Iターンの志望動機の書き方|新卒・転職別の例文と面接官を納得させるコツ

履歴書の志望動機欄

生まれ育った故郷や都市部を離れ、全く新しい土地で働くIターン就職・転職。

理想のライフスタイルを叶えられる一方で、採用面接では、数ある地方の中でなぜこの地域を選んだのか、すぐに都会へ戻ってしまうのではないか、と企業側からシビアな目で見られることも少なくありません。

この記事では、Iターン就活で企業に納得してもらうための具体的な例文と、志望動機を作成する際の重要ポイント、遠方からの就活を乗り切るコツを解説します。

この記事でわかること
  • 「すぐ都会に戻るのでは」という面接官の不安。志望動機で定着性をアピールする ▼詳細
  • 「自然が好き」という憧れはNG。地域への思いを企業への貢献意欲に変換する ▼詳細
  • 見知らぬ土地での家探しは負担大。寮完備の求人を活用し、初期費用を抑えて移住をする ▼詳細

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【新卒・転職別】すぐに使えるIターンの志望動機・例文

Iターンで面接官を納得させるには、新卒の熱意や、転職(中途)の経験など、それぞれの強みを活かした伝え方が必要です。ベースとなる4つの例文をご紹介します。

新卒でIターン就職する場合の例文

新卒の場合は、その土地に興味を持った具体的な原体験や、自分の持ち味を地域の課題解決や発展にどう活かしたいかをアピールするのが効果的です。

例文1:地域の特産品や資源に惹かれた場合

大学時代に旅行で貴県を訪れた際、豊かな自然環境で作られた〇〇(特産品)の質の高さに深く感動しました。この素晴らしい地域資源を全国へ発信し、地域の魅力を高める仕事に就きたいと強く思い、Iターンを志望しております。特に貴社は、地元農家と連携した独自の商品開発に注力されており、そのビジョンに強く共感いたしました。大学で学んだマーケティングの知識を活かし、貴社の製品をより多くの人に届けることで、地域経済に貢献したいと考えております。

例文2:人柄や地域性に惹かれた場合

大学のボランティア活動を通して貴市に数カ月滞在した際、地域の方々の温かさと、まちづくりに対する熱量に触れ、この土地で社会人としての第一歩を踏み出したいと決意しました。少子高齢化といった課題に対し、多角的な事業で地域インフラを支えている貴社であれば、自分自身も地域と共に成長できると考えております。持ち前の行動力とヒアリング力を活かし、いち早く貴社の戦力になれるよう努めてまいります。

中途でIターン転職する場合の例文

中途採用では、前職の退職理由をポジティブに転換し、都会での経験(自分のキャリア)が地方企業にどう役立つかという即戦力のアピールが必須です。

例文1:都会でのスキルを地方企業で活かす場合

現在、都内のIT企業で法人営業を担当しております。以前より、豊かな自然環境と利便性が共存する貴県での暮らしに魅力を感じ、移住の準備を進めてまいりました。貴社は県内トップクラスのシェアを持ちながら、さらなるDX化に向けた新規事業を立ち上げていると拝見しました。前職で培った顧客の潜在課題を引き出すヒアリング力とITソリューションの提案経験は、貴社の新たな挑戦において即戦力として貢献できると確信し、志望いたしました。

例文2:地域活性化に直接貢献したい場合

私は関東出身ですが、学生時代から何度も足を運んでいるこの土地の文化や風土に深く惹かれておりました。都内で企画職を続ける中で、愛着のある地域に直接貢献できる仕事がしたいという思いが強くなり、Iターンを決断しました。貴社は地元企業の事業支援など、地域活性化の核となる事業を展開されています。未経験の分野ではありますが、前職で培ったプロジェクト進行の経験を活かし、貴社の事業拡大と地域の発展に尽力したいと考えております。

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面接官を納得させる!Iターン志望動機の3つの重要ポイント

小さな黒板に描かれたPOINTの文字takasu / stock.adobe.com

上記の例文を自分らしくアレンジし、企業の選考を通過するためには、以下の3つのポイントを必ず志望動機に盛り込みましょう。

  1. なぜその地域なのかを明確にする
  2. 長く働き続ける意志をアピールする
  3. 都会での経験や外からの視点を提示する

1.なぜその地域なのかを明確にする

採用担当者が最も気になるのは「縁もゆかりもない土地になぜ?」という点です。

ただ「自然が豊かだから」「都会に疲れたから」という理由ではネガティブな印象を与えかねません。

「学生時代の旅行で触れた〇〇に感動した」「自分が持つ△△のスキルを、この地域の活性化に活かしたい」など、その土地を選んだポジティブな理由を企業選びの軸とリンクさせましょう

2.長く働き続ける意志をアピールする

首都圏から地方へIターンする場合、企業側は「理想と現実のギャップですぐに都会へ戻ってしまうのでは?」という不安を抱えています。

地方の中小企業は一人で多岐にわたる業務をこなすことも多いため、企業研究をしっかり行ったうえで、この地に腰を据えて、長く貢献したいという強い意志を伝えることが重要です。

