ホテルを辞めたい!と思う理由とホテルを辞めないための対策

夢や志を持ってホテルで働き始めたにもかかわらず、さまざまな理由から「辞めたい…」と感じてしまう方は少なくないようです。ホテルマン自体はとても人気の高い職種ですが、だからこそ実際に働き始めてからのギャップも大きいのかもしれません。でも本当に、あきらめてしまっていいのでしょうか。できることなら辞めずに続けたい、もしそんな気持ちが少しでもあるホテルマンの方はぜひこの記事を読み進めてみてください。

ホテルを「辞めたい」ホテルマンは多い

離職する男性

iStock/Yok46233042

その華やかなイメージから、ホテルマンは人気の職種です。しかし同時に、離職率が高いことでも知られています。

厚生労働省「平成30年雇用動向調査結果の概況」によると、主要産業別の入職率・離職率はいずれも「宿泊業・サービス業」がもっとも高い数値を示しており(入職率29.3%、離職率26.9%)、就業者が定着しにくい業界であることがうかがえます。

人気の職種であるがゆえに、理想と現実のギャップも大きくなりがち。そんな状況に耐え切れず、残念ながら離職してしまう人が後を絶たないのでしょう。

参考:厚生労働省「平成30年雇用動向調査結果の概況」

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ホテルの仕事を辞めたいと感じる5つの理由

お疲れの女性

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ホテルマンに限らず、社会人であれば誰しも一度は「仕事を辞めたい」と思うことがあるはずです。だからといって「辞めたいなんて、それは甘えだ」とも言い切れません。

宿泊業はやりがいに溢れたすばらしい仕事ですが、その一方で他の業種にはない、働く人にとってつらい側面もあるからです。

休みが取りにくい

ホテルの仕事はその性質上、一般企業のようにカレンダー通りに休みを取ることができません。そのため従業員の大半がシフト制で勤務しています。

ゴールデンウィークをはじめとする大型連休やお盆、年末年始など、世間一般の人が休んでいるときほど忙しく働かなくてはなりません。もちろん月内に所定の日数分の休日はありますが、連休を取るのは難しい面もあるようです。

長時間労働やサービス残業がある

24時間営業であること、お客様からさまざまな要望があることなどから、ホテル業務は長時間労働に陥りがちです。

また比較的規模の小さなホテルの場合、1人の従業員がいくつもの仕事を掛け持ちで担当することがあるため、対応に追われて残業が発生しやすくなります。

体力的な負担が大きい

華やかなイメージに反して、ホテルの仕事は体力勝負です。フロントの場合は長時間立ちっぱなしですし、ハウスキーパーは決められた時間内で客室の清掃を終わらせねばならないためスピードを求められます。

ある程度は慣れでカバーできるのですが、慣れないうちは身体的な負担が大きかったり周りについていけないと感じたりして、心が挫けてしまうこともあるでしょう。

給料が安い

宿泊業の給与は、他の業種と比べるとかなり低い水準となっています。

前述の通り「休みが取りにくい」「残業が多い」「体力的に負担が大きい」といった激務でありながら、給与額がそれに見合っていない。このためホテルマンは働くモチベーションを保てず、次第に辞めたいと考えるようになるのです。

人間関係

どの業界であっても、退職理由の上位にランクインするのが人間関係。ホテルにおいても、これは例外ではありません。

ホテルでは多くの人間が働いていますが、フロントやレストランなど業務によって細かく部署が分かれており、それぞれは比較的小さなコミュニティとなっています。このコミュニティ内で不和やトラブルがあると一気に居づらくなり、辞めたい気持ちに拍車がかかってしまいます。

ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事

ホテルの仕事を続けるための具体的な対策

相談する女性

iStock/Drazen_

「辞めたい……」と感じて実際に辞めるまでの間に、できることがあるなら試してみたいと思いませんか?実践しやすい具体的な対策を紹介します。

不満を上司に相談する

「上司に相談なんかしたって、どうせまともに取り合ってもらえない」そう考える人が大半かもしれませんが、そうとも限りません。

上司だって、せっかく働いてくれている従業員にそう簡単に辞められては困ります。改まって相談してみれば、真剣に話を聞いてくれるかもしれませんよ。もしかしたら、それをきっかけにより働きやすい環境を整えようと動いてくれるかも。

部署の異動を願い出る

ホテルにはさまざまな業務があるので、今の部署が自分に合っていないと感じたら思い切って異動を願い出てはいかがでしょうか。

例えばフロントの人間関係がつらい、宴会の雰囲気が苦手、管理の仕事ではなく接客がしたいなど。従業員のことをしっかりと考えてくれる上司なら、前向きに検討してくれるはずです。

今のホテルを辞めて良い条件のホテルへ転職する

日差しが明るいまち

iStock/AH86

今、宿泊業界全体が人手不足に陥っており、どこでも人材を欲しています。当然、経験者であれば引く手あまたです。

もし「ホテルの仕事はやりがいがあって好きだけど、今の職場はつらすぎて続けられない」状態なら、他のホテルへの転職を検討してみるのも手です。では、転職を検討する際にすべきこととはどんなことなのでしょうか。

希望の優先順位を決める

まず、自分の中で何を優先するのかを決めましょう。いくつか不満がある中で、もっとも我慢ならないのは何なのかを明確にします。

例えば「給料の安さは気にしないけれど、人間関係は重視したい」などですね。妥協できる点、妥協できない点をはっきりさせることでミスマッチを減らし、転職の成功率を上げましょう。

▼その他、ホテルにおけるホワイト企業の見分け方についてはこちら

転職のプロに相談する

自分にとって良い求人を見つけるには、できるだけ多くの選択肢の中からピックアップするのが近道。そのためには自分一人で情報収集するより、プロに相談しながらのほうが効率的です。

さらに転職アドバイザーは表に出ない求人情報を持っているため、積極的に活用するのがおすすめですよ。

また転職の際は、書類や面接などの事前準備が転職の成功を左右します。以下の記事では、自己PRの伝え方や面接対策について紹介していますので、併せてチェックしてみてくださいね。

ホテルマンのキャリアを手放す前にできることがある

笑顔の女性コンシェルジュ

iStock/Hispanolistic

ホテルに限らず、組織で働く以上理不尽なことやつらいこと、苦しいことはあるでしょう。「辞めたい」と思うことも、きっと一度や二度ではないはずです。

だからといって、せっかく手に入れたホテルマンとしてのキャリアを手放してしまって本当に良いのか、辞める前によく考えてみてください。

「辞めたい」という思いに支配されることなく、まずは今いる職場でできることがないかを考えてみましょう。そのうえで無理だと判断したのなら、次はあなたがもっとイキイキと働けるホテルを探せばよいのです。

どこのホテルでも優秀な人材を欲しています。経験者であるあなたなら、きっとすぐに新天地が見つかるはずですよ。

なお、ホテル業界への就職・転職を目指している方は、ぜひ「おもてなしHR」をご活用ください。

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