ボーナスが少ない!転職すべき?
ボーナスの支給額は重要事項です。欲しいものを買う、旅行に行くといった楽しみの他、ローンの返済に充てるなど生活の基盤を左右することもありますよね。
そのボーナスが思ったよりも少なかったり、まったく支給されなかったりすると「転職」の2文字が頭をよぎるのではないでしょうか。この記事では、ボーナスが少ないことを理由に転職する際、転職先を選ぶコツや転職に踏み切る前に考えるべきことについて解説します。納得の転職を実現するための参考に役立ててくださいね。
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ボーナスが少ない企業からの転職:転職先選びのコツ
ボーナスに対する不満が原因で転職するなら、ボーナスが高い企業に転職したいと望むのは当然のことでしょう。しかし、ボーナスは毎月の給料と違って法的な支給の義務はありません。
高いボーナスを見込んで転職したのに期待外れ……ということも考えられます。転職先選びで失敗を防ぐためのコツを見てみましょう。
支給実績をチェック
求人広告には「臨時ボーナスあり」と書いていても、実際にボーナスを支給したことなどほとんどない、という企業もあると言われています。
ボーナスの制度が機能しているかどうかを判断するには、支給実績を見ることが有効です。しっかりと支給している企業であれば、求人票や採用ページに支給実績を掲載していることが多いでしょう。
ただし、支給実績はあくまでも過去の話。今後もその支給額が保証されるというわけではありません。目安として考えてくださいね。
また、以下の記事では、ボーナスの平均支給額やボーナスをもらった後、スムーズに退職するためのコツを紹介しています。併せてご参照ください。
年収・給与体系をチェック
ボーナスが高い企業でも基本給が低く、年収が今より下がるようでは本末転倒です。高いボーナスの支給実績を持つ企業は求人広告でその点を強くアピールしている傾向がありますが、月給やその他手当がどうなっているのかもしっかりチェックしましょう。
また、年俸制の場合はボーナスとしての支給額を分割し、毎月支給される賃金と併せて支給されます。給与体系もチェックし、ボーナスがどういった形で支給されるのかも把握してくださいね。
昇給制度をチェック
転職先を選ぶ際には、将来の計画も考えなければなりません。目先のボーナスだけに飛びつかず、昇給の見込みがある企業なのかどうか確認しましょう。今の年齢・キャリアとしては十分に思える年収でも、昇給がなければ、よりお金が必要な世代に突入してから困るかもしれません。
また、昇給は実力主義なのか、年功序列なのかといったことも口コミサイトなどである程度推測できる可能性があります。ボーナス・給与に関することがこの先どうなるのかを予想し、自分の人生設計に適しているかどうかを判断してくださいね。
労働組合の有無をチェック
ボーナスにこだわる転職なら労働組合の有無もチェックしましょう。労働組合があれば、ボーナスが不当に低かった場合などに集団交渉できるため心強いはずです。また、春闘やメーデーの集会などでベアの見込みもあり。
さらに、労働組合がある企業は社員の権利を尊重している企業と言えるでしょう。ブラック企業を避けるためにも、労働組合の有無をひとつの目安としてチェックしてくださいね。
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ボーナスが少ないので転職したい!その前に考えるべきこと
勢いや思い付き、今の職場に対する不満だけで転職を決めるのは後悔のもとです。
ボーナスが少ないので転職したい!と思った際、冷静になって考えるべき事柄を解説します。
ボーナス以外に辞めたい理由はあるか
まず考えるべきことは、今までの不満がボーナスの少なさによって爆発したのか、ボーナスの少なさ以外は仕事におおむね満足しているのかということです。
もし、後者であれば特によく考えてください。ボーナスはこの先ずっと低い恐れもある一方で、改善する可能性もあるものです。仕事はやりがいがある、人間関係も良好、ボーナスだけが不満、という状況で転職するのはもったいない話かもしれません。
どこに勤めても不満のひとつやふたつは必ず出てくるもので、それがたまたまボーナスの低さだった、とは考えられないでしょうか。
また、金銭的な不自由は投資や副業で解消できる可能性もあります。ボーナスだけに囚われず、トータルで自分にとって良い職場かどうかを判断してくださいね。
ボーナスアップの見込みはないのか
ボーナスは会社の利益が分配されるものです。今回のボーナスが少なかったからと言って、次回以降も少ないとは限りません。また、自分の成績によって上がる可能性もあります。
ボーナスが少ない原因が、不公平な評価だったり迷走した経営だったりする場合には転職が吉と出るでしょう。しかし、評価には納得できる、経営不振を打破するための対策を取り、効果が表れているといった状況であれば、まだ様子を見ていたほうが良いかもしれません。
また、特にホテル業界などの景気に大きく左右される業界では、世間の状況も良く見ることが重要です。新型コロナウイルスによって大打撃を受けながらも、時代に合ったサービスの提供で評判になったホテルもありますよね。
長期的な目線で、ボーナスアップの見込みはないのか考えましょう!
転職したあとのビジョンが描けるか
ボーナスが増えてめでたしめでたし、で終わるのではなく転職先でどのように働きたいのか、ビジョンを持つことも重要です。
ボーナスの支給実績が素晴らしい企業でも、ビジョンを持たずに転職しては活躍できず、高いボーナスは期待できません。明確なビジョンがなければ、そもそも採用される可能性が低いでしょう。
ボーナスの悩みは転職エージェントに相談しよう
ボーナスが低くて悩んでいる、転職を視野に入れているという人は転職エージェントに相談しましょう。転職のプロであるキャリアアドバイザーが、適切なアドバイスをくれるはずです。また、求人情報を扱っている企業のボーナス支給実績などを詳しく教えてくれるかもしれません。
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