3.都会での経験や外からの視点を提示する

地方の企業は、社内に新しい風を吹き込んでくれる人材を求めていることがあります。

縁がないことは決して弱点ではなく、地元学生や地域の人にはない外からの客観的な視点という大きな武器になります。

転職であれば前職での経験を、新卒であれば都心で学んだ知識を、応募先企業でどう活かせるかを具体的に提示しましょう。

志望動機のベースになるIターンの主な理由

パソコン画面を見ながら考え事をする男性kapinon / stock.adobe.com

志望動機を練る前に、自分がなぜIターンをしたいのか、その根底にある理由を整理しておくことも大切です。

よくある3つの理由と、それを志望動機にどう落とし込むべきかを解説します。

都会生活への疑問と理想のライフスタイル

人混みへのストレスや都会の生活に物足りなさを感じ、自然豊かな場所で心身ともに充実した暮らしをしたいとライフスタイルの変化を求めるケースです。

志望動機への落とし込み方

面接で「都会に疲れたから」とストレートに伝えるのは控えましょう。豊かな自然環境でリフレッシュすることで、仕事でもより高いパフォーマンスを発揮し、長く働き続けたいとポジティブな表現に変換するのがコツです。

その地域の魅力や特定の産業への関心

地域の町おこしに貢献したい、その土地ならではの観光業や伝統産業に携わりたいなど、地域特有の魅力が決め手になるケースです。

志望動機への落とし込み方

この理由は、志望動機として最も説得力を持ちます。旅行で訪れた際の感動や地方創生への思いといった原体験を深掘りし、「だからこそ、この地域に根ざした貴社で働きたい」という意欲へスムーズに繋げてください。

充実した自治体の支援制度

移住支援金や仕事の斡旋、滞在施設の提供など、自治体の手厚いサポートが移住の決定的な後押しになることも少なくありません。

志望動機の落とし込み方

移住のハードルを下げる重要な要素ですが、当然ながら「支援金がもらえるから」は企業への志望動機にはなりません。これはあくまで移住を現実にするための手段と割り切り、面接では仕事内容や地域への熱意をメインに語るよう切り分けて考えましょう。

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遠方からのIターン就活を成功させる2つの注意点

びっくりマークPaylessimages / stock.adobe.com

Iターン就活は、情報収集から選考まで、地元や都心での就活とは異なるハードルがあります。以下の点に注意して計画的に進めましょう。

ADVICE 1
🗓️スケジュール管理と交通費の確保
遠方への移動が伴うため、日程調整は非常に重要です。1日乗り放題の乗車券や学割を活用するほか、自治体によっては就活にかかる交通費の補助制度を実施しているところもあるため、各自治体の移住ポータルサイトを必ずチェックしましょう。
ADVICE 2
📍現地に足を運んでの企業研究
大学のキャリアセンターなどでは地方企業の情報が得られにくい場合があります。オンライン説明会を活用しつつ、可能であれば実際にその地方へ足を運び、現地のリアルな空気を肌で感じることが、ミスマッチを防ぐ最大の防衛策です。

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土地勘のないIターンを安全に。まずは寮完備で現地の空気に慣れる

5階建てのアパートの外観xiaosan / stock.adobe.com

縁もゆかりもない土地へのIターンでは、土地勘が全くないことが家探しの最大の壁になります。

「車がなくても生活できるのか」「冬の気候はどうなのか」といった、ネットだけでは見えてこない現地のリアルな生活環境を把握しきれないからです。

そこでおすすめなのが、まずは寮完備(住み込み)の求人で働き始めるという選択です。

見知らぬ土地でいきなり賃貸契約を結ぶリスクを避け、まずは寮で生活基盤を整えながら、現地の文化を肌で感じてじっくりと定住先を探すことができます。

しかし、求人票の文字だけでは実際の寮の綺麗さや周辺環境までは見えてきません。そこで頼っていただきたいのが、全国の求人事情に精通するおもてなしHRのアドバイザーです。

私たちは、求人情報には載っていない新設・リフォーム済みの寮や、現地に行かないと分からないリアルな周辺の利便性までを事前にお伝えします。

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Iターン転職・就職に関するよくある質問

Q.自然環境が良いからという理由は正直に伝えてもいいですか?

A.

伝え方次第です。単に「遊びたいから」と捉えられないよう注意が必要です。リフレッシュできる環境があるからこそ、仕事で最高のパフォーマンスを発揮し、長く働き続けられるといった、仕事への相乗効果として伝えるのが正解です。
Q.Iターンは年収が下がると聞きましたが、志望動機で触れるべきですか?

A.

あえて自分から触れる必要はありません。年収が下がることを理解したうえで応募していることは面接官も承知しています。それ以上に、得られる経験や生活の質に価値を感じていることをポジティブに伝えましょう。
Q.縁もゆかりもないことをネガティブに捉えられませんか?

A.

むしろ客観的な視点として武器になります。地元の人が気づかない地域の魅力や、都会のビジネス感覚を持ち込むことは、地方企業にとって大きなメリットです。外からの視点をどう事業に活かせるかをアピールしましょう。

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