ホテルのフロント・夜勤の仕事内容5選
昼間のフロントは多くの人がイメージする通り、お客様対応が中心です。では夜勤ではどのような仕事をするのでしょうか。夜勤フロントスタッフの仕事内容として、代表的な例を見ていきましょう。
夜間や早朝のチェックイン/チェックアウト
夜間・早朝においても、チェックインやチェックアウトの対応が発生することがあります。
たとえば、夜遅くまで仕事をしてからチェックインするお客様や、ショートステイなどで深夜にチェックアウトするお客様もいるため、フロントスタッフを配置する必要があります。
ビジネスホテルやカプセルホテルなど、就寝・休息に特化したホテルでは比較的多い業務かもしれません。
苦情/トラブル対応
夜間から早朝にかけての苦情やトラブルは、夜勤のフロントスタッフが対応します。
「他の宿泊客が騒いでいて眠れない」「カードキーを持たずに部屋を出てしまった」「客室のシャワーが使えない」「体調が悪くなった」など、さまざまな事態に直面するでしょう。
警備
決まった時間に一時的にフロントを離れ、館内の見回りに行くことも夜勤フロントスタッフの仕事です。
不審者が入り込んでいないか、設備に異常がないかといったことを確認し、お客様の安全を守ります。ホテルによっては夜勤のフロントスタッフとは別に、警備員を配置していることもあります。
事務作業
お客様対応が少ない夜間は、事務作業を進めることに適した時間帯。夜勤のフロントスタッフは、顧客リストの管理や伝票整理などを担当する場合があります。
バックヤードでの事務作業が中心で、お客様が来た時にだけフロントに立つケースもあるようです。
他業務のヘルプ
夜間のフロントスタッフは手すきの時間ができやすいため、他業務のヘルプにまわる機会も多いでしょう。
実際は勤務先のホテルによって異なりますが、朝食準備や清掃などフロント以外の仕事を経験できることもあるようです。
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ホテルのフロント・夜勤のメリットとデメリット
ホテルのフロントにおける夜勤には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。代表的な例を見ていきましょう。
メリット
夜勤のメリットとしてまず挙げられることは、深夜業の割増賃金によって高い収入を得られることです。
労働基準法において、22時から翌朝5時までの間に労働させる場合、雇用主は通常の賃金に対して2割5分以上の割増賃金を払わなければならないとされています。「効率的にお金を稼ぎたい!」という場合、ぴったりの働き方ではないでしょうか。
また、接客が少なく事務作業などに集中しやすいことや、日中に自由な時間を持てることもメリットと言えるでしょう。
デメリット
一方、デメリットとして挙げられるのは生活リズムが崩れやすいということです。特に、夜勤と日勤を短いスパンでこなすシフトでは、身体に大きな負担がかかることでしょう。
また、夜勤の後に長い休憩を挟んで2日分の勤務をこなすなど、1回の勤務における拘束時間が長いケースもあります。
その分、休日数を多くするなどバランスが取れているホテルもありますが、就業の際には無理のない働き方ができるかどうかをよく検討することが重要です。
そして夜勤のフロントスタッフは、イレギュラー対応が必要になりがちです。深夜にわざわざフロントを訪れるお客様は、何かしらの困りごとを抱えているもの。お客様に寄り添い、臨機応変に対応することが求められます。
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