和食アドバイザー検定の目的や受験方法とは?学びをいかせる仕事も紹介!

和食の知識を得て、人に伝える力を身につけるための資格として「和食アドバイザー検定」というものがあります。3級・2級・1級の3段階がある資格ですが、それぞれの級でどのようなことを学ぶのでしょうか。級ごとの目的や受験方法、受験料などを詳しく見ていきましょう。和食アドバイザー検定での学びをいかせる仕事についても解説します。

目次

    和食アドバイザーとはどのような検定なのか

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    和食は世界各国で注目されている料理。2013年にはユネスコ無形文化遺産にも登録され、深い興味を示す人がますます増えることでしょう。

     

    和食に関する民間検定として、一般社団法人 日本実務能力教育協会が主催する「和食アドバイザー検定」があります。

     

    この記事では、和食アドバイザー検定の目的や級ごとの受験方法、和食アドバイザー検定での学びをいかせる仕事について解説します。飲食業界への就職や、キャリアアップのための参考に役立ててくださいね。

     

    参考:ユネスコ無形文化遺産への登録について/農林水産省ホームページ

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    級別・和食アドバイザー検定の目的や受験方法

    和食アドバイザーのレベルは、3級・2級・1級の3段階。それぞれの級における目的や、受験方法・受験料などを詳しく見ていきましょう。

    3級

    もっとも易しい3級は、公式テキストである「和食の基本がわかる本」の内容を理解し、和食について体系的に学ぶことを目的としています。

     

    テキストは和食の特徴や栄養、機能性、四季折々の食材など。日常的な料理や祭り・行事の際の領地の地域性や、地域の風土をいかした調理といった内容です。

     

    和食について学んでみたい、魅力を理解したいという人は、3級からチャレンジすると良いでしょう。受験料はテキスト代を含む金額で、税込6400円。年2回、在宅受験による検定試験が実施されます。

    2級

    2級は和食についての基本的な知識を身につけ、和食の魅力を広く伝えたいという意欲のある人に適する級。「和食の基本がわかる本」の他、日本の食生活や和食文化に関する参考図書で、しっかりと学習します。

     

    試験では「和食の基本がわかる本」や参考図書の内容に加え、総合的に考える問題が出るとのこと。3級を取得していなくても受験できるので、より深く和食を理解したい、和食の魅力を伝える仕事をしたい、という人は、2級からチャレンジするのもアリでしょう。

     

    受験料はテキスト代を含む金額で、税込7500円。3級と同様、年に2回在宅受験による検定試験が実施されます。また、3級との同時受験も可能です。

    1級

    1級を受験するには、和食アドバイザー2級の資格を持っていることが条件です。3日間で18時間の実務講習を受けた後、実技判断と修了試験に合格することで資格取得となります。

     

    1級で学ぶ内容は、伝統的な郷土料理や行事食の調理や、地域に伝わる季節の食材といったこと。また、和食の礼儀作法や魅力を伝えるためのコミュニケーション技術なども習得します。

     

    和食に関して、どこに出しても恥ずかしくない知識と技術を身につけるための級と言えるでしょう。受験料は税込66000円。群馬県の他、全国各地の会場で年2回以上開催されます。

     

    参考:和食アドバイザーの級について/地域伝承の味と文化を学ぶ 和食アドバイザー検定

    ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事

    和食アドバイザー検定をいかせる仕事5選

    御膳

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    和食アドバイザー検定では、和食に関するさまざまな知識を得られるのですね。1級では和食調理の技術も習得できるため、いかせる仕事の幅は広いはず。自分のスキルが高まるだけでなく、後輩・部下の育成にも効果が期待できます。

     

    和食アドバイザー検定での学びをいかせる仕事の例を見ていきましょう。

    調理師/板前

    和食を作り、お客様に提供する調理師や板前といった仕事では、和食アドバイザーで得た知識・技術を大いにいかせるはずです。

     

    一般的な食材や調理方法の他、お祭り・行事の料理や地域ならではの素材についても学べることもポイント。

    配膳係

    和食レストランや料亭の配膳係は、料理についてお客様に案内することも大切な仕事です。

     

    和食アドバイザー検定で得た知識は、素材や調理方法を説明したり、お客様の好みを聞いて適切な料理を提案したりすることに活用できます。

     

    1級では和食の魅力を伝えるコミュニケーション技術も学ぶので、一流の配膳係として働けるのではないでしょうか。

    飲食店経営

    飲食店などの経営者も、和食アドバイザー検定の知識は役立つものです。現場に出ても出なくても、商材についての理解を深めることは非常に重要。

     

    新しいメニューやサービスを開発したり、他店との差別化をはかったりする際にも役立つことでしょう。

    ツアーコンダクター

    お客様の旅行に同行し、地域の魅力を全般的に案内するツアーコンダクター。旅先での食事において、和食アドバイザー検定での学びをいかせることでしょう。

     

    特にインバウンドのお客様や、ヘルスツーリズムのお客様は和食に高い感心を持っているはずです。ツアーコンダクターの仕事を通して、和食の魅力を伝えましょう!

    ホテル/旅館のスタッフ

    ホテルの和食レストランスタッフや、旅館の仲居といった職業は、商品・サービスに対する知識だけでなく美しい所作も求められる職業です。

     

    和食アドバイザー検定では、和食に関する礼儀作法も学べるため、食事を提供する際の所作などに、学びの成果が現れるのではないでしょうか。

     

    もちろん、和食についてお客様から質問を受けた際や、食べ方などを説明する際にも和食アドバイザー検定で得た知識が役に立つはずです。

    ホテル・旅館も和食アドバイザー検定をいかせる職場

    寿司

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    和食アドバイザー検定は、和食を提供したり、日本の文化を伝えたりする際に役立つ資格です。この資格を取得し、いかせる職場で働きたい!という方には、ホテルや旅館への就業もおすすめ。館内の和食レストランや寿司店などで、大いに活躍できるはずです。

     

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