転職後に新しい保険証が届くまでの期間は?
転職後に新しい保険証が届くまでは、1週間~3週間ほどかかると言われています。手続きは会社単位で行われるもので、転職者本人が手続きをすることはありません。
会社がすぐに手続きを実施したとしても、保険者である協会けんぽや健康保険組合等で処理が完了しなければ、保険証は発行されません。届くまでの期間に差がうまれるのは、保険者の処理スピードによるものです。
そのため、新卒者の入社時期など、加入対象者が多い場合には届くまでに時間がかかるということも。すぐに保険証が欲しい人にとっては長く感じるかもしれませんが、個人的な理由で早く届けてもらうということはできません。
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転職先の保険証が届くまでは医療機関の受診はできない?
定期的に通院をしている人にとっては、保険証が届かないのは不安ですよね。転職先の保険証が届くまでは病院の受診はできないのでしょうか。対処方法などについてご紹介します。
保険証が届かなくても受診はできる
保険証は、健康保険に加入していることを証明するものです。保険証を医療機関の窓口に提示することで保険診療を受診することができ、医療費の負担は全体の3割になります。
保険証が届いていなければ、健康保険に加入していることの証明ができません。そのため、医療費は全額負担することになります。
保険証の有無の大きな違いは、医療費の負担額。10000円の医療費がかかった場合、保険証があれば3000円の負担で済む事を考えると、大きな差を感じますね。
突発的な受診であれば仕方ないですが、保険証が届くまで医療機関の受診を待ちたいと考えるのは当然でしょう。
保険証がいつもらえるのかについてはこちらの記事でもご紹介しています。併せてご覧になってください。
保険証が届くまでの対処法
保険証が届いていなくても、医療機関の受診が必要になることはありますよね。保険証が届くまでの対処方法についてご紹介します。
- ・一度全額支払ってから清算する
医療費を全額支払い、あとから返金手続きをすると言う方法です。保険証が届いたあとでも、受診した期間中に手続き中であったことが証明できれば、本来負担する必要のなかった7割分の医療費が返金されます。
手続き方法や必要書類は、協会けんぽや健康保険組合によって異なります。受診時に受け取った領収書や明細書は必ず保管するようにしましょう。
- ・資格証明書を発行してもらう
医療費を3割負担にするためには、健康保険に加入していることを証明する必要があります。保険証はその証明書となるものです。
保険証が届かない場合には「健康保険資格証明書」を発行してもらうことで、健康保険に加入していることの証明が可能です。保険証の代わりになるものですので、資格証明書があれば、医療費は保険適用と同じ扱いになります。
保険証がこない場合についてはこちらでもご紹介しています。併せてご覧になってください。
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転職先の保険証が届くまでに使える「健康保険資格証明書」とは?
保険証の代わりとして使用できる「健康保険資格証明書」の発行方法、発行までにかかる期間についてご紹介します。
発行方法
健康保険資格証明書を取得するためには、会社か被保険者本人が、管轄の年金事務所に申請書を提出する必要があります。
窓口または郵送での手続きが可能です。医療機関の受診が必要な場合に限り発行されるもの、保険証の代わりとして念のため持っておきたいという理由で申請することはできません。
本人以外に、扶養家族分の証明書も発行できます。通院が必要な家族がいる場合も、申請は可能です。
証明書の発行は、会社が社会保険の加入手続きをした後に発行されるものです。すぐに必要だからと、勝手に申請してはいけません。手続きの状況を確認してから申請するように注意してください。
発行までにかかる期間
窓口で申請した場合には、当日中に受領することが可能です。午前中に申請すれば、当日午後には受け取ることができるため、すぐに必要な場合は窓口での申請が良いでしょう。
郵送の場合は3営業日前後かかるようです。定期的に医療機関の受診がある場合などは、入社のタイミングで会社に相談しておくと、早めに対応してもらえるかもしれません。
転職先の保険証が届かなくても焦らない!
転職後に保険証が届くまでは少し時間がかかるものです。届かなくても医療機関の受診ができることが分かれば安心ですよね。
定期的に病院の受診がある場合は早めに相談しておくと良さそうです。手続きなど、入社前に確認しておきたいことがある場合は、転職エージェントを活用するのもおすすめですよ。