ホテルで提供するルームサービスとは?
ある程度格式の高いホテルではルームサービスを提供しています。ルームサービスとは、客室から食べ物・飲み物のオーダーを受け、客室に持って行くサービスのこと。
人件費がかかるサービスなので価格は高めに設定されていますが、疲れている時や優雅な気分を味わいたいときにぴったりなサービスです。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、密になることを避けたい今の時代に合ったサービスと言えるでしょう。
また、食事だけでなく追加のアメニティや体温計などの備品を持ってきてもらうこともルームサービスに含まれます。
ホテルでルームサービスを提供しているのは、どの部門の担当者なのでしょうか。仕事のやりがいや大変さ、必要なスキルを見てみましょう。おもてなしHRに掲載の求人情報も紹介します。
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ルームサービスの仕事:担当のセクションは?
ルームサービスは料飲部門・調理部門・宿泊部門の担当者が連携することで成り立っています。
フロントスタッフでオーダーを受け付け、キッチンスタッフが調理、客室係が部屋まで運び、テーブルセッティングを整えるというのが、一連の流れです。
ルームサービスを利用するお客様と、もっとも直接的にかかわるのは客室係。客室係は清掃やアメニティの補充など、縁の下の力持ちでお客様と接する機会が少ないイメージがあるかもしません。
しかし、客室内でサービスを提供することは、お客様のプライベートな領域に入るということです。記念日のケーキをお持ちするなど、サプライズ演出の際には歌を歌ったり、お祝いの言葉を添えたりといったこともあるでしょう。
ルームサービスを提供しているホテルでは客室係がお客様と密接にかかわるのですね。ただし、ホテルによってはルームサービス係が別に居る場合もあります。
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ルームサービスの仕事:やりがい・大変なこととは?
ルームサービスを提供する仕事には、どのようなやりがいと大変さがあるのでしょうか。お客様と特にかかわりの深い、客室係や専門のスタッフにスポットを当てて見てみましょう。
やりがい
ルームサービスのやりがいは、何と言ってもお客様の反応を直接見られることでしょう。特別な喜びや感動を提供できる充実感は、ルームサービスならではのもの。
ただ料理を運ぶだけでなく、サプライズ演出やお祝いごとに参加して、お客様とコミュニケーションを取る楽しみもあります。
また、ホテルの規則にもよりますが、チップを渡されることもあるのでプラスアルファの収入を得られるかもしれません。
大変さ
ルームサービスの仕事には感動を共有するという大きなやりがいがある一方で、大変なこともあります。
まず、ルームサービスの提供は時間厳守です。記念日のロマンチックな演出に遅刻しては、お客様の思い出が台無しになってしまうでしょう。
また、サービスの提供に不手際があった場合、矢面に立って対応するのは客室係です。さらに、料理やアメニティを持っていく際、さまざまな質問をされるため館内のことや周辺地域の情報を押さえておかなければなりません。
このようにクオリティの高い接客が求められる仕事でありながら、給料はあまり高くない傾向にあります。
売上目標が設定されている場合もありますが、ホテル側からセールスしにくいサービスのため、達成が難しいといったことも。
ルームサービスの仕事:必要な資格やスキルは?
ルームサービスを提供する客室係になるためには、取らなければならない資格や免許はありません。
ただし、海外からのゲストに対応することや、質の高いサービスの提供が求められていることから、語学力や正しいマナーは身に付けたいところ。
英語・韓国語・中国語などの検定試験や、マナー関連の検定試験は取得して損はないでしょう。
おもてなしHRでルームサービスの仕事を見つけよう
ルームサービスの提供は苦労が多い分、やりがいや楽しさもある仕事です。この記事を読んで興味を持ったら、おもてなしHRで求人情報をチェックしましょう!
以下の記事では、ルームサービスを利用する場合について詳しく解説していますので、気になる方はぜひ参考にしてくださいね。