メンタル不調で会社を休む時の上司への伝え方は?休んだ日の適切な過ごし方も紹介!

メンタル不調で仕事をするのがつらい日は、無理をせずに休むことが得策です。発熱などの症状がないのに休むことを「ずる休み」と考え、後ろめたさを感じるかもしれませんが、これからも元気で働き続けるためには必要な休みなのです。この記事ではメンタル不調で休む場合の上司への伝え方を解説します。休んだ日の過ごし方などにも触れるので、参考にしてくださいね。

メンタル不調で会社を休みたいけど上司に伝えづらい……

メンタル不調で会社を休むことを「ずる休み」と感じ、休みたくても休めない人は少なくありません。

しかし、発熱などの症状がなくても、心が重苦しくやる気が出ない状態で仕事をこなすのはつらいこと。メンタル不調を感じたら、深刻な状態になる前に休み、リフレッシュした方が良いでしょう。

しかし、メンタル不調で休むことを上司に伝えづらいと考える方は少なくないはずです。上司への伝え方に悩む理由、伝えづらいと感じる理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

目に見えないから伝えづらい

メンタル不調は「心の風邪」と称されることもあり、会社を休む理由として正当です。時々休んでケアするからこそ、長く働けるというものではないでしょうか。

しかし、心の風邪の言葉通り、不調をきたしているのは「心」です。

目に見えない分、理解してもらいづらいという面があります。それが分かっているからこそ、休むことを上司に伝えづらいと思うこともあるでしょう。

前向きに考えることが難しくなったり、不安を感じやすくなったりしてしまう時期だからこそ、理解してもらえないのでは……と心配にもなりやすいのです。

上司に理解してもらえないと考えてしまう

実際、メンタル不調が深刻化する人は多く、厚生労働省の調べによるとメンタル不調で1カ月以上休業した労働者がいる事業所の割合は、13.3%だということです(令和3年11月1日~令和4年10月31日までの期間)。

メンタル不調は会社を休む理由として正当です。しかし、メンタル不調に上司が理解を示してくれるかどうかは分からないものですね。

甘えだと言われたり、休ませてくれなかったり、必ずしも理解してもらえるとは限りません。

メンタル不調の原因が上司ということもあります。日頃から折り合いが悪い上司である場合は、危惧するのも無理はないでしょう。

だからと言って、上司に伝えずに休むことはできませんよね。メンタル不調で会社を休むことを上司に伝える際は、どのようにすれば良いのでしょうか。

休んだ日の過ごし方やメンタル不調を緩和・解消するためのポイントと併せて見てみましょう。

出典:令和4年「労働安全衛生調査(実態調査)」の概況/厚生労働省

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メンタル不調で会社を休む際の上司への伝え方

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メンタル不調で会社を休む際の適切な伝え方は、1・2日休めば回復する見込みがあるのか、ある程度まとまった休みが必要なのかによって異なります。それぞれを詳しく解説します。

1・2日休む場合の伝え方

1・2日程度の休みで回復できそうな場合は「体調不良で休みたい」という旨を伝えるのが無難です。「精神的につらい」「心が重い」となどと伝えても、上司や職場の理解が得られるとは限りません。

 

また、メンタル不調は体調に現れやすく、実際に頭痛や腹痛、下痢などが起こる場合もありますよね。メンタル不調が原因と思われる症状があれば、その症状だけを伝えると良いでしょう。

 

欠勤連絡の方法には会社ごとのルールがあります。

電話連絡とされているのなら電話での連絡が望ましいところですが、電話を掛ける気力もない場合はメールなどでの連絡でも良いでしょう。

胃を痛めてしまい、吐き気がするので休ませていただけますか。本来、電話で連絡すべきなのですが吐き気が強く電話もできない状態なのでメールにて失礼します。」

このように伝えることで、会社としても対応を考えてくれる可能性があります。

 

ただし、「なぜ電話ではなくメールで?」と指摘されることが考えられます。電話もできないほどつらい状態なら、メンタル不調を訴え、まとまった休みをとったほうが良いかもしれません。

 

電話を掛ける気力がないからといって無断欠勤するのは絶対にNGです。「事故に巻き込まれたり、家で倒れたりしているのでは?」と余計な心配をかけてしまい、上司や同僚からの信頼を失うので必ず何らかの方法で連絡はしてくださいね。

 

