メンタル不調の相談は上司にしても良い?
社会人生活を営んでいれば、メンタル不調は珍しくありません。自分のメンタルが弱っていると感じたら早い段階でケアしたいもの。適切なケアのひとつが、誰かに相談することです。
仕事の悩みでメンタル不調に陥っているなら、あなたの担当業務や日ごろの仕事ぶりをよく知っているに相談してはいかがでしょうか。
上司に胸の内を打ち明けるのは気が引けるかもしれませんが、メンタル不調を上司に相談することにはさまざまなメリットがあります。相談を持ちかける際の注意ポイントと併せて見てみましょう。
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メンタル不調を上司に相談するメリット3選
仕事の悩みによるメンタル不調を上司に相談することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。代表的なメリットを3つ、紹介します。
業務効率低下などの理由をわかってもらえる
メンタル不調の時は業務効率が下がったり、ケアレスミスを繰り返したりしがちです。欠勤・遅刻・早退が増えることもあるでしょう。
上司にメンタル不調を相談することで、単にやる気がなく怠けているのではないことを理解してもらえるはずです。
仕事の割り振りや体制を見直してくれる
上司は職場を動かす権限を持っているでしょう。
メンタル不調の原因が仕事量の多さであれば割り振りを見直す・サポートを付ける、対人関係の悩みならチーム編成の組み換えといった状況に合わせた対応をしてくれるかもしれません。
メンタル不調の原因が解消され、元気を取り戻せる可能性があるのですね。
適切な窓口につないでもらえる
上司に相談しても、メンタル不調の原因が解消されないケースもあります。しかし、部下のマネジメントは上司の責務。上司の力だけでは事態を動かせない場合でも、適切な窓口につないでくれることが考えられます。
産業医や保健師、人事労務などにアポをとったり、連絡先を教えてくれたりするのではないでしょうか。ひとりで悩んでいるよりも、解消に向けて前進できるはずです。
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メンタル不調を上司に相談する際の注意点
メンタル不調はデリケートな話題で、上司に相談する際には注意が必要です。気を付けるべきポイントを3つ、見てみましょう。
相談できる上司かどうかを見極める
直属の上司でも、人として信頼できない上司には相談すべきではないでしょう。
特に、「いつも話を聞いてくれない」「精神論ばかり言っている」「自分の考えだけが正しいと思っている」というタイプの上司には、メンタル不調の問題を持ちかけてもまるで意味がないかもしれません。
「自分の上にいるから」ということだけでなく、悩み事に向き合ってもらえそうか・秘密を守ってくれそうかといったことをよく考えることが大切です。
また、メンタル不調の原因が直属の上司だったりすることもありますよね。「相談事はまず、直属の上司にする」ということが組織の基本ですが、場合によっては直属の上司よりも高い立場に居る上司や、他部署の上司に相談しても良いでしょう。
きちんとアポを取る
メンタル不調の相談に限らず、上司に話をしたい時は事前にアポを取ることがマナーです。
メンタル不調のときは早く聞いてほしい気持ちが強くなるかもしれませんが、上司には上司の都合があることを忘れずに。きちんとアポを取った方が、落ち着いて話を聞いてもらえるでしょう。
無理に話す必要はない
メンタル不調の原因が仕事の悩みだからといって、必ず上司に相談しなければならないわけではありません。
信頼できる上司であっても、メンタル不調を打ち明けることがストレスになったり、「上司に相談しなければ……。」というプレッシャーを感じたりして、返って落ち込む恐れがあります。
関係性や立場にこだわらず、話しやすい相手を選んで相談してくださいね。また、上司に相談する際も言いたくないことは言わなくて大丈夫です。
身近に相談できる相手が居ない……という場合は公的機関やボランティアなどの相談窓口を利用するのも良いでしょう。厚生労働省のホームページで電話番号を紹介しています。
仕事の悩みは転職エージェントにも相談しよう
メンタル不調を緩和・解消するには信頼できる上司や相談窓口に相談し、ひとりで抱え込まないことが重要です。
また、仕事の悩みには転職エージェントのサポートが役に立つこともあります。宿泊業界への転職はおもてなしHRにご相談ください。