女性の仕事にハイヒールは必要か?接客業でハイヒールで仕事をする必要はある?

最近、働く女性をハイヒール着用の義務から開放しようという声が高まっています。フォーマルやビジネスの場におけるドレスコードとして浸透しているハイヒールですが、毎日の長時間に渡る着用は、体への負担が大きく安全性が高いとは言えません。ハイヒールの着用義務によるデメリットについて考えていきましょう。

女性の仕事にハイヒールは必要か?

ハイヒールの女性

LIGHTFIELD-STUDIOS – stock.adobe.com

フォーマルな身だしなみが必要な仕事において、女性はハイヒールの着用を義務付けられることが多いですよね。しかし、ハイヒールは体に掛かる負担が大きい靴であり、ハイヒールの強要に反発する声が高まっています。

SNSでは「靴」と「苦痛」を掛けた造語のハッシュタグ「#KuToo」の投稿が話題です。女性が仕事をするのに、ハイヒールの着用は本当に必要なことなのでしょうか。

女性がハイヒールの着用を義務付けられやすい職業

ハイヒールで階段

methaphum – stock.adobe.com

ハイヒールを履く女性の仕事と言うと、どんな職業を思い浮かべますか?

代表的なのは外回りの営業、銀行員や秘書などの真面目なイメージが求められる仕事や、キャビンアテンダントやアパレル店員、美容師などの華やかさを大切にする仕事ですね。内勤のOLでも、ハイヒールを指定されることもあります。

そして、ホテルウーマンもハイヒールの着用を義務付けられることが多いです。

仕事でハイヒールを履くことによるデメリット

足が痛い

Photo-Sesaon – stock.adobe.com

ハイヒールは、スタイルを良く見せ、フォーマルな雰囲気を演出できるというメリットがあります。働く女性のハイヒールは社会通念として浸透しているため、着用の義務付けに特に疑問を感じていないという人も居ます。

しかし、長時間着用することによるデメリットは大きく、♯KuTooのように悲鳴を上げる女性が増えています。ハイヒールを履くことによるデメリットを見ていきましょう。

ケガや病気の原因になる恐れ

つま先が細く、常に背伸びをした姿勢になるハイヒールは、ケガや足腰の病気の原因となる恐れがあります。靴ずれや爪割れ、捻挫などの他、外反母趾などの足の変形がひどくなって、外科手術を受けることになったケースもあります。

ケガや病気を防ぐために、通勤中はスニーカーにするなどの工夫をしている人も居ます。職場での履き替えは、荷物が増えて大変ですよね。

本人も周りも危ない

ハイヒールは不安定で、バランスを崩しやすい靴です。転んだり、階段から落ちたり、周りを巻き込み被害が拡大することもあります。

また、ブレーキペダルやアクセルペダルを踏み込む感覚が鈍るなど、自動車の運転にも危険が伴います。

非常時の避難が遅れる

突然の火事や地震で避難をする際も、ハイヒールは危険です。平常時でも転倒や転落のリスクが高くありますが、災害の転倒・転落は特に恐ろしく、命を危険に晒します。

東日本大震災や熊本地震を期に、ハイヒールの着用義務付けを見直す企業が増えています。従業員の身の安全を最優先に考えましょう。

ヒールの消耗が激しい

仕事中の服装は、ヒール部分の消耗はどうしても激しくなり、頻繁な買い替えが必要になります。ユニフォームは支給されても靴は自前の場合が多いですよね。毎日長時間ハイヒールを履けば、体重が掛かるヒールの部分が激しく消耗します。

かかとの低いパンプスやローファーなどであれば、もっと長持ちしますがハイヒールは大体1ヵ月半くらいで買い替えが必要となり、費用を負担に感じる女性が多いのです。

ホテルの仕事にハイヒールの着用は適切?

ホテル

Jacob Lund – stock.adobe.com

仕事中にハイヒールを履き続けることのデメリットを見てきましたが、ホテルの業務においてもハイヒールの着用義務付けにはさまざまなデメリットがあります。

身なりをフォーマルに整えることはもちろん必要ですが、重い荷物を運んだり、お客様を案内して歩くことが多いホテルでは、ハイヒールの着用は少なからず負担になるでしょう。

足腰を痛めて労災となったり、転倒・転落にお客様を巻き込んで、ケガをさせるようなことがあっては一大事です。また、足音が響いて耳障りになるなど、快適さの提供という観点からしても良くない面があります。

ヒールが低くても、ホテルのパリッとした制服に似合う靴はあるはずです。そもそもハイヒールでなければならない理由がありませんよね。ホテル業でハイヒールの着用を義務付けるのは、合理的とは言えないのではないでしょうか。

服装規定について企業に確認しよう

心配ごと

metamorworks – stock.adobe.com

身体への負担や安全面を考えると、ハイヒール着用の強要は適切とは言えないことです。せっかく就職しても、ハイヒールの強要が辛くて仕事を辞めてしまう女性が後を絶ちません。

応募を考えている企業にハイヒール強要の不安がある場合は、入社前に服装の規定について確認するようにしてくださいね

宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。

宿泊業界での職務経験はありますか?

経験の有無を選択してください

ページ上部へ戻る
ホテル・旅館のお仕事無料転職相談

希望勤務地を選択してください

複数の希望勤務地を選んでいただくと、ご提案できる求人が増える可能性があります!

ホテル・旅館様 限定

宿泊業採用ノウハウ
毎週お届け

競合他社の最新動向や、オススメ求職者の情報などをお届けします!

    利用規約 / 個人情報取扱いに同意の上ご利用下さい

    メルマガ登録を受け付けました

    おもてなしHR・宿泊施設様向けメルマガにご登録いただきありがとうございました。 万が一メールが届かない場合は、info@omotenashi.workまでお問い合わせください。