また、事前に「そろそろ休まないとだめだ!」という気持ちになった場合は、あらかじめ有給休暇を申請しておくのが良いでしょう。当日、急に休んで迷惑を掛けるという罪悪感なく、当然の権利として堂々と休めます。

長い間休む場合の伝え方

1・2日の休養で回復しない場合は無理をせず、まとまった休みを取るべきです。その際には、メンタル不調を上司に正直に伝えたほうが良いでしょう。

 

ある程度長い休みを取る場合には、理由の証明を求める企業がほとんどです。正直にメンタル不調だと伝え、医師の診断書を提出することがベストではないでしょうか。

 

また、診断書はメンタル不調に理解のない会社や上司を納得させるアイテムとしても有効です。診断書の発行には費用が掛かりますが、必要に応じて取得しましょう。

 

診断書を取得してまとまった休みを取る際の伝え方は、以下の例文を参考にしてください。電話で伝えることを想定しています。

 

「お疲れさまです。○○課のおもてなし 太郎です。メンタル不調があり、精神科を受診したところ、××という診断が下りました。休養するようにと言われたため、本日から〇週間ほど休ませていただきたく存じます。診断書を取得しましたので、必要な手続きがあればご教示いただけますでしょうか。」

 

メンタル不調で診断書が必要な時に受診すべき病院は精神科や精神神経科、心療内科などです。詳細は厚生労働省のホームページでご確認ください。

参照:メンタル不調で受診すべき病院について/厚生労働省ホームページ

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メンタル不調で休んだ日の過ごし方

悩む女性

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メンタル不調で休んだ日は、心を休めることを考えて過ごすことが重要です。以下のポイントを押さえてしっかり休養してくださいね。

休んだ自分を責めない

メンタル不調で休んだ場合、会社を休んだ自分を責めないことがいちばん大切です。上司がどう思っているか、同僚に迷惑をかけていないかと、気になってしまうこともあるかもしれません。

罪悪感が頭をかすめた場合はすぐに別のことを考えましょう。

 

しっかり意識していなければ難しいかもしれませんが、身体を動かしたり、好きなことに没頭したりすることで気を紛らわせてくださいね。

健康的なストレス解消法を試す

長時間のテレビゲームや、好きなものを好きなだけ食べるといった行為はスカッとするものですが、あとから余計落ち込みがちです。メンタル不調で休んだ日には、健康的なストレス解消法を試しましょう。

例として、以下のような方法が挙げられます。

  • 公園を散歩する
  • 塗り絵やスケッチを楽しむ
  • 水族館や動物園に行く
  • ひたすら読書する
  • ゆっくりとお風呂に入る
  • 海や川などの自然を見に行く
  • かわいい動物の写真や動画を見る

もちろん、身体が疲れている時は無理にやる必要はなく、寝て過ごすのも良いでしょう。

また、普段から健康的な趣味を楽しんでいれば、メンタル不調の予防効果が期待できるかもしれません。

勤務先への配慮も忘れずに

メンタル不調で休むことは決してずる休みではありません。しかし、社会人として勤務先に配慮することは必要です。

 

たとえば散歩に出かけた公園の写真をSNSにアップしたり、勤務先のすぐ近くに遊びに行ったりという行動はトラブルのもと。

上司や同僚が見た場合、気分を害してしまうでしょう。働いている人に対する思いやりを持って過ごしてくださいね。 

また、次回出勤時には自分の仕事をフォローしてくれた人には、お礼を伝えてください。

メンタル不調を緩和・解消するには?

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メンタル不調は適切に休んだり、日ごろからストレスをため込まない工夫をしたりすることで緩和・解消できる場合があります。

しかし、労働環境や対人関係が悪すぎる職場などではストレスが積み重なり、対処が難しいことも。メンタル不調を一番に伝えなければならない上司と、折り合いが悪いということもあるでしょう。そのような場合には転職を視野に入れてはいかがでしょうか。

転職活動は大変なことなので無理は禁物ですが、少しずつ、できることから始める方法もあります。例えば、転職エージェントに登録だけする、キャリアアドバイザーと話すだけ話してみるといったことです。

 

なお、ホテルでの勤務を希望している方は、ぜひ「おもてなしHR」をご活用ください。ご希望に合わせた求人をご紹介します。

仕事の悩みはおもてなしHRにご相談ください

メンタル不調は放置せず、休むべき時にはしっかり休んで早めの緩和・解消を心がけましょう。仕事の悩みなどによって転職したい、と考えている場合は、おもてなしHRにご相談ください。

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