兵庫県で暮らす魅力と移住支援
兵庫県は古くから国際貿易の中心として栄えてきた地域です。現代でも異国情緒が漂う神戸市や、高級住宅地で知られる芦屋市など、見どころの多いエリアですが、兵庫県での生活にはどのような魅力があるのでしょうか。
移住支援の内容と併せて見ていきましょう。
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兵庫県での生活
まずは兵庫県についての理解を深めるため、基本情報と、地域の特長を見ていきましょう。
基本情報
人口 | 540万2000人(2022年10月) |
---|---|
転入人口 | 22万1969人(2022年) |
年間降水量 | 1160.5mm (神戸市2022年) |
雪日数 | 22日(神戸市2022年の寒候年) |
気温 | 日平均17.5℃、最高気温36.8℃、最低気温-0.5℃(神戸市2022年) |
求人倍率 | 1.15倍(2023年6月) |
消費者物価 地域差指数 |
99.4(2022年) |
参考:
神戸市の年間降水量・雪日数・気温について/気象庁ホームページ
県内でも異なる気候
兵庫県は、北部は日本海、中国山地をはさんで南部は瀬戸内海と、全国でもめずらしい2つの海に接する県です。
南部は温暖な瀬戸内式気候で、北部は冬になると降雪が多い日本海側の気候となっています。北と南では気候が異なるので、移住地を選ぶときはこの点も考慮すると良いでしょう。
「都会」と「田舎」のバランスが良い
兵庫県は国内の各都市と高速道路網、鉄道、航空で結ばれています。また、国際空港へのアクセスもスムーズなので、海外旅行が多い人にとっては特に便利な地域です。
県内には私鉄も多く走っており、大阪、京都への通勤も可能です。兵庫県は神戸市のような都会の利便性と、山間部の田舎の心地良さを兼ね備えた地域と言えるでしょう。
子育てしやすい環境
兵庫県では「乳幼児等医療費助成制度」や「こども医療費助成制度」を実施しています。
子どもが病気やけがで病院を受診した場合、健康保険が適用される医療費の自己負担を市町が助成するという制度です。地域ごとに助成内容が異なるので、詳細は自治体のホームページでご確認ください。
また、子育て中の親子が気軽に集い、仲間づくりを通して子育てに関する相談や情報交換を行う「まちの子育てひろば」の開設を推進しています。
参考:
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
兵庫県で暮らす魅力とは
兵庫県は、神戸を始めとしたアーバンエリアや、淡路島などの海・山などの自然、さらには多種多様な温泉と、地域によってさまざまな表情を見せてくれます。この場所で生活する魅力を詳しく見ていきましょう。
個性豊かな温泉地
兵庫県には、日本三古湯にも数えられる温泉や開湯1300年の歴史を持つ温泉のほか、雄大な海を眺められる温泉など名だたる温泉が目白押しです。
足湯や立ち寄り湯もあるので、宿泊だけではなく、日帰りで楽しめます。
異国の雰囲気と歴史文化
港町の神戸市は、兵庫県の中でも外国文化がいち早く浸透した都市と言われています。その影響から、神戸を訪れた外国人の邸宅が数多く建てられているそうです。
また、日本ではじめて世界文化遺産に登録されたお城があり、白漆喰で塗られた壁の美しさから「白鷺城」とも呼ばれています。
他にも兵庫県朝来市には、「日本のマチュピチュ」と呼ばれる城跡の絶景スポットがあります。石垣の近くの川から発生する霧が雲海のようになり、まるで天空に浮かび上がっているような神秘的な空間は大変人気です。
おいしいグルメ
兵庫県は、瀬戸内海・日本海に面しているため、各地で農業・漁業・畜産業がバランス良く発達してきました。
恵まれた地域で育まれるタコやイカナゴ・和牛・丹波の黒豆などは、絶品。さらに、六甲山から湧き出る新鮮な水から作られる地ビールや日本酒も有名です。
さらに、「日本三大スイーツの街」のひとつになっている神戸市には、宝石のようなケーキやパフェのお店が多く並んでいるそうです。移住すると、さまざまなグルメを楽しめそうですね。
兵庫県の移住支援
兵庫県では、県民一人ひとりが心豊かに暮らせることを目指しています。地域に大きな魅力があるだけでなく、移住支援が充実しているため、移住者からの評判も良いようです。
ここでは兵庫県の移住支援について、自治体ごとの制度を見ていきましょう。なお、支援内容の情報はすべて2023年8月時点のものです。
また、今回紹介する地域の他にも、兵庫県には移住支援を実施している自治体があります。詳しくは件のホームページをご確認ください。
兵庫県の移住支援情報はこちら
丹波篠山市
子育て支援に手厚い丹波篠山市ですが、「食と器の出会い事業補助金」では、市内の飲食店や宿泊施設に向けて、市内産の飲食提供用の食器類の購入費に対し、必要な経費の1/2以内(上限10万円)を支給しています。
市内で飲食店や宿泊施設を開業したい方には、うれしい取組みですね。
丹波市
丹波市では、中学校を卒業するまでの児童を養育している方に児童手当が支給されます。
支給額は以下の通りで、児童の年齢によって支給額は異なります。詳しい内容は自治体のホームページなどでご確認ください。
【支給額(1人当たり月額)】
- 3歳未満:一律 15000円
- 3歳以上~小学校修了前:10000円(第3子以降は15000円)
- 中学生:一律 10000円
なお、以下の記事では丹波篠山市・丹波市の移住支援について詳しく解説しています。併せてご一読ください。
洲本市
洲本市は市内の事業者における人材確保や、UIJターンの促進を目的として「担い手確保奨学金返還支援補助金」を実施しています。
2013年3月1日以降に正規従業員などになった方や、淡路島以外からUIJターンをして現在も正規従業員として働いている方を対象に、奨学金などの返還の一部を補助するという取り組みです。
補助金額は最大で年間9万円までです。申請には奨学金の貸与を証明する書類や、住民票の抄本などが必要です。また、補助期間は対象の月から60カ月以内です。要項をよく読み、早めに申請しましょう。
なお、以下の記事では洲本市の移住支援について詳しく解説しています。併せてご一読ください。
参考:担い手確保奨学金返還支援補助金について/洲本市ホームページ
南あわじ市
南あわじ市では、空き家の活用を促す「南あわじ市定住促進空き家活用支援事業補助金」を実施しています。
市内の空き家バンクに登録された物件について改修などを行うと、補助金が支給されるという制度で、改修費であれば最大100万円、引越し費用であれば最大10万円といったように、出費の用途に応じた補助金が受けられます。
事業期間は2026年3月31日までということなので、補助を希望するのであればスピーディに動きましょう!
なお、以下の記事では南あわじ市の移住支援について詳しく解説しています。併せてご一読ください。
参考:南あわじ市定住促進空き家活用支援事業補助金について/南あわじ市ホームページ
さまざまな魅力を持つある兵庫県に移住しよう!
兵庫県は日本の国際化を先導してきた先進性、大震災からの復興に取り組んできた安全性など、さまざまな魅力があふれる街です。今回の記事を参考に、移住を検討してみてはいかがでしょうか。
なお、移住後の仕事探しにはおもてなしHRが力になります。