今のホテルではキャリアアップできない……
ホテルで働き始めて数年経つのに、なかなかキャリアアップできないと感じている方はいないでしょうか。
キャリアアップとは
キャリアアップとは、より高いスキルや能力を身につけて、自身の経歴を高めることを言います。具体的には、下記のようなことです。
- 部長や課長へ昇格・昇進する
- 昇給によって年収が上がる
- アルバイトから正社員になる
- マネジメントに携わる
昇給・昇格・昇進といった言葉から分かるように、会社からの評価によって現状よりも向上した状態になることがキャリアアップです。
なぜキャリアアップが必要なのか
キャリアアップは、会社から評価されていることの証とも捉えることができるでしょう。つまり、適切にキャリアアップできることで、働くことに対するモチベーションが高まります。
この会社でいつまでにどうなっていたいのか、といった今後のキャリアビジョンも描きやすくなるでしょう。
反対に、長く働いているのにいつまでもキャリアアップしないままでは、やる気がそがれてしまいます。頑張っても無駄だ……と感じてしまうかもしれません。
キャリアビジョンが描けず、ライフプランが立てづらくなることもあります。
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ホテルでキャリアアップできない理由
ホテルで長く働いているのに、なかなかキャリアアップできないのには、さまざまな理由があります。考えられるものについて紹介します。
知識やスキルが不足している
キャリアアップするためには、長く働いているだけでは不十分です。
経験に見合ったスキルや知識が伴わなければ、キャリアアップすることは難しいでしょう。待っているだけでは、キャリアアップの機会は訪れないのです。
キャリアアップするためには、会社から評価される必要がありますから、評価に値しないことが原因ということもあり得るでしょう。
自己評価と会社からの評価にズレがある
経験が十分にあり、能力や専門性も高ければ、会社から正当な評価をされるべきです。
しかし、会社から評価されずにキャリアアップできない場合は、自己評価と会社からの評価がずれていることが考えられます。
経験は十分にある、一生懸命仕事をしていると思っていても「つもり」なだけということもあるかもしれません。自身を客観視できず、自己評価が甘すぎることもあるでしょう。
評価者である上司の目には違った見え方をしているため、思った通りの評価が得られず、キャリアアップできないことがあります。
会社の評価制度に問題があるから
- 評価基準があいまい
- フィードバックが行われない
- 年功序列で評価される
このように、会社の評価制度に問題があることが、キャリアアップを妨げていることもあります。
評価者となる上司の好き嫌いで評価が決まったり、評価に対する十分な説明がなかったりすれば、不公平感や不信感は募るでしょう。
また、年功序列が慣習となっていることが理由で、能力があっても昇格・昇進のチャンスが巡ってこないこともあります。
優秀な人材が多い
正当に評価されていても、周囲が優秀過ぎるためにキャリアアップできないということもあります。
仕事に取り組む姿や経験・スキルがキャリアアップするのに十分なものであっても、他に優秀な人材がいれば、それを理由に評価が下がってしまうことはあり得ます。
特に昇格の場合、上の役職であればあるほど、その席に就ける人員数には限りがあります。優秀な人材を先にキャリアアップさせるというのは、会社の評価方法として正当なものですから、さらに努力を重ねる必要があります。
会社の経営に問題がある
会社の経営状況に問題を抱えている場合、評価はされてもキャリアアップが伴わないことがあります。
社内でのキャリアアップには昇給が伴うことが一般的です。利益が十分でなければ、従業員をキャリアアップさせる余裕はありません。
経営が悪化していることが目に見えている状態では、仮にキャリアアップできても将来性が見込めないため、転職を検討しても良いかもしれません。
役職に空きがない
正当な評価を受け、会社の経営状態も悪くないのにキャリアアップできない場合は、昇格・昇進できるポジションや役職に空きがない場合もあります。
いわゆる「上が詰まっている」状態で、役職が埋まっているためにキャリアップの機会が得られません。
そのような場合は、昇給はできても経験年数や年齢に見合った役職が与えられないことがあります。携わることができる業務がいつまでも限定的で、成長を感じられないままになってしまうこともあるでしょう。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
ホテルでキャリアアップするためには?
これからもホテルで働き続けたい!キャリアアップもしたい!という場合には、どのようなことをすると良いのでしょうか。キャリアアップするためにできることを紹介します。
スキルアップする
キャリアアップのためには、キャリアアップするにふさわしいスキルがあると評価される必要があります。
ホテルの場合であれば、語学スキルを磨いたり、接客にいかせる資格を取得したりするのも良いでしょう。
実績を上げる
実績は数値として表しやすいものであることから、評価基準が明確に示されていることがあります。キャリアアップするためには、どの程度の実績が必要であるかも分かりやすいでしょう。
お客様からお褒めの声をいただく口コミが多かったり、業務改善に貢献したりなど、ホテルへの貢献度が分かりやすい実績を積むことで、キャリアアップにつながるでしょう。
転職する
このまま現職のホテルで働き続けても、キャリアアップする機会が得られにくいと判断した場合は、他ホテルへの転職を検討するのも良いでしょう。
特に昇給の面では、転職によって年収が上がるということは珍しくありません。また、十分な経験やスキルを持っていれば、現職のホテルで役職はなくても、役職者候補の求人に応募することもできるかもしれません。
キャリアアップを目指してホテルに転職するなら「おもてなしHR」
ホテルでのキャリアアップを目指すなら、他ホテルへの転職がおすすめです。
より規模の大きなホテルを目指したり、新規開業のホテルでスキルをいかしたり、これまでの経験を武器にさまざまな環境で挑戦することができるでしょう。
キャリアアップは自身を成長させるための機会でもあります。会社からの評価を待っているだけでなく、自ら動いてチャンスをつかみましょう!
ホテルに転職してキャリアアップしたいという方は「おもてなしHR」にご相談ください。