洗い場の仕事は効率が命!
洗い場の仕事とは、飲食店での食器洗いを指す言葉です。
誰にでもできる仕事と思われがちですが、洗い場を効率的に片付けることは飲食店において非常に重要なミッション。清潔な食器や調理道具が不足すると、料理を提供できなくなってしまいます。
この記事では、洗い場の仕事の効率を上げる方法やモチベーションを保つコツについて解説します。飲食店の業務に興味がある人は、参考にしてくださいね。
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洗い場の仕事の効率を上げる方法3選
次から次へとやってくる汚れた食器や調理器具。何も考えずに洗っているだけでは、あっという間に汚れ物でいっぱいになってしまいます。
洗い場の仕事を、効率的に片付けるためのポイントを見ていきましょう。
調理器具・食器の置き場所を決める
効率的に作業を進めるためには、整理整頓が重要。どこに何があるのかを把握することで、むだな動きがなくなります。
優先的に洗う物、後で洗う物、洗い終えた物、というように、置き場所を決めましょう。お皿を下げるホールスタッフとの連携も欠かせません。
つけ置きする
フライパンの油やお皿に残ったご飯粒。このような汚れは、時間がたつほどこびりつき、落としにくくなるものです。
食器や調理器具が洗い場にまわってきたら、まずはつけ置きをしましょう。ぬるま湯を張ったシンクやたらいに洗剤を溶かし、汚れものをその中に浸します。
こうしておけば、本格的な洗浄を後回しにしても、すんなりと汚れが落ちるでしょう。しつこい汚れも、優しくこするだけできれいになるはずです。
食洗器を効率的に使う
食洗器を導入している場合は、むだのない使い方を考えましょう。食器の並べ方や、予洗いのやり方によって、汚れの落ち具合が変わってくることもあるはず。説明書を見直し、もっとも効率的に使える方法を研究してくださいね。
また、一度に大量の食器を洗える食洗器が、稼働していないのはもったいないこと。なるべく常に動かしていられるように、作業の手順を考えましょう。
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洗い場の仕事のモチベーションを保つには
洗い場は非常に重要な仕事ですが、同じことの繰り返しで地味な作業です。飽きてくるとやる気がなくなり、効率が下がるかもしれません。
モチベーションを維持するために、以下のような工夫を試してみてくださいね。
自分の目標を決める
人が真にやる気を出せるのは「自分で決めた目標に向かう時」ではないでしょうか。洗い場の仕事は「まわってきた汚れ物を片付ける」という受動的な姿勢になりがちですが、考え方を変えて自分の目標を決めましょう。
例えば「〇分以内に〇枚のお皿を片付ける」「食洗器が停止している時間をトータル10分以内にする」といった目標はいかがでしょうか。達成できたら、自分にご褒美をあげることも忘れずに。
やり方を変えてみる
同じ作業の繰り返しに飽きてきたら、できる範囲でやり方を変えることもおすすめです。いつもお皿から洗っているならグラスから洗ってみる、普段と違うスポンジを試してみるといったことで、変化をつけましょう。
また、仕事が早い人の様子を観察し、まねしてみることもおすすめ。飽きを解消するとともに、より効率的な作業の進め方が見つかるかもしれないので一石二鳥です。
なお、以下の記事では皿洗いのコツについて解説しています。併せてご一読ください。
お客様のことを考える
飲食業に携わる人であれば、お客様が料理を楽しんでくれることに喜びを感じるはず。どれほど料理が素晴らしくても、食器が汚れていたら食欲をなくしてしまうものです。
「お客様が料理を美味しく食べられるのは、わたしが食器をきれいにしたから!」と考えると、自分の仕事に誇りが持てるのではないでしょうか。
洗い場の作業に疲れを感じた時は、お客様の満足感を想像してみてくださいね。
洗い場の仕事は品質とスピード感の両立が大事!
洗い場のスタッフに求められるのは、素早く完璧に食器の汚れを落とすこと。この2つを両立させられれば、職場で重宝される存在になれるでしょう。今回の記事を参考に、洗い場のスターを目指して頑張ってくださいね!
なお、調理に携わる仕事を探す際には、おもてなしHRをご活用ください。