ホテルの夜勤アルバイトってどんな仕事?
勤務時間帯は2交代制か3交代制のシフト制
ホテルは24時間営業です。そのため、従業員の勤務時間帯は一般企業よりも幅広く設定されています。基本的には、早番・遅番の2交代制か、中番を含めた3交代制に分けられたシフト勤務になるでしょう。
特にホテルの夜勤は常に顧客対応が必要なため、午後10時から午前5時までの時間帯に働く従業員が他の業界と比べて多い傾向にあります。
そのため、ホテルで働くアルバイトは幅広い時間帯の中から勤務時間を選択できるケースが多いのでライフスタイルに合わせて働くことができそうです。
夜勤アルバイトの職種
また、募集職種もフロントスタッフや客室清掃、レストラン、宴会でのサービス係など等、多岐に渡ります。自分の好みに合わせた仕事を選ぶことができるのも、ホテルでアルバイトをする魅力と言えるでしょう。
ただ、お客様の利用時間によっては、レストランや宴会場での業務であっても夜勤のみ、ということは少ないでしょう。
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ホテルの夜勤アルバイトの仕事内容・1日の流れ
ホテルの夜勤アルバイトの仕事に就いたら、どのような1日を過ごすことになるのでしょうか。特に募集の多い「夜勤フロントスタッフ」の仕事内容を、1日の流れとともにご紹介します。
仕事内容
ホテルの夜勤フロントスタッフの主な仕事内容は、下記の通りです。
・予約受付、予約管理
・宿泊客の対応
・清算業務
求人情報に記載されている仕事内容は、日勤とそれほど変わりませんが、日勤とはお客様と接している時間が異なるので、仕事量に違いがあるようです。夜勤アルバイトの方が、事務作業が多いと覚えておきましょう。
仕事の流れ
夜勤フロントスタッフが出社してから業務を終えるまでの、1日の流れを簡単にご紹介します。
始業開始~
日勤者から引き継ぎを受け、業務スタート。電話問い合わせの応対や予約入力、宿泊客の対応を行いながら、当日宿泊予定の方が全員チェックインするまでフロント業務を行います。
1:00~
全てのチェックイン完了後には、1日の清算業務を行います。また、翌日の宿泊予定者のリスト作成や、チェックアウト時間に合わせた宿泊予定者の部屋決めなどの事務作業も発生してきます。
団体客やVIP顧客など、対応に注意が必要な宿泊客についてチェックしたり、事前準備をしたりしておくのもこの時間帯です。
3:00~
業務が落ち着いたら、休憩に入ります。夜の外出から戻るお客様の対応やチェックアウトが早朝になるお客様の対応もあるため、食事や仮眠は他の夜勤スタッフと交代で行うことになります。
朝刊を希望するお客様がいる場合には、部屋の前に届ける作業も発生します。ホテルによっては、朝食準備を手伝うこともあるかもしれません。
7:00~終業
チェックアウト業務を行います。遠方から来たお客様には、荷物の配送手配を行う場合もあります。日勤者の出勤に合わせて引継ぎを行い、勤務は終了です。
▼夜勤業務と仮眠については以下の関連記事でも解説しています
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
ホテルの夜勤アルバイトに向いている人
ここまでホテルの夜勤アルバイトの特徴をご紹介しました。
では、どんな方が夜勤アルバイトに向いているのか解説していきます。
普段から夜型生活を送っている人
普段から夜遅くまで起きていられる夜型生活の方は、すぐにホテルの夜勤アルバイトを始めても順応できると言えます。
朝早く起きるのが苦手な方、昼間はゆっくり自分の時間を過ごしたい方は、生活リズムを変える必要がないので比較的スムーズに夜勤アルバイトに慣れるでしょう。
効率的に収入を増やしたい人
昼間と同じ所定労働時間であっても、収入重視の方にとってホテルの夜勤アルバイトはおすすめですよ。
なぜなら、労働基準法第37条の「時間外、休日及び深夜の割増賃金」により夜勤勤務をする際は、基本賃金の二割五分以上五割以下の範囲内で割増すると定められているからです。
また、日勤と比べて接客対応も少ないようなので、負担を軽減しながら効率的に稼ぐことができるでしょう。
参考:厚生労働省/労働基準法第37条「時間外、休日及び深夜の割増賃金」
