書類選考だけで採用が決める企業はある？

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採用活動は書類選考のあとに、筆記試験や面接が行われるのが一般的です。しかし、書類選考だけで採用が決定、もしくはほぼ決定となることもあります。

ごく短期間の製造業などのアルバイトに多いことですが、正社員の採用試験でも稀にあります。正社員の場合は書類選考だけで即採用ということは非常に少なく書類選考の時点でほぼ採用する方針として、入社の意思を確認したり、入社後の流れを説明することが中心の面接を進めます。

書類選考のみでの採用決定は、求職者のスキルや経歴が求める人材と申し分なく一致している、人手不足で一刻も早く人材を確保したいといった理由で行われます。確かにスピーディで、採用活動に掛かるコストも抑えることができますね。

しかし、書類選考のみでの採用決定は、メリットばかりではありません。どのような採用リスクを孕んでいるのかを考えていきましょう。

書類選考だけで採用を決めるリスク

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書類選考のみでの採用は、以下のような重要事項を、本人に直接確認せずに入社させてしまうことになります。採用試験の応募書類からは文字や折り目の丁寧さ、記入されている内容などからある程度人物像を推し量ることは可能です。

しかし、人柄や応募の真意はやはり会ってみないと分からないのではないでしょうか。

書類の内容が真実とは限らない

応募書類に素晴らしい経歴や資格があると記載されていても、それが真実とは限りません。自分を良く見せようとして脚色されていたり、中にはまるきり嘘を書く人もときどき居るものです。

面接をしたとしても100％真実を見抜くことは不可能です。しかし、経歴に書かれている業界について経験者にしか分からないような突っ込んだ質問をしてみるなど、反応を試すことはできます。また、口調や表情からも真実味があるかどうかを判定できます。

書類選考だけで決めてしまうと「書類上にしか存在しない架空の人物」を採用してしまうリスクがあるのですね。

人物像が社風に合わない可能性

応募書類に嘘・偽りがなく能力や経験が申し分ない人材でも「社風に合うか合わないか」はあります。

どうしても馴染まないタイプの人材を採用してしまうと、社内でのぶつかり合いが頻発したり、孤立する人が出てくるなど、雰囲気が悪くなる恐れがあります。また働く本人も辛くなり、早い段階で退職してしまうリスクが高いのです。

反対に、応募書類だけで「この人は社風に合わない」と不採用にするのも考え物です。優秀な人材を思い込みで逃がしてしまうのは避けたいですよね。

職場は毎日、他人同士が力を合わせて働くところです。社風に合う・合わないは面接でしっかりと、人物像を見て判断しましょう。

志望動機などの真意が読み取れない

面接では、話している内容だけではなく表情や口ぶりも重要なチェックポイントです。志望動機の真意や、入社後のビジョンがあるかどうかが現れるのです。

表情が明るいか・面接官の目を見てハキハキと話しているか。当然のことながら、応募書類だけでは分からないことですよね。

入社の意欲が削がれる

「書類選考だけで内定を出す企業」もしくは「面接はほとんど入社後の説明のみで内定を出す企業」に対して、求職者はどんな印象を受けるでしょうか。

「楽に内定が貰えて良かった！」と考える人も居るでしょうが「この企業、大丈夫？」と不安になる人の方が多いのではないでしょうか。簡単に内定が出る企業については、以下のようなマイナスイメージを抱く人が少なくありません。

• ・慢性人手不足のブラック企業
• ・誰でも入社できる
• ・実力で選ばれたのではなく適当に選ばれた
• ・変な社員が多いのでは？
• ・学歴・経歴が全てという考えなのか？

第一志望で応募した求職者であっても、書類選考のみ・ほぼ書類選考のみで内定を出すとこうした印象を受け、内定を辞退する恐れがあります。入社したいほどファンだった、企業に対してのイメージも低下しますよね。

宿泊業界では特に書類選考だけでの採用は避けた方が良い

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ホテル・旅館などの宿泊業界では特に、書類選考だけでの採用は避けた方が良いでしょう。接客は人間力です。応募書類だけでは判断できない人柄や、その人の持つ雰囲気を見ることがとても大切なのです。

また、さまざまなセクションが円滑に連携を取る必要があるため、社風に合うかどうかは、一般的なオフィスワークよりもさらに重要ですよね。

特に宿泊業界の経験がある求職者は、早い段階で内定を出して確保したくなりますが、前職の文化の影響を、強く受けている可能性があります。充分な経験のある人材ほど、社風に合わないリスクは未経験者よりも高いと言えるでしょう。

人手不足が深刻で、早急に人材を確保したいという事情はあれど、定着する人材を採用するためには面接でしっかりと人となりを判断することが望ましいです。

宿泊業界の採用活動にはおもてなしHR

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しっかりとした面接をした上での採用決定が望ましいとはいえ、採用活動はそうスムーズに行くことばかりではありませんよね。面接官と求職者のスケジュールを合わることや面接の進め方に苦心するホテル・旅館が多いのではないでしょうか。

採用活動について問題を抱えているのであれば、おもてなしHRの採用支援サービスがおすすめです。専任アドバイザーが希望に一致する人材を紹介し、面接日時をセッティングします。

求職者とホテル・旅館の架け橋としてしっかりサポートしますので、ぜひご活用ください。宿泊業界に関心の高い求職者に向けて、効率的な求人情報の掲載をすることも可能です。まずは、ホームページから、資料の請求をしてみてくださいね。