早番・遅番がある仕事の特徴やメリット・デメリットとは?
一般的な会社員は全員が同じ時間帯に働きますが、世の中には早番・遅番がある仕事も存在しています。
例えば早番の人は朝9時から夜18時まで、遅番の人は12時から21時までといった働き方が挙げられますが、早番・遅番があるのはどういった仕事なのでしょうか。
この記事では、早番・遅番がある職場で働くメリット・デメリットや、おもてなしHRに掲載中の求人情報などを紹介します。自分に合った働き方を探る参考にしてくださいね!
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
宿泊業界での職務経験はありますか?
早番・遅番がある仕事とは?
労働基準法によって労働時間の条件は原則1日8時間・1週間で40時間と定められています。36協定を結ぶことで時間外労働も可能になりますが、それにも限度が設けられており、長時間の残業が続けば大問題に発展するでしょう。
営業時間が長い職場では、労働基準法を守りながら常に従業員が居る状態を保つために、早番・遅番の勤務体系にしているのですね。
早番・遅番がある仕事の例は、以下の通り。
- ・保育園の職員
- ・介護施設の職員
- ・医療機関の職員
- ・ホテルマン
- ・美容サービススタッフ
- ・販売員
- ・飲食店員
24時間営業の職場においては、早番・遅番の他に夜勤や中抜け勤務などもあります。以下の記事も併せてご参照ください。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
早番・遅番がある仕事のメリット・デメリットとは?
シフトによって勤務時間が変わる働き方には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。詳しく見てみましょう。
メリット
【自分の用事を済ませやすい】
早番の日は夕方以降の時間が自由、遅番の日は午前中が自由です。平日でもある程度、身動きが取りやすいので、役所や病院、銀行へ行くといった用事を済ませやすいでしょう。
うまくスケジュールを組めば、プライベートがスムーズになるはずです。
【時間を有効活用できる】
早番の翌日が遅番の場合などは、次の出勤までの自由時間を長く持てます。
多少夜更かししても仕事に響かないため、資格勉強や趣味に打ち込んだり、副業でプラスαの収入を得たりできるのではないでしょうか。
【通勤ストレスを緩和できる】
早番の日は通勤ラッシュに巻き込まれるかもしれませんが、遅番の日はゆったり通勤できることもメリットです。
満員電車を避けられるため、新型コロナウイルスの感染防止という観点でも、好ましい働き方と言えるでしょう。車通勤であれば、渋滞を避けて通勤できます。
デメリット
【生活が不規則になりがち】
シフトによって勤務時間が変わることには、自由時間を活用できるメリットがある一方で、生活リズムが乱れがちになるというデメリットもあります。
特に、遅番の翌日が早番の日などは大変な思いをするかもしれません。ただし「勤務間インターバル制度」が努力義務とされており、働き方改革も進んでいます。勤務先を吟味すれば、過酷なシフトによる苦労は避けられるのではないでしょうか。
参考:勤務間インターバル制度について/東京労働局ホームページ
【シフトに関するトラブルが発生しやすい】
早番・遅番の振り分けが不公平だったり急な変更を頼まれたりするなど、シフトに関するトラブルが発生しやすいこともデメリットとして挙げられます。
また、シフト希望や変更の交渉がうまくいかず、対人関係がぎくしゃくするリスクもあるでしょう。
人手不足が深刻な職場においては、早番出勤なのに通しで働かざるを得ない、遅番なのに早い出勤を強要されるといったことも考えられます。
【遅刻や欠勤のしわ寄せが大きい】
早番・遅番でシフトを組んでいる職場は必要な人数をそろえているため、1名でも遅刻や欠勤があれば、途端に混乱が生じます。
自分の遅刻・欠勤も周りに迷惑をかけるため、体調・スケジュール管理を徹底する必要があるでしょう。
また、急用ができて遅刻・欠勤する際には、誰かにシフトを代わってもらわなければならないなど、厳しいルールがある場合も。
早番・遅番がある仕事の求人情報を見てみよう!
早番・遅番がある仕事では、どのような条件で人材を募集しているのでしょうか。おもてなしHRに掲載中の求人情報を見てみましょう。
情報はすべて2022年10月時点のものです。
福岡県のビジネスホテル
福岡県のあるビジネスホテルでは、料飲部門のスタッフを募集しています。ホテル内のレストランにおいて、調理とキッチンの両方を担当するとのこと。レストランの業務を全般的に学べる仕事ではないでしょうか。
勤務時間は5時〜22時の間で実働8時間。早番が5時30分〜15時30分(休憩120分)、遅番が11時〜21時30分(休憩120分)というシフト例が挙げられています。
雇用形態は正社員で、給与は月給18万5000円〜30万円。レストランでのサービス経験があることが、応募の必須条件です。
広島県のラグジュアリーホテル
2023年、広島県にオープンを予定している、あるラグジュアリーホテルでは広報・PRアシスタントマネージャーを募集しています。担当業務は開業に向けたプロモーションやイベントの企画など。
勤務時間は9時〜20時までの間で実働8時間です。早番が9時〜18時(休憩60分)、遅番が11時〜20時(休憩60分)というシフト例が挙げられています。
雇用形態は正社員で、給与は月給30万〜40万円。ホテル業界に限らず、広報担当の実務経験があることが、応募の必須条件です。
埼玉県のシティホテル
最後に紹介するのは、埼玉県のあるシティホテルです。このホテルでは、中華料理の調理スタッフを募集しています。調理業務や食器の準備・片付け、発注や在庫管理といったキッチンの仕事を全般的に任されるとのこと。
勤務時間は10時〜20時30分の間で実働8時間です。早番が10時〜20時(休憩60分)、遅番が10時30分〜20時30分(休憩60分)というシフト例が挙げられています。
雇用形態は正社員で、給与は月給21万5000円〜27万円。高卒以上で、中華料理の実務経験があることが応募の必須条件です。
働き方の悩みは転職エージェントに相談しよう!
勤務時間や出勤日に関する悩みを抱えているなら、転職エージェントに相談してはいかがでしょうか。仕事や生活スタイルに関する希望をヒアリングの上、適切なアドバイスがもらえるかもしれません。
ホテル・旅館における働き方の悩みや希望は、ぜひおもてなしHRにお聞かせください。