不思議な人魚伝説のある温泉地 鵜の浜温泉

新潟県上越市に位置する鵜の浜温泉には、7件の温泉宿があります。人魚像のある浜辺からほど近いこの温泉地では、海水浴や地引網の体験が楽しめます。温泉はお湯が柔らかくしっとりとしていることが特長で、波の音を聞きながらゆったりと過ごすことができる場所です。今回の記事では、そんな鵜の浜温泉での働き方、暮らし方を紹介します。

目次

    鵜の浜温泉とは

    人魚像

    westermak15- stock.adobe.com

     

    鵜の浜温泉は、人魚が一度も登場しない不思議な「人魚伝説」が残る温泉地です。

     

    伝説のもとになった物語は次の通りです。

     

    江戸時代に毎晩、佐渡の小木から明神様の常夜灯を目印とし、好きな男に会うために船で渡ってくる女が居ました。

     

    ところが男の方はそれほど好きでもなかったのでしょうか、女の熱い想いに困り果て、ある晩常夜灯の灯りを消してしまいました。

     

    その翌朝、女の亡骸が海岸に漂着しました。男は自分の非情を悔やんで海に身投げして死んでしまったそうです。

     

    村人は結ばれなかったふたりの亡骸をいっしょに埋め、比翼塚を立て、それを「人魚塚」と呼んだそうです。

     

    なぜ人魚塚と呼んだのかの理由は明確には分っていませんが、女の亡骸が「長い髪が波に揺れて人魚のようだった」と伝わっているそうです。

     

    また、男が常夜灯を消した理由についても実は婚約者が居た、母親に咎められた、など諸説あります。

     

    悲恋の物語ですが、この伝説から鵜の浜温泉の近辺にはあちこちに人魚像が飾られ、「恋人の聖地」と呼ばれています。人魚像を探して散策するのも面白そうですね。

     

    鵜の浜温泉の概要とアクセス

    鵜の浜温泉は、日本海の海岸沿いに位置し、7つの温泉宿がある温泉地で、夏には海水浴客で賑わいを見せます。

     

    公共交通機関でのアクセスは、信越線の潟街駅より徒歩10分、ほくほく線の犀潟駅からは車で10分です。旅館による送迎も行われています。

     

    車の場合は北陸自動車道の柿崎ICから約10分で到着です。

     

    鵜の浜温泉の歴史と現状

    この地の温泉は1956年に石油の試掘をしていた際に湧出し、1958年に「鵜の浜温泉」と命名された、上越市で唯一の温泉地です。

     

    もともと新潟県内で有数の海水浴地として人気のあったエリアでもあるため、多くの旅行客で賑わう場所として栄えてきました。

     

    現在では観光客向けの地引網体験が人気で、春から秋までの間、ほぼ毎週日曜日と祝日の朝に開催しているそうです。

     

    鵜の浜温泉の泉質と温泉街・観光資源について

    盆栽

    TOMO – stock.adobe.com

     

    ここでは、鵜の浜温泉の泉質や周辺の観光地について紹介していきます。

     

    鵜の浜温泉の泉質と湯量、効能について

    鵜の浜温泉の泉質はナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性高張性低温泉)で、慢性皮膚病や一般適応症に効果があると言われています。湯量は毎分186リットルです。

     

    入浴した人の口コミでは、さらりとした感触で塩辛く、肌がつるつるになったという感想がありました。

     

    参照:泉質・湯量について/鵜の浜温泉開湯50周年

    鵜の浜温泉の温泉地や周辺観光やについて

    鵜の浜温泉は、開湯前から海水浴場として人気のあるスポットでした。

     

    現在でも夏には大勢の海水浴客が訪れ、泳いだ後の疲れを温泉でゆっくりと癒しています。

    また、日本海側なので海に沈む夕日がとても美しいのだそうです。

     

    近くには「新潟県立 大潟 水と森公園」があります。

     

    この公園では、初心者向け栽教室やノルディックウォーキング教室などのイベントが頻繁に開催されており、多くの水鳥が飛来する池もあります。

     

    海水浴や地引網などの海の遊びのみならず、幅広く自然を楽しむことができる温泉地ですね。

    白布温泉の宿泊施設での働き方と暮らし方

    女将さん

    Annchan- stock.adobe.com

     

    ここでは、白布温泉の宿泊施設での働き方や暮らしについて案内します。

     

    鵜の浜温泉の旅館やホテルで働く

    鵜の浜温泉にはホテル・旅館が7軒あるため、幅広く求人が出ているようです。

     

    フロントや客室係などの接客係や、結婚式・宴会の料理担当の求人があるので、さまざまな経験を活かして働くことができるでしょう。

     

    正式に応募する前に、職場見学ができる旅館もあるようです。

     

    ホテルや旅館で働くとなると、仲間と連携を取りながら仕事を進めることが重要なので、事前に雰囲気が分るのは安心ですね。

     

    また、鵜の浜温泉はビーチリゾートのため、海開きの後は旅館・ホテルが海の家を出すこともあります。海の家で働く経験をしてみたいという方も、鵜の浜温泉の求人をチェックしてみてはいかがでしょうか。

     

    鵜の浜温泉での暮らし

    鵜の浜温泉周辺は、信越本線の駅も近くコンビニ・スーパーマーケットや学校や病院もそろっています。便利な地域のため、民家も多く生活には不便しないことでしょう。

     

    先述の県立公園やゴルフ場、いちご狩り体験ができる農場など、レジャースポットも多く、暮していくのにも楽しい街です。

     

    上越市では、県外からの移住をサポートする「上越市ふるさと暮らし支援センター」という窓口があります。

     

    移住の目的から、仕事と住まいを決めて暮らしをスタートするところまで一括して相談に乗ってもらえるので心強いですね。

     

    また、ひとり親家庭の移住を特に手厚くサポートするなど、子育て支援にも積極的な取り組みが見られます。

     

    参照:移住支援について/上越市ふるさと暮らし支援センター

    波の音と共に心地よく暮せる鵜の浜温泉

    貝殻

    KSSM- stock.adobe.com

     

    今回は、生活に便利で、自然豊かな鵜の浜温泉を紹介しました。

     

    静寂に包まれた山奥の温泉地で働くことも魅力的ですが、生活の利便性を重要視する人にはこのような温泉地が向いているのかもしれません。

     

    素敵な思い出づくりのお手伝いをするこの地の温泉宿の仕事に、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

     

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