旅館の門限を快く思わないお客様は多い!旅館ができる対策とは?

未だ、多くの旅館で門限が設定されています。しかし、ホテルでは夜間も出入りが自由という印象を抱く方も多いはず。旅館はなぜ、門限のイメージが強いのでしょうか。お客様の心情を含めた門限に関する情報をまとめましたので、これからの旅館経営のヒントにしてみてください。

旅館に門限が多いのはなぜ?

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「旅館はホテルよりも門限があることが多い…」、そう感じているお客様も少なくないようです。なぜ旅館には門限が多いのでしょうか。旅館に門限が多い理由をみていきましょう。

 

お客様の安全・安眠のため

そもそも門限は、夜間のお客様の安全・安眠のために設定されているものです。もちろん、この考えはホテルにもあります。しかし、ホテルの門限は旅館よりも比較的緩やか、と感じる方も多いはず。この差は、お客様と施設の関係性にあると言われています。

 

ホテルでは客室以外は共用部という考えが強く、レストラン・ラウンジのように宿泊客以外の往来も多いものです。一方、旅館は宿泊客だけの空間とされていることが大半です。よって、お客様のプライベート空間を守るため、と門限を早めに設定している旅館も多いようです。

 

旅館側の事情

旅館とホテルは建築物としての構造も大きく異なります。旅館の方がセキュリティーに弱いというのは、イメージの通りでしょう。

 

また、滞在客の食事・布団などを用意するお世話係・仲居という役職もホテルには存在しません。構造上セキュリティーが甘くなりやすい、また従業員とお客様との距離感が近いぶん、旅館は人手が必要になりやすいのです。

 

お客様に行き届いたサービスを行うために従業員を割くのであれば、何かを犠牲にしなければなりませんよね。それが、夜間外出=門限となり、今もその習わしが残っている旅館が多いため、ホテルよりも門限のイメージが強く残っているようです。

 

旅館の門限で多い時刻は?

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どのぐらいの時刻を門限としている旅館が多いのでしょうか。ぜひ自旅館と門限と比較しながら読み進めてみてください。

 

22時前後

「21時30分」「22時」「22時30分」など、22時前後を門限としている旅館が最も多い印象です。夕食・入浴を楽しんだ後に客室で一息つき、一通り就寝の準備が整うのがこれぐらい、と考える旅館も多いことから、22時前後の門限設定が多いのではないでしょうか。

 

20時~21時頃

個人経営や民宿に近い旅館であれば、「20時~21時」頃が門限とされていることもあります。人数が少ないなど致し方ない理由があるとは言え、現代人からすると早いと感じてしまう門限です。

 

門限を設けていない旅館も

離れを持つ旅館や、お客様自身で客室の鍵を管理してもらう旅館の中には、門限を設けていない旅館もあります。この場合、「正面玄関は24時で施錠」などのルールが設けられていることも珍しくありません。

 

旅館の門限にお客様が思うこと

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門限は、学生時代の実家暮らしや寮生活の時ぐらいしか耳にすることがない言葉ですから、「縛られる」という感覚を抱く方も多いもの。では、旅館の門限にお客様はどのような気持ちを抱くのでしょうか。みていきましょう。

 

特に気にしていなかった

旅館を「温泉・料理を楽しむ場」「寛ぐ時間」と考えているお客様は、もとより夜遅くに外出するという考えが頭にありません。そのため、一切気にしない・気にしたことがないというお客様もいるようです。

 

裏を返せば、門限が気になるというお客様は、ホテル利用が多いのかもしれません。

 

聞いていない!

WEBサイトや宿泊予約サイト上で、チェックイン・チェックアウト時間は提示はあるものの、門限については一切触れていない、という旅館は意外にも多いものです。

 

そのため、旅館到着後に門限の説明を受けたお客様は不満を抱くことも。特に、夜の街を楽しみたい、夜の星空・早朝の散歩が楽しみというお客様は、門限があることや門限が早いことに肩を落としてしまうようです。

 

連泊時は不便

たとえ門限があったとしても、1泊・2泊であれば多少我慢をすれば済むことですが、これが連泊ともなると話は変わってきます。

 

拠点を固めたいと考えるお客様や外国人観光客は連泊を好むでしょうから、連日時間制限があるということが次第に窮屈に感じてしまうということもあるようです。

 

門限のある旅館が機会損失を生まないためにできること

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「門限があるから旅館の利用を避ける」というお客様も一定数存在するようですが、このような機会損失を減らすためにはどのような配慮を行えばよいのでしょうか。旅館が取り組むべき3つの対策をご紹介します。

 

門限の案内を強化する

「門限の情報がない=門限がない」とお客様が解釈するのも無理はありませんよね。

 

ですので、門限がある旅館はお客様の誤認識を無くすために、WEBサイトや宿泊予約サイトで情報を公開することをおすすめします。また、後になって聞いていないというクレームを避けるためにも、到着時に重ねて案内をするのがベストです。

 

館内の楽しみを増やす

門限に敏感なお客様の中には、「夜の時間をもっと楽しみたい!」と考える方もいます。つまり、館内で楽しく過ごすことができれば、お客様の満足度が高まる可能性さえ出てくるのです。

 

有名どころは、囲碁・将棋・麻雀・トランプ・花札の貸し出しでしょう。その他、宴会場で日本舞踊や水芸などの出し物を行う旅館もあるようですので、必要に応じ取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

外出用の鍵を用意する

思い切って門限を撤廃するというのもひとつの手です。

 

お客様自身に鍵を管理いただくことで、特段門限を設けないようにしている旅館も以前より増えてきました。これであれば、お客様は門限に左右されず旅を楽しむことができますよね。

 

ただし、防犯上のリスクが上がることは避けられません。自旅館の方針やセキュリティ面を考慮し、導入を検討するようにしてくださいね。

 

旅館は「誰のための門限か」を今一度考えるべき

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仕事や勉強で深夜遅くまで起きていることが増えた現代人からすれば、大なり小なり門限は窮屈に感じてしまうものです。不便だという声が次第に大きくなるのも、仕方のないことでしょう。

 

伝統やしきたりに重きを置くのは決して悪いことではありませんが、時代の流れに合わせた経営が行えなければ、お客様からの支持は薄れてしまいます。お客様によっては、門限があるだけで時代錯誤だと思われてしまうこともあるのです。

 

ですので、門限の厳しさが客離れの原因かもと感じる旅館は、今一度時代に合わせる・先を見るという視点から、経営を考えてみても良いかもしれませんね。

 

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