美容部員を辞めたいと思う理由5選
「美容部員を辞めたい!」と思う理由として代表的な例を見ていきましょう。
身体がきつい
華やかなイメージが強い美容部員ですが、実際は体力を使う仕事です。勤務中はヒールの高い靴で立ちっぱなし、ガラス瓶に入った化粧水を大量に運ぶなどの力仕事も多いでしょう。靴ずれや腰痛、外反母趾といった不調に悩まされることは珍しくないはずです。
また、シフト制の不規則な勤務や、書き入れ時の土日祝に接客が集中することも、身体に負担を掛けるのではないでしょうか。
ノルマがプレッシャー
美容部員に限らず、販売業には厳しいノルマが課せられることがあります。店舗全体のノルマの他、個人のノルマが設定される場合もあり「達成しなければ……」というプレッシャーを感じている美容部員は多いはず。
ノルマがあることへのストレスが積み重なると「辞めたい……」という気持ちになるのかもしれません。
自由に使えるお金が少ない
販売業は、給与水準が低い傾向にあります。
また、美容部員は説得力のある営業トークが求められるため、販売している商品を自分で買って使ってみることが望ましいでしょう。社員割引などで安く購入できる場合もありますが、少ない給料の中から化粧品を買いそろえるのは大変な出費になります。
自由に使えるお金が少なく「何のために働いているの?」という疑問が湧いてくるのではないでしょうか。
人間関係が難しい
美容部員は女性が中心の職業で、狭い売り場で働くことがほとんどです。そのため、対人関係が濃密になりがちで、派閥ができたり人の嫌な面が見えやすくなったりするかもしれません。お客様の取り合いなどで、争いが起こることも考えられます。
また、デパートやショッピングセンターの化粧品売り場では、他の売り場の関係者とも付き合わなければなりません。社内・社外の人間関係に疲れて「辞めたい……」と考える美容部員は少なくないでしょう。
接客がつらい
美容部員に対して、お客様はさまざまな気持ちを抱くもの。「頼れる美容アドバイザー」と捉える方もいますが「目を合わせたら何か売りつけられる」と思って避けたり「自分の容姿に自信がないから美容の専門家と話すのが怖い」と考えたりする方もいます。
他の接客業に比べて、美容部員はお客様に心を開いてもらいにくい職業かもしれません。「しっかりコミュニケーションを取りながら働きたい!」という理想があった方にとっては、歯がゆいのではないでしょうか。
また、メーカーや店舗の接客方針が合わないことで、接客がつらくなるケースもあります。「売ること」を重視するあまり、本当は必要のないものまでおすすめしたり、「そのままでは10年後にはシミだらけになりますよ!」などと恐怖心をあおって買わせようとしたりすることに嫌気が差して、辞めたくなる方もいるでしょう。
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美容部員を辞めたいと悩んだら
「美容部員を辞めたい……」と悩みながら働き続けても、良い仕事はできないものです。辞めたいと思った時の対処方法を見ていきましょう。
周囲に悩みを相談する
悩み事は、周りに相談することであっけなく解決する場合があります。
たとえば足腰が痛くてつらいなら、上司に相談することでローヒールの靴の着用を許されるかもしれません。また、正式な要望として伝えることで、靴に関する規則が緩和される可能性もあります。
「ノルマが達成できない」「お客様にどう接したら良いのか分からない」といった悩み事も、売上の良い美容部員や接客が上手な美容部員に相談すれば、解決策が見えてくるのではないでしょうか。
また、人間関係の悩みは難しいものですが、明らかなハラスメントなどがある場合はしかるべき窓口へ相談することがおすすめです。
モチベーションを見直す
美容部員は大変な仕事ですが、やりがいを感じる場面もあるはずです。以下のようなことが仕事のモチベーションになるのではないでしょうか。
- ・売上を伸ばせばインセンティブが入る
- ・接客次第で警戒心の強いお客様を和ませられる
- ・本当に良い商品を提案できる
- ・人の役に立てる
また「なぜ美容部員を志望したのか」を思い返すこともおすすめです。仕事の良い面を見直せば、前向きに働けるかもしれません。
転職を検討する
周囲に相談したり、良い面に焦点を当てたりしても、美容部員を辞めたい気持ちが消えない場合は、転職を考えても良いでしょう。
対人関係や待遇に不満があるなら同業他社へ、美容部員の仕事そのものを辞めたいのであれば他業種への転職を検討してみてくださいね。
以下の記事では、接客経験者が活躍できる転職先について解説しています。併せてご一読ください。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
美容部員からの転職には宿泊業もおすすめ
「美容部員はつらいけど接客は好き」という方には、宿泊業界への転職がおすすめです。お客様ひとりひとりに対して、きめ細やかな対応をするスキルを大いに活用できるでしょう。
また、宿泊業界にはバックオフィスや営業といった接客以外の仕事もあります。「接客以外の仕事がしたい!」という方も、宿泊業界を視野に入れてみてくださいね。
ホテル・旅館の仕事を探す際には、おもてなしHRをご活用ください。