通勤時間を無駄にしないためにはどうすればいい?

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完全リモートの仕事でない限り、働いていれば多かれ少なかれ通勤時間は発生するもの。ベッドタウンから都心まで通勤する場合などは、片道1時間以上かかることも珍しくありません。
通勤に時間を費やすのは、毎日のことです。長期的な目で見ればかなりの時間になるでしょう。「時は金なり」と言いますが、失った時間はお金と違って2度と戻っては来ないのです。
「働くためのやむを得ない時間」と諦める前に、通勤時間を無駄にしない方法を考えてみましょう。
通勤時間を無駄にしない方法2パターン

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通勤時間を無駄にしないための方法は、2通りあります。どちらが自分に適しているか、考えながら読み進めてくださいね。
通勤時間を無駄に過ごさない
1つ目は通勤時間を有効に使う方法です。
毎日、30分間電車に乗っている人が、その時間を読書に充てれば1年間でかなりの本を読めるでしょう。クロスワードパズルなどにチャレンジし、出勤前に頭のエンジンを温めることもできます。
また、資格や免許を取るための勉強に励んだり、スマホひとつでできる副業を始めたりと、収入アップのための時間としても使えます。車通勤の場合もCDで英会話を勉強したり、ラジオで株価や社会情勢をチェックしたりといったことができます。
完全な自由時間と比べればできることは限られますが、通勤時間の使い方によっては大きな実りを得られるのではないでしょうか。
また、ある程度の時間を掛けて通勤した方が、仕事とプライベートの切り替えができて良いという考え方もあります。無駄に思える通勤時間も、捨てたものではないのですね。
通勤時間を短縮させる
もうひとつは、通勤時間を短縮させる方法です。
具体的には、勤務先の近くに引っ越しをしたり、自宅の近くに転職したりといったことが挙げられます。転職を検討するのであれば、職場からほど近いエリアに寮や社宅がある企業を視野に入れると良いでしょう。
また、今の勤務先で許されるのであれば、リモートワークに切り替えることで、通勤時間をゼロにできます。自宅からより近い場所に支店や支社がある場合は、転勤の希望を出すこともおすすめです。
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通勤時間の無駄を削減する際の注意点!
時間の有効活用を試みるのは良いことですが、落とし穴もあります。通勤時間の無駄を削減する際の注意点を把握しましょう。
無理は禁物
通勤時間はあくまでも業務時間の副産物です。
通勤時間を使って何かをする際には「時間を無駄にしてはいけない!」と思って張り切り過ぎないことがポイント。会社で働くためのパワーは温存しておきましょう。通勤時間の勉強や読書に疲れた時には、ボーっと通勤して休むことも大切です。
また、会社の近くに引っ越す場合はお金が掛かるため、費用対効果をよく考えることが重要です。都心のオフィス街付近は家賃が高額なので、長期的に払ってけるのかどうかをシビアに検討してくださいね。
目的を持って時間を使う
時間の有効活用を考える際に重要なことは「目的意識を持つ」ということです。
例えば、通勤中の読書。なぜか読書は無条件に「有意義な時間の使い方である」というイメージが根付いていますが、そうとは限りません。自分にとって面白くない本や、役に立たない本を読むことは結局、時間を無駄にしているのです。
また、会社近くに引っ越して通勤時間を短縮させる場合も、目的に沿った行動を取りましょう。通勤時間が短くなった分だけ残業が増え、帰宅時間は以前と同じになるケースがあります。
「通勤時間を残業に充てて、仕事にまい進したい」という目的で引っ越したなら良いですが、「家族団らんの時間を確保したい」ということが本来の目的だった場合は、何の意味もない引っ越しになってしまいます。
「通勤時間を使って何がしたいか・どうなりたいか」を考えて、行動を決めてくださいね。
転職は慎重に考える
通勤時間の短縮を目的に転職を考える場合は、慎重になりましょう。通勤時間だけに囚われず、仕事のやりがいや給料、自分のスキルをいかせるかといったことを、トータルで判断する必要があります。
転職エージェントに相談するなど、第三者の意見を参考にしながら進めれば、失敗を回避できるのではないでしょうか。
以下の記事では、転職エージェントの活用方法について詳しく解説しています。併せてご一読ください。
通勤時間の悩みは転職エージェントに相談しよう

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通勤時間の長さや通勤経路に悩みがあるなら、転職エージェントへの相談がおすすめです。多くの企業を知っている転職のプロが、立地場所や寮の有無などを考慮の上、適切な求人情報を紹介してくれるかもしれません。
ホテル・旅館への転職は、おもてなしHRが力になります。