どんな環境にも適応できる人
初めて夜勤アルバイトをする方は、良質な睡眠を確保して十分に体を休ませる必要があります。
ただ、夜勤生活に慣れるまでは周囲の生活音などが気になって、ゆっくり寝られないということもしばしば。
一方、どんな環境でも寝られる方や生活リズムが変わってもすぐに適応できる方は、問題なく夜勤アルバイトを始められるでしょう。
▼その他ホテルの夜勤アルバイトについてはこちら
ホテルの夜勤アルバイトのメリット・デメリット
ホテルの夜勤アルバイトは、お客様対応の時間より事務作業が多くなるという特徴があります。
接客機会が少ないので、接客に不安がある方でも気楽に働くことができることはメリットのひとつと言えるでしょう。その他のメリットやデメリットも見ていきましょう。
ホテルで夜勤アルバイトをするメリット
夜勤時間帯の労働者には、「深夜割増賃金」という深夜手当の支払いが法律により義務付けられています。つまり、日中の勤務に比べて給料が高くなるのです。
この手当はもちろんホテルにも適用されるため、夜に強く、たくさん稼ぎたい人にとっては大きなメリットと言えるでしょう。あえて夜勤を選択する方もいるようですよ。
また、日中の時間帯をプライベートに使うことができることもメリットのひとつです。
たとえば22:00~翌8:00の場合、帰宅後に仮眠を取ってもお昼すぎからは活動ができますよね。勤務開始前に学校に通う、夜勤明けにそのまま友人とランチに行くなど、自由な時間を作ることも可能です。
ホテル夜勤アルバイトのデメリット
ホテルの夜勤の場合、一般的な勤務時間とは真逆の時間帯に働くことになるので、生活リズムが崩れることはデメリットと言えます。
休憩時間・仮眠時間は設けられていても十分に休めなかったり、拘束時間の長さに慣れることができなかったりすれば、仕事がきつい・しんどいと感じてしまうようです。
さらに夜勤は、保安要員としての役割も担っています。深夜になると、お酒に酔ったお客様の対応が必要になる場合もあり、大変な思いをすることもあるようです。
夜勤は女性も積極的に採用していますが、一人で業務をおこなうこともあるので仕事に慣れるまでは注意が必要と言えます。
そのため、人によっては夜勤の仕事は覚えることが多いのできつい、と感じる場面もあるかもしれません。
▼ホテルでのお仕事探しをされている方は、こちらも併せてご覧ください
ホテルの夜勤アルバイトの求人を見てみよう
ホテルの夜勤アルバイトの仕事に就けば、どの程度の収入や待遇が期待できるのでしょうか?
参考として、宿泊業界専門のおもてなしHRに掲載の求人情報の中からホテルの夜勤アルバイトの求人情報をいくつかご紹介します。
北海道の夜勤アルバイト
北海道のあるホテルでは、サポート体制が充実しているので未経験者も応募できたり、社員登用制度を設けたりしています。
具体的な仕事内容は、チェックイン・チェックアウトなどのフロント業を中心に、1日の売上などの再確認業務などをすることも。
また、簡単な英語スキルを求める施設もあるようです。
勤務時間は1日実働10時間前後のシフト制・週2〜3日から勤務できます。
時給は1000円前後で、22時以降になると割増賃金が発生。
Wワークを容認している施設もあるので効率的に収入を増やしたい方にはぴったりではないでしょうか。
静岡県の夜勤アルバイト
静岡県のあるホテルでは、車通勤を許可している施設もあれば、社宅を利用できるホテルもあります。
具体的な仕事内容は、一連のフロント宿直業務など接客がメインのため、兼務する仕事は少ないようです。
接客対応に集中することで、イレギュラーが発生しても冷静に対応できるスキルを身につけられますね。
勤務時間は1日実働9時間前後のシフト制・時給は1200円前後に設定していますが、使用期間中は時給が変動します。接客業務を通して、対応スキルを磨きつつ収入も増えれば一石二鳥でしょう。
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ホテルの夜勤アルバイトは、仕事に慣れるまで生活リズムが崩れやすくなるデメリットがありますが、賃金が割増されるなどのメリットも。
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