【夫婦でホテルに住み込みで働く】仕事内容
夫婦でホテルに住み込む場合、どのような働き方ができるのでしょうか。代表的な例を紹介します。
それぞれ違う仕事をする場合
ホテルにはさまざまな部門があります。同じ職場にいながらも、それぞれの特技や経験をいかせる部門で活躍できることは、ホテルならではの魅力ではないでしょうか。例えば妻がフロントスタッフとして働き、夫がベルスタッフとして働くといった方法があります。
また、ホテル業務を円滑に進めるためには各部門のチームワークが不可欠です。お互いのことをよく理解している夫婦であれば、連携を取りやすいでしょう。
夫婦で同じ仕事を担う場合
夫婦が同じ部門で働くという選択肢もあります。特技や経験が似通っている夫婦なら、助け合って業務にあたれることでしょう。
また、フロント・ベル・料飲・客室といった部門のほか、夫婦で勤務できる管理人を探しているホテルもあるようです。
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【夫婦でホテルに住み込みで働く】メリット
夫婦でホテルに住み込んで働くことには、さまざまなメリットがあります。詳しく見ていきましょう。
生活費を抑えられる
通常、生活には何かとお金がかかりますよね。家賃や水道光熱費、食費などが家計を圧迫し「思うように貯金ができない……」「生活に余裕がない!」と悩むことは多いはずです。
その点、夫婦で住み込みで働けば、生活費を大幅に抑えられます。住み込みで従業員を募集するホテルには、寮や借り上げ社宅があったり、ホテルの一角が居住スペースになっていたりするはずです。
そのような住居に、無料もしくは格安で入居できる点は、大きなメリットでしょう。職場によっては水道光熱費が無料の場合や、まかないが出る場合もあります。
「生活費を最低限に抑えて貯蓄を増やしたい!」という夫婦に、ぴったりではないでしょうか。
夫婦で一緒に働ける
夫婦で一緒に働けることもメリットです。共働きの夫婦や、片方の仕事が非常に忙しい夫婦の場合、一緒に過ごす時間を確保できずに悩むことは多いもの。深刻なケースでは、それが原因で離婚に至ることも。
しかし、同じホテルに住み込みで働けば「夫婦なのに顔を合わせる時間もない!」という問題は回避できます。また、仕事でもプライベートでも同じ目標を持つことで、夫婦仲を円満に保ちやすいのではないでしょうか。
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【夫婦でホテルに住み込みで働く】デメリット
何事もメリットの裏には、デメリットもあるものです。夫婦がホテルに住み込んで働くにあたって、理解しておくべきデメリットを解説します。
プライベート時間の減少
ホテルに夫婦で住み込んで働くことで、生活や対人関係における仕事とプライベートとの境界線があいまいになりがちです。
特に、住み込みの管理人として働く場合などは、夫婦のいずれかが24時間体制で対応にあたれるように、準備を整えておく必要があるでしょう。
「夫婦の関係を大切にしたい」と考えて就業した結果、かえってすれ違いが多くなってしまうこともあるのです。
人間関係の複雑化
夫婦が同じ職場に勤めている場合、周囲の注目を集めることが多いもの。
業務上のやり取りをしているだけで聞き耳を立てられたり、普段と様子が違って見えると「もしかして夫婦げんか?」といったうわさを広げられたりするかもしれません。また、誰かに失礼なことを聞かれたり、不信感を抱いたりすることもあるのでは。
その結果、職場の人間関係が複雑化するリスクは高いといえるでしょう。
【夫婦でホテルに住み込みで働く】求人の探し方
「夫婦でホテルに住み込みで働きたい!」と思ったら、どのように求人を探せば良いのでしょうか。代表的な方法を見てみましょう。
ホテルの求人情報を探す
求人情報誌や求人情報サイトで、ホテルの求人情報を探しましょう。募集要項として「夫婦で働ける方」と出ていなくても、採用予定の人数が多い場合はチャンスがあります。
また、夫婦で住み込みできるホテルかどうかもよく確認してください。住み込み可能であっても独身寮のみだったり、キッチンやトイレなどが共同で、夫婦の暮らしには向かない物件だったりということもあるのでしっかりチェックすることが大切です。
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転職エージェントを活用する
転職エージェントの活用は転職のイメージが具体的に固まっている時におすすめです。「夫婦で住み込みで働けるホテル」という条件で仕事を探す際にもぴったりではないでしょうか。
また、一般的な求人情報では、居住スペースの全体像までは分かりにくいもの。企業の内情をある程度知っている転職エージェントに相談すれば、応募前に私生活の部分までイメージしやすくなるはずです。
ハローワーク
ハローワークも、仕事探しを具体的に相談できる窓口。ひとりひとりの求職者に相談員が対応してくれます。夫婦で住み込みで働けるホテル」といった具体的な条件で仕事を探す際には、活用すると良いでしょう。
知人の紹介
住み込みで働けるホテルは数多く存在しています。しかし「夫婦で一緒に」となると、求人件数は限られるかもしれません。
また「夫婦で住み込み、ホテルを管理してくれる人」を探す場合、信頼のおける人物かどうかが重要な基準になるはずです。
そのため、求人情報を探したり、ハローワークに通ったりするよりも、知人に紹介を頼んだほうがスムーズなケースもあるでしょう。宿泊業や観光業に携わっている知人がいるなら、相談してみてはいかがでしょうか。
夫婦で住み込むメリット・デメリットを理解してホテルへの就業を考えよう!
住み込みで働くことを「生活費が浮くから」という理由だけで決めるのは、後悔のもとです。
「仕事とプライベートが近い暮らしで夫婦生活を守っていけるのか」「子どもが生まれても続けられるのか」といったことをよく考えることがポイント。今回紹介したメリット・デメリットなども参考にして、慎重に考えてくださいね。
なお、ホテル・旅館の仕事を探す際にはおもてなしHRが力になります。