シフト制で働く正社員の特徴やメリット・デメリットを見てみよう
シフト制とは、24時間体制や長時間営業している企業で従業員が交代しながら働く勤務スタイルのことです。
パートやアルバイトに多い働き方ですが、正社員でもシフト制で働く職場はあります。正社員がシフト制で働いているのは、どういった職場なのでしょうか。仕事の特徴やメリット、デメリットを紹介します。
働き方を考える際の参考にしてくださいね。
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
宿泊業界での職務経験はありますか?
シフト制で働く正社員の特徴3選
勤務スタイルがシフト制の職場において、正社員はどのような仕事や働き方をしているのでしょうか。代表的な特徴を見てみましょう。
暮らしに密着した仕事が多い
シフト制の職場は、常に働く人が必要な職場。具体的には以下のような職業が挙げられます。
- ・販売員
- ・工場作業員
- ・交通インフラスタッフ
- ・物流スタッフ
- ・ホテルスタッフ
- ・医療スタッフ
- ・警備員/設備管理員
- ・美容師
- ・エステティシャン
- ・娯楽施設スタッフ
- ・コールセンタースタッフ
人々の生活に無くてはならない職業が目立ちます。暮らしの根幹を支えていると言っても過言ではないでしょう。
パート・バイト従業員をまとめる立場
シフト制の職場は大勢のパート・アルバイト従業員を雇っていることが一般的。正社員は必然的に、現場のリーダー役を担うことになるでしょう。
新入社員や平社員でも、パート・アルバイト従業員にとっては立派な上司で、プレイングマネージャーとしての手腕が期待されます。
ホテルなどのチームワークが必要不可欠な職場においては、特に重要な役割です。
シフトの自由度は低い
働く時間の自由度が高いイメージがあるシフト制。パートやアルバイトの従業員なら、「毎週〇曜日は何時から」「土曜日は必ず休みにする」といった希望に合わせて働くことができますが、正社員はそうも行きません。
現場に配置される正社員は少人数で、責任者として常に誰かが居る必要があるため、自分の都合よりも職場の都合に合わせて勤務日・勤務時間を決めなければなりません。
パート・アルバイトの感覚でシフト制正社員の仕事を選ぶと、後悔するリスクがあるため注意しましょう。
また、シフト制については以下の記事でも詳しく解説しています。合わせてご参照ください。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
正社員としてシフト制で働くメリット・デメリット
上記の特徴をふまえて、正社員としてシフト制で働くメリット・デメリットを見てみましょう。
メリット
メリットとして挙げられるのは、直接的に人の役に立てる仕事が多く、やりがいを実感しやすい点です。ホテルなどではある程度の裁量権を持って、お客様のリクエストに対応できる、といったことが考えられます。
また、パート・アルバイトに比べてシフトの自由度は低いものの、有給休暇を使わずに希望休の範囲で連休が取れる、自分の勤務時間が来るまでに用事を済ませられるというメリットもあります。勤務時間によっては通勤ラッシュを避けられることも、嬉しいポイントではないでしょうか。
そして多くのパート・アルバイトをまとめる立場であるため、新人のころからマネジメント業務を経験できることは将来、強力な武器になるはず。社会人として、大きく成長できるのではないでしょうか。
デメリット
一方で、デメリットとして挙げられることは正社員として重大な責任を負うことです。シフト制の職場はその日、その時間帯に必要な人員をそろえる必要があり、欠員が出た場合のしわ寄せは正社員に来る蓋然性が高いでしょう。
また、現場のリーダーである正社員は、余程の事情がない限り仕事に穴を空けられません。そのため、人手不足の現場では、正社員は家に帰れないほど忙しい!というブラック労働に陥っていることも。
さらに、パート・アルバイトでは対応しきれないクレームやトラブルを処理することも正社員の役割。ストレスが多く、生活リズムが不規則になりがちな点はデメリットと言えるでしょう。
正社員としてシフト制で働きたい!と考えるのであれば、職場をしっかり吟味することが重要です。
働き方で悩んだら転職エージェントに相談しよう
自分にとってシフト制が合っているのか、一般的な勤務体制が合っているのか悩んだ際には、転職エージェントに相談することをおすすめします。さまざまな企業と求職者を見ている転職のプロなら、希望や不安をヒアリングの上、適切なアドバイスをくれることでしょう。
また、シフト制で働く正社員が多いホテル・旅館への転職はおもてなしHRがサポートします。