温泉スタッフの仕事にはお得がいっぱい!
「温泉スタッフの仕事」と聞くと「キツそう、マナーに厳しそう」というイメージを抱く人が多いのではないでしょうか。体力を使い、接客や職場の対人関係に気を遣う仕事だということは事実です。
しかし、温泉スタッフには他にはないお得な要素があり、楽しく働ける仕事でもあるのです。この記事では温泉スタッフとして働くメリットや仕事内容、雇用形態別の求人傾向について解説します。温泉施設や旅館の仕事に興味のある方は、ぜひ参考に役立ててくださいね。
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温泉スタッフの仕事はここがお得!
どうせ働くならお得な仕事がしたい!通常のお給料以外にもメリットが欲しい!という人に、温泉スタッフはうってつけの職業かもしれません。
温泉スタッフの仕事にどのようなお得要素・メリットがあるのかを見ていきましょう。
温泉に無料で入れる
温泉施設で働く最大のメリットと言えば、無料で温泉に入れることではないでしょうか。業務終了後、温泉につかって1日の疲れを癒やせるのは温泉スタッフならではの特権です。短時間のバイトでも入浴できることがあるので、温泉に通うつもりでバイトするのも良いでしょう。
また、まれに従業員の入浴を許可していない温泉施設もあります。ガッカリするかもしれませんが、湯けむりにあたるだけでも美肌効果や健康増進効果が期待できるでしょう。
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深夜手当で稼ぎやすい
温泉施設の仕事は「稼ぎやすい」と言われており、その理由は大浴場の清掃時間にあります。
労働基準法で、使用者が労働者を22時から翌日5時まで働かせた場合、通常賃金の2割5分以上の率で計算した割増賃金を支給しなければならないと定められています。
大浴場を清掃するのは多くの場合、お客様が寝静まった深夜から明け方にかけて。
つまり、大浴場の清掃には必然的に深夜手当が付くのです。大浴場の清掃のみのバイトもあるので、効率よく稼ぎたい人は検討してみましょう!
▼以下の関連記事では、まかない付きの宿泊施設について解説しています。
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参考:労働基準法/第三十七条(時間外、休日及び深夜の割増賃金)
無料・格安の寮やまかないがつくこともある
山奥など、交通の便が悪い場所に立地する温泉施設では、無料・格安で寮に入居できることがあります。通勤の心配がなく、水道光熱費もかかりません。さらに、まかないが出る場合もあるため、生活費を大幅に節約できます。
また、寮に入る際は敷金・礼金などは掛からないことが多いため、貯金を増やしたい!初期費用をかけずにひとり暮らしを始めたい!という人にもおすすめです。
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温泉スタッフの仕事内容とは?
お得要素が多いとワクワクしますが、働く上で重要なのは仕事内容です。温泉スタッフの仕事として、代表的な業務の中身を紹介します。
接客係
温泉施設はお客様をおもてなしする場所。いくら泉質が素晴らしくても、接客が残念では満足してもらえません。接客係は非常に重要な業務と言えるでしょう。
フロントや配膳、おみやげコーナーなどで、適切な案内・サービスを提供するのが仕事です。温泉宿であれば中居として客室を担当するなど、お客様と密に関わる場面もあります。
宿泊業の接客マナーについては以下の記事で詳しく解説しているので、併せてご参照ください。
調理係
温泉施設を訪れるお客様は、美味しい食事を楽しみにしています。小腹を満たす軽食から、その土地ならではの食材をふんだんに使った懐石料理まで、提供する料理の種類はさまざま。
未経験から挑戦できる調理補助もあれば、実務経験必須のシェフや板前といった仕事もあります。
調理の仕事についての詳細は、以下の記事を参照ください。
バックヤード業務
バックヤード業務は、お客様の目につかないところでオペレーションを支える仕事。縁の下の力持ちといったところでしょう。
事務や清掃、施設管理といった仕事がバックヤード業務に分類されます。温泉施設で働きたいけど接客は苦手、専門的なスキルを磨きたい!という人にはバックヤード業務が向いているのではないでしょうか。
具体的な仕事内容は以下の記事で紹介していますのでぜひご参照ください。
温泉スタッフの求人傾向を見てみよう
温泉スタッフの求人では、どのような人材が求められているのでしょうか。応募資格や給与などの条件面を、雇用形態別に見ていきましょう。
バイト・パート
温泉スタッフのバイト・パート求人は、勤務時間の選択肢が多い傾向にあります。宿泊施設は24時間働き手が必要。日帰り温泉でも深夜まで営業していたり、営業終了後の清掃に人手が必要だったりするため、他の業種に比べ勤務時間の幅が広いのですね。
また、接客なら接客だけ、清掃なら清掃だけといった具合に、ひとつの業務を担当することが一般的なため、未経験でも応募可能な案件が多いようです。
厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査の概況」によると、宿泊業・飲食サービス業・短時間労働者の1時間当たり賃金は男性が1,177円・女性が1,242円のようです。ただ、時給は勤務先によって異なるため求人内容をしっかりチェックしてくださいね。
正社員
バイトやパートの従業員が多い温泉スタッフ。正社員は管理者候補、リーダー候補としての募集が一般的です。未経験でも応募可能ですが、やはり経験者の方が優遇されるでしょう。
また、正社員ともなればメインで担当する業務以外の仕事も覚えることが求められます。繁忙期や急な欠員が出た場合に備えるのですね。
勤務時間は3交代制の8時間勤務が基本ですが、勤務先によっては「中抜けシフト」と呼ばれる数時間の仮眠時間を挟み、早朝から深夜まで働くことも。また、サービス業の正社員は長時間残業が常態化しやすい傾向にあります。
しかし、労働基準法違反の取り締まりが厳しくなったことや、働き方改革の推進によって残業時間の短縮に取り組む企業が増えています。よく企業研究し、応募先を吟味すれば正社員としてムリせず働ける温泉施設が見つかるでしょう。
厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査の概況」によると、宿泊業・飲食サービス業の6月賃金は男性が22万5900円・女性が20万7300円(共に25歳〜29歳)のようです。
経験年数や担当する業務によってふり幅が大きいので、応募前にしっかりと確認してくださいね。
なお、以下の関連記事では温泉地の住み込みで働くバイト・正社員の違いを詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてくださいね。
温泉スタッフのバイト・正社員は求人傾向を把握しよう!
さまざまなメリットがあるだけでなく、お客様に安らぎのひと時を提供する温泉スタッフの仕事。バイト・アルバイトの求人傾向を把握すると同時に、自分に合う業務でやりがいを感じながら、楽しく働きましょう。
温泉スタッフの仕事をしてみたい!という人は、当社サービス「おもてなしHR」をご活用ください。