日本酒検定とは?
日本酒は米と水だけで作られる、日本特有のもの。
日本の国酒として、日本の食文化には欠かせない存在です。
国内には1000を超える酒蔵があり、特色豊かな日本酒が数多く製造されています。
華やかな香りやフルーティーな香り、甘味を感じたり、すっきりとして清涼感があったり。
季節や土地、造り手によって異なる味わいに、日本酒の虜と言う方もいるかもしれません。
日本酒には、いくつかの検定があるのはご存じでしょうか。
酒造りの技能を証明する国家資格や、日本酒の提供者や販売者向けの民間資格など、その種類は約10種類。
その中の一つに、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会が主催する「日本酒検定」があります。
2010年に開始された検定で、日本酒をもっと楽しんでもらうことを目的に実施されている、日本酒の知識を図る検定です。
年間1500名ほどが受験していると言われています。
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日本酒検定を受験するには?
日本酒検定には、5級から1級までの6階級あります。
受験のための条件は、5級から3級までであれば20歳以上であることのみ。
日本酒の知識を図るための検定ですので、日本酒に関連した仕事をしていたり、技術を有していたりする必要はありません。
もちろん、学歴や性別も関係ありませんので、日本酒が好きという方は挑戦しやすいですよね。
2級以上の階級を受験する場合には、下の級に合格している必要があります。
5級と4級は飛ばしてもOK。
まずは3級からスタートするという方も少なくないようです。
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日本酒検定の難易度は?
気になるのは日本酒検定の難易度。
好きだからという理由で受験するにしても、せっかくなら合格したいですよね。
日本酒検定の難易度は、階級によって異なります。当然、級が上がれば何度も上がるもの。
正式な合格率は発表されていませんが、3級の合格率は9割程度、1級になると合格率は5割程度とも言われています。
まずは3級から挑戦したいという場合、基礎知識や日本酒の特徴を理解していれば、苦戦することはなさそうです。
出題される範囲は、どの級でも同じ内容です。
- ・歴史、文化
- ・造り方
- ・モラル、マナー
- ・楽しみ方
- ・雑学
日本酒に関するこれらの項目について、筆記試験が行われます。テイスティングなどの実技試験はありません。
日本酒の歴史や製造方法だけでなく、飲酒のモラルや未成年飲酒の危険性、料理と相性やラベルの読み方などが出題範囲に含まれます。
級が上がるごとに、その内容は深くなり、専門的な知識がなければ合格はできません。
問題数は5級と4級は50問、その他の級は50問です。試験時間は50分で、それぞれ合格基準が決まっています。
5級から3級までは、70%以上の正答率で合格ですが、1級の場合は正答率85%で合格です。
50問中43問以上正解しなければならないと考えると、ハードルが高いようにも感じます。
日本酒検定はどんな人におすすめ?
日本酒の知識を図る検定である「日本酒検定」。どのような人におすすめの検定なのでしょうか?
日本酒が好き
日本酒をもっと楽しんでもらいたいというのがこの検定の目的です。
日本酒が好きという方には、もちろんおすすめです。
5級から3級は20歳以上であれば誰でも受験可能。
日本酒に詳しくなりたい!新しい日本酒に出会いたい!という理由でチャレンジするのも良いのではないでしょうか。
検定ならではの日本酒の雑学を学ぶこともできるので、日本酒の楽しみ方の幅も広がりそうです。
日本酒を扱う仕事をしている
日本酒の知識を図る検定ですので、日本酒を扱う仕事をしている方にもおすすめの検定です。
準1級、1級にもなると、受験者に想定されている人物像は「日本酒の知識を公正に伝えられる人」。
日本酒のプロとして、日本酒の魅力が伝えられる人になりたいという方にはピッタリでしょう。
楽しむという視点で日本酒を学ぶことができるので、提供者、販売者向けの検定と併せて受験するのも良いかも知れません。
日本酒検定を受験して日本酒をもっと楽しもう!
日本酒検定は、日本酒が好き!日本酒を楽しみたい!という理由で受験できるのが良いところ。
学ぶことで、日本酒の新しい魅力を知ることもできそうです。学ぶことで、新しい楽しみ方を見つけることもできるはずです。
飲食店やホテルなど、日本酒検定がいかせる仕事に就くのもあり!
日本酒の魅力を伝え、日本酒ファンを増やす楽しみにも出会えるかもしれませんね。
ホテルや旅館で日本酒検定をいかして働きたいという場合は、おもてなしHRにご相談くださいね。