ブラック企業を辞められないのはなぜ?
勤め先が明らかにブラック企業でも、「辞めたいけど辞められない……。」と悩む人は少なくないでしょう。
我慢してブラック企業に勤め続けると心身に大きなダメージを受け、復活に時間がかかったり、取り返しのつかないことになったりします。また、未払い賃金や不公平や給与で損することも。
この記事ではブラック企業を辞められない理由と適切な対処方法について解説します。一刻も早く抜け出すための参考に役立ててくださいね。
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
宿泊業界での職務経験はありますか?
ブラック企業を辞められない理由とは
ブラック企業を辞められない理由は大きく分けて2種類。
自分が「辞められない」と思っているケースと会社が辞めさせてくれないケースとがあります。それぞれを詳しく見ていきましょう。
自分が「辞められない」と思っている
自分が「会社を辞められない」と思っているのは、非常に真面目な人ではないでしょうか。
辞めることを「逃げ」だと考えていたり「次の仕事が見つからないのでは?」「家族を路頭に迷わせてしまうかもしれない」といった懸念を抱いていたり。「自分が抜けることで職場に迷惑がかかるのでは?」と考える人も居るでしょう。
また、退職時に会社と揉めることが心配というケースも。リテラシーの低い企業では、退職予定者に見せしめのような嫌がらせをする場合があります。過去に被害を受けた人を見ていれば、不安になるのは当然かもしれません。
そして、退職には金銭的な問題が伴います。既にローンを抱えている、これから高額ローンを組む予定がある、といった人は勤務先がブラックだからといって簡単に辞める決断はできないはず。
また、長時間残業やハラスメントが横行しているなど、労働環境はブラックでも営業成績が良く給料の実入りは良い、といったケースも。今の職場で働き続けるメリットとデメリットの狭間で揺れている人も居るでしょう。
会社が辞めさせてくれない
会社が辞めさせてくれないパターンでは、しつこく引き止められる、退職の話に取り合ってもらえない、退職願を受理しないといったことが挙げられます。
さらに悪質なケースでは、「お前が辞めるとこれだけの損害が出るから損害賠償を請求するぞ。」「今までの教育に掛かった費用を返してもらう。」といった脅迫を受けるかもしれません。
また、「ここでやっていけないならどの会社に転職してもダメだ。」「お前のような無能を雇ってくれるのはここだけだ。」などと言って自尊心を傷つけ「転職なんて無理だ……。」と思い込ませるケースもあります。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
ブラック企業を辞められない時の対処方法!
「ブラック企業を辞めたいのに辞められない……。」という悩みは、行動次第で解決できます。パターン別に対処方法を見ていきましょう。
自分が「辞められない」と思っている場合
ブラック企業に勤めていても、精神と肉体にまだ余裕があるのであれば、不安材料をひとつずつクリアにすることがおすすめです。
金銭面や次の仕事が見つかるかどうか、といったことが不安なら、何とか在職中に転職活動を進めて次の仕事が決まってから辞めることを目指してはいかがでしょうか。
ブラック企業に勤めながらの転職活動は容易なことではありませんが、適当な理由をつけて欠勤し、面接などに赴くことも考えましょう。家族ともよく話し合ってくださいね。
在職中の転職活動が困難な場合は、ある程度の貯金を作ってから辞める方法もあります。収入が途絶えても数カ月程度は暮らせるだけの貯金があれば、会社を辞めてもただちに困窮することはないでしょう。
職場に迷惑を掛ける懸念については、ある程度割り切ることも必要です。従業員が1人抜けただけで回らなくなる環境は、会社の問題。引継ぎや後処理など、やるべきことをきちんとやったら、後は努めてドライになりましょう。嫌がらせは相手にしないことがベストです。
そして、精神や肉体がすでに限界を迎えている場合は、心配事はひとまず忘れて、ただちに辞めたほうが吉と出るかもしれません。退職の原因がブラック労働なら、「特定理由離職者」としてすぐに失業手当を受給できる場合もあります。命を守ることを最優先に考えてくださいね。
失業手当については以下の記事で詳しく解説しています。併せてご参照ください。
会社が辞めさせてくれない場合
会社を辞める際には従業員が雇用主に辞めたい旨を伝えて了承をもらう、という流れが一般的ですよね。しかし法律上、会社を辞めることに雇用主の許可は必要なく、辞意を伝えてから2週間で辞められる事になっています。
ただし、退職の申し出がいつまでに必要かは会社ごとの就業規則で定められています。引き止められたり、退職願の受理を拒否されたりした場合は就業規則を根拠に退職日を決めて「この日に辞めます」と言い切りましょう。
それでも埒が明かなければ、法律に則り2週間で辞める方向に舵を切っても良いかもしれません。内容証明付きで退職願を郵送する、弁護士や退職代行業者に動いてもらうなどの方法もあります。
極力、円満退職を目指したいところですが、従業員の退職を邪魔することは違法行為。そのことを認識し、辞める意思を強く持ちましょう。
なお、以下の記事では退職時のトラブルについて詳しく解説しています。併せてご参照ください。
ブラック企業を辞められない時は転職エージェントに相談するのもアリ!
辞められない事情はひとそれぞれですが、退職に関する悩み事は転職エージェントに相談することもおすすめ。
次の仕事が見つからないのでは、という心配を抱えている人や、残業・休日出勤が多く転職活動できない!という人にとっては特に強い味方です。
会社が辞めさせてくれないケースにおいても適切なアドバイスをくれるのではないでしょうか。
ぜひ活用して、新天地を見つけてくださいね。転職エージェントの活用方法については以下の記事で詳しく解説しています。併せてご参照ください。
「ブラック企業を辞められない……。」と困ったら
ブラック企業に勤めていると、さまざまな要因で「辞めたいけど辞められない……。」とあきらめムードになりがちです。しかし、どのような企業であっても、辞められないはずはないもの。今回解説した対処法を参考に、一歩踏み出す勇気を持ちましょう。
また、ホテル・旅館業界の悩み事は、おもてなしHRにお聞かせください。