本に移り住む外国人も居れば、海外に行く日本人も居るので、一概に人口増加の要因になるとは言えません。

 

しかし、外国人にとって住みやすい環境づくりを進めていけば、日本で暮らすことを選ぶ国際結婚カップルが増えるのではないでしょうか。

大阪のインバウンドにおける課題点

公衆トイレ

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インバウンド客の増加によって上記のようなメリットを得た大阪府。

 

しかし、インバウンド客が増えたことで、新たな課題も生まれました。現在、大阪が抱えるインバウンド観光の課題を見ていきましょう。

レトロな下町の観光公害

旅行者が増えて喜ぶ人が居る一方、街が観光地化して困惑しているという人も居ます。

 

空き家を利用したカフェや、古くからの駄菓子屋がある下町でも、インバウンド客の増加による課題が生まれました。レトロな街並みがインバウンド客に人気になったことで、以下のような問題が起こっています。

 

  • ・ランドセルを背負った子供の写真を勝手撮る
  • ・狭い路地に三脚を広げて通行の妨げになる
  • ・公園に集まって騒いだ上にごみを持ち帰らない

 

主にマナーの面で戸惑う住民が多いようで、多言語での注意看板を設置するなどの対策が取られています。近隣住民の快適な暮らしは守るべきですが、対策を厳しくしすぎてインバウンド客が離れてしまうのも防ぎたいところです。

 

文化の違う相手へのマナー喚起は、さじ加減が難しいですね。

観光客が一部のエリアにのみ集まる

小さな面積の中に、魅力あるスポットが点在している大阪府。コンパクトに楽しめる一方、観光客が一ヵ所に集中してしまうという課題があります。

 

東京に比べると人気スポットの数は少なく、大混雑で目当ての観光が楽しめないことがあります。また、インバウンドで賑わっているのはごく一部で、他のエリアの経済が潤わないという、格差も生まれてしまいます。

 

公共交通機関の混雑も顕著で、通勤の妨げになっているという問題もあります。

 

こうした問題を解決するためにも、大阪では今、ナイトタイムエコノミーに力を入れています。新たな観光スポットを開拓し、公共交通機関を利用する時間を分散させようという取り組みですね。

ごみのポイ捨て・トイレの使いかたなどの公共マナー

観光客の公共マナーについても、たびたび問題視されています。こちらは大阪のインバウンド客に限ったことではありません。どこの観光地でも、日本人の観光客でも「旅の恥はかき捨て」なのか、マナーが悪くなりがちです。

 

インバウンド客のマナー向上を望むのであれば、まずは自分たちのマナーを見直したいところですね。そして「日本で良いとされるマナーはこうですよ」と、お手本を示せるようになるのがベストではないでしょうか。

 

また、観光地の公共トイレには大抵、正しい使い方を多言語で書いた案内板が設置されています。しかし、それでも使いかたを間違えたとしか思えない汚れが減らず、案内板をより分かりやすいものに差し替えるなどの対策が取られています。

 

ただし、公共トイレの汚れもポイ捨てなどと同様に、必ずしもインバウンド客だけが原因だとは言えません。アクシデントで汚して、そのまま放置して出ていく日本人も少なからず居ます。こちらも、まずは自分たちがきれいに使うように心がけたいですね。

大阪のカジノ誘致とインバウンドの関連性について

夢洲

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2016年12月、日本でのカジノを解禁する「カジノ法案」が成立しました。2020年代半ばのカジノを含む総合型リゾート施設(IR)の開業を目指し、全国の観光地が名乗りを上げています。

 

大阪も候補地のひとつで、大々的にPRしていますが、反対派の意見の人も少なくありません。賛成派・反対派のそれぞれの意見から、カジノ誘致のメリット・デメリットを考えていきましょう。

賛成派の意見

  • ・インバウンド客がさらに増えて経済が潤う
  • ・2025年の大阪万博とセットでオープンすればより盛り上がる
  • ・関西空港や神戸に直結の客船拠点を作り、大阪湾が活性化する
  • ・開発に失敗した人工島を有効活用できる

 

候補地の場所を活かしたリゾートづくりができるという意見が多いようですね。

反対派の意見

  • ・ギャンブル依存症が増える
  • ・治安が悪化する
  • ・人工島の地盤が心配
  • ・青少年への悪影響が心配
  • ・マネーロンダリングの温床になるのではないか

 

大阪に誘致することよりも、カジノそのものに反対する意見が多く見られます。

 

賛成派の意見も反対派の意見も、「確かにそれはそうだ」と思えることばかりですね。誘致が成功すれば、大阪はさらなる発展をとげる可能性があります。しかし、ギャンブル依存症や犯罪者、非行少年が増えるようでは、本当の意味での「豊かな街」とは言えません。

 

開業地の決定にはもうしばらく掛かる見込みですが、デメリットにどう対処していく計画なのかも、重要なポイントです。

新しいものを取り入れて発展する大阪のインバウンド

大阪観光

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無料wifiにLCC、国際イベントの誘致など、大阪は絶えず新しいものを取り入れています。インバウンド客から見ると、東京よりも「最先端の日本」なのかもしれません。インバウンドに力を入れている大阪のこの先の発展が楽しみですね。

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