移住ランキング上位の北海道!魅力と移住支援
北海道は国土の約22%を占める広大な面積を誇る地域です。本州からは離れていますが、高速道路や鉄道など交通網が発達しており、空港も道内各地にあることから国内外へアクセスしやすい環境です。
雄大な大自然をはじめさまざまな魅力がある北海道は、移住ランキングでも上位にあがる人気の地域となっています。北海道の魅力や、移住支援のある自治体を見ていきましょう。
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
宿泊業界での職務経験はありますか?
北海道の魅力3選
北海道での暮らしに憧れを抱く方は多いはず。どのような魅力があるのか、詳しく見ていきましょう。
四季折々の大自然
北海道といえば、広大な大地と太平洋や日本海、オホーツク海に囲まれたスケールの大きい雄大な自然が思い浮かびます。
世界自然遺産の知床をはじめ、富良野のラベンダー畑、ラムサール条約登録湿地の釧路湿原、流氷やダイヤモンドダストなど身近にダイナミックで幻想的な景観が見られるのも北海道ならではの魅力です。
観光地としての魅力
北海道は札幌・函館・旭川といった国内でも有数の観光都市を抱え、夜景や歴史スポット、動物園など魅力的な観光スポットが充実しています。温泉地の数は国内でもトップを誇り、登別温泉をはじめ、にぎやかな温泉街から秘境の温泉まで多彩な温泉が楽しめます。
冬の風物詩としてはさっぽろ雪まつりや、多くのスキー場が賑わいを見せ、1年を通して国内外から大勢の観光客が訪れます。
海と山の幸に恵まれた新鮮な食材
北海道は海の幸も山の幸も豊富な食の宝庫です。地元のスーパーには、北海道ならではの珍しい魚介、精肉も迫力の量で置かれ、地場野菜や珍味など日常の買い物が楽しめます。新鮮で美味しい食材が安価で手に入るので、家計に優しいところも魅力です。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
雪や寒さ対策は?北海道への移住で気になる住環境
基本情報
人口 | 514万人(2022年10月) |
---|---|
転入人口 | 25万1380人(2022年) |
年間降水量 | 1154.0mm (札幌市2022年) |
雪日数 | 116日(札幌市2022年) |
気温 | 日平均10.2℃、最高気温32.9℃、最低気温-10.4℃(札幌市2022年) |
求人倍率 | 1.13倍(2023年6月) |
消費者物価 地域差指数 |
101.1(2022年) |
参考:
夏涼しく過ごしやすい気候
北海道は面積のほぼ半分を山地が占めますが、傾斜地が少なくなだらかな土地が多いのが特徴です。気候は地域によって大きく異なりますが、梅雨がなく台風も勢力が弱い特性があります。
夏は熱帯夜が続くことはなく、湿度が低く過ごしやすいのも魅力です。冬は積雪期間が長いため、雪対策として家庭用の小型除雪機やロードヒーティング、無落雪屋根などが普及しています。降雪量が少ない地域としては、釧路や苫小牧といった太平洋側の地域が挙げられます。
寒さ対策万全の装備で家の中はポカポカ
北海道は全国と比較して地価や賃料が安い傾向にあり、経済的な負担が軽いことが魅力です。冬は寒さが厳しいというイメージがありますが、寒さへの備えが万全なため、室内温度の高さは日本一と言われています。
最近では、冬の雪や寒さを防ぐため、優れた気密性と断熱性を備えた住宅が増えており、暖かな部屋で快適に生活できます。
北海道の移住支援の取り組み
北海道庁では、北海道への移住を検討している方や興味のある方からの問い合わせや相談に対応する窓口を、東京と札幌に設置しています。
また、移住情報ポータルサイトの発信や北海道で仕事をしながら生活を体験できるワーキングホリデーを実施するなど、自治体ごとにさまざまな移住支援制度を設けています。都市別に特徴のある支援をご紹介します。
札幌市
札幌市は、市民の9割以上が住み続けたい街として好感を持っており、移り住みたい自治体として上位にランクインする人気の都市です。
土地や住宅支援の一環として、「札幌版次世代住宅補助制度」を導入し、住宅の高断熱・高気密住宅の基準を満たした新築戸建住宅を建てる場合、建築費用の一部を補助する制度を設けています。
就労支援では、就業サポートセンターをはじめとした窓口を設置し、無料の職業紹介が行われています。東京駅から徒歩2分のところに位置する札幌UIターン就職センターでは、就職相談の他に、住宅や子育てなど移住についての相談も可能です。
就労支援を行う施設として、市内中心部には「札幌市就業サポートセンター」、各区には「あいワーク」が設置されていますので、引っ越し後の仕事探しにも強い味方となってくれることでしょう。
以下の記事では、札幌市への移住について解説しています。併せてご一読ください。
参考:
函館市
函館山の夜景や五稜郭や新鮮な海産物などで、観光地として親しまれている函館市にも、移住の相談窓口「移住サポートセンター」が設置されています。観光地の中心である函館駅からも近いので、観光ついでに相談してみるのも良いかもしれません。
函館市の移住支援の特長としてまず挙げられるのは、子育て支援の手厚さでしょう。0歳から15歳の子どもを持つ家庭に児童手当が支払われるほか、物価の高騰に応じた特別給付金が受けられるなど、さまざまな支援制度が充実しています。市の子育て情報を発信しているスマートフォンアプリもあるということです。
また、以下の記事では函館市の移住支援について詳しく解説しています。併せてご一読ください。
旭川市
旭川市には、移住生活を体験できる「旭川嵐山移住生活体験住宅」を整備しています。
市内への移住を希望している方を対象に、1カ月単位で入居できる施設です。月額30000円の家賃の他、時期によって異なるリース料・光熱水費がかかります。また、備え付けの寝具を利用する場合は利用者1名につき15000円かかるので、トータルでいくらになるのかをしっかり確認した方が良いでしょう。
木造2階建ての戸建てなので、家族でお試し移住する際にものびのびと過ごせそうですね。
北広島市
北広島市は札幌市に隣接し、暮らしやすさでも上位にあがる自然の豊かさと都市の利便性が調和した街です。
北広島市の取り組みとして、「移住ツアー」や「おためし移住」があり、1週間以上1カ月以内で貸し出される体験住宅に住み、北広島市の生活を体験することができます。
また、子育て支援が手厚い北広島市では、母子健康手帳アプリを無料で配布しています。子どもの成長記録から、市からのお知らせの受け取りまでをアプリで完結できるのは大変便利です。今どきの妊婦さんを、スマートに支えてくれることでしょう。
参考:
沼田町
最後にご紹介するのは、旭川市から車で60分ほどに位置する沼田町です。
沼田町は、「人もほたるも住みよい町」を目指していることからも分かるように、豊かな自然に触れ合いやすいエリアです。都会の騒がしさから離れ、田舎暮らしを満喫したいという層から人気が集まるのも頷けます。
また、沼田町では「子育て満足度日本一」という目標を掲げており、妊娠から教育まで手厚い支援を行っているようです。詳しい情報は、以下の記事をご一読ください。
人の心も大地も広い魅力あふれる北海道へ移住しよう!
移住者の口コミなどを見てみると「北海道の魅力は人と自然」という声が上がっています。雄大な大地や美しい自然に憧れて移住する方が多いことから、地元の人々は移住者を暖かく受け入れる懐の広さを持っているのかもしれません。
北海道以外の自治体の移住支援について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてくださいね。
移住後の仕事を探す際には、おもてなしHRをご活用ください。