ホテル・旅館の予約を増やしたい!
宿泊の予約を増やすことは、ホテル・旅館などの宿泊業界にとって何よりも重要な課題。宿泊予約の数を確保できなければ、当然ながら経営そのものに大きな影響を与えます。
宿泊予約の数を増やし、安定した稼働率を保つこと。ホテル・旅館は、常に向き合い続けなければなりません。
予約を増やすためには、数ある宿泊施設の中から選ばれる必要があります。立地、設備、サービス、価格。利用客は、さまざまな要素を比較してから宿泊施設を選びます。
オンラインによる予約が普及する中で、それらを比較する方法・手段も増えています。そういった環境下で予約を増やすためには、選ばれる工夫が必要であると言えるでしょう。
設備が新しい、立地が抜群に良い。ハード面などの、どうしようもない理由で選ばれないことは当然ありますが、ぼーっとしているだけでは予約が増えるどころか減る一方でしょう。
実際には、多少古くても、立地が悪くても「ここに泊まりたい!」という思いを持ってホテル・旅館を選んでいる利用者も少なくありません。予約したいと思ってもらえる工夫が、予約を増やすためには大切です。
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
宿泊業界での職務経験はありますか?
予約を増やすためにできること
予約を増やすためには、お客様に選ばれなければなりません。どうすれば予約が増えるのでしょうか。選ばれるためには何が出来るのかをご紹介します。
予約方法を増やす
オンラインでの予約が普及している昨今、OTAを活用しているホテル・旅館は多いでしょう。
自社サイトを開設しているということもあるかもしれません。旅行代理店、OTA、自社サイト。どの方法で予約をするかは、年齢層や利用目的によっても異なるものです。
複数の予約方法を持ち、誰でも予約しやすい環境を整える。窓口を増やすことは、予約を増やすために必要な手段です。
SNSの活用
Instagram、TwitterのようなSNSは個人の利用に限らず、さまざまな業界で広告手段として取り入れられています。SNSをきっかけに商品が流行したり、認知度が上がったり、思わぬ効果が期待できることも。
宿泊施設の様子、近隣の様子、イベントの告知。初めて訪れる場合は特に、予約サイトだけでは知ることのできない館内の様子や従業員の姿が見えると、安心にもつながるものです。
SNSで施設の情報を発信することで興味を持ってもらうきっかけを作るのは、予約を増やすために有効です。
宿泊プランの見直し
予約を獲得するために、いくつもの宿泊プランを準備していることでしょう。多くの宿泊設が、値引きをしたり、特典をつけたり、工夫を凝らした宿泊プラン用意しています。
ここで注意が必要なのは、定期的な見直しです。季節に合っているか、実際の予約につながっているか、さらにプラン名が目に付きやすいか。定期的な効果測定をしてみましょう。
予約サイトに表示されている写真が見やすくしたり、プラン名をキャッチーなものにしたりするだけで、中身が変わらなくても予約が増えるということもあります。利用者の興味を引くプランかどうかを意識することは重要です。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
予約を増やすカギはユーザー目線
予約を増やすために必要なのは、ユーザー目線を持つことです。予約はしやすいか、興味が湧くか。予約したいと思えるかという視点を意識してください。
安さを求めている人、ゆったりとした時間を過ごしたい人、高級感を楽しみにしている人。ターゲット層を明確にしながら、利用者の心に響くかどうか考えてみると良いでしょう。
自ホテル内の意見や思いばかりが先行していないか、ただの値引き合戦になっていないか、客観的な視点が必要です。
利用者の意見を取り入れるためにアンケートを取ったり、他ホテル・旅館がどんなことをしているかを参考にするのも良いかもしれません。
待っているだけでは予約を増やすことはできない!
予約の導線ができているからといって、待っているだけで予約を増やすことはできません。最新の設備を持った新しいホテル・旅館であれば、話題性が予約につながるということはあるでしょう。しかしそれは、一時のもの。
数ある競合ホテル・旅館と比較され、そこで選ばれるためには、待っているだけではダメなのです。さらに、選ばれ続けるためには継続的な工夫と改善が必要です。
今回ご紹介した中でも、SNSの発信やプランの見直しは、基本的にはコストがかかるものでもありません。思ったような反応がなければ、簡単に見直しもできます。すぐに手を付けやすいものですので、ぜひ挑戦してみてください。
待っていても予約が入らないのなら、それは行動するタイミング。小さな積み重ねで、着実に予約を増やしましょう!