日本酒の魅力を広く伝えることを目的に実施されてる「日本酒検定」。難易度が気になる方もいるでしょう。
検定は5級から1級までの6段階。20歳以上であれば受験が可能で、日本酒好きな消費者も受験が可能です。
試しに受験してみようかな?という方もいるかもしれません。合格基準や受験者として想定される人物像から、級ごとの難易度を紹介します。
日本酒検定の概要
日本酒検定は、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会が主催する検定です。
日本酒の知識を図る検定ですので、日本酒が好きな消費者から日本酒を提供するプロまで、誰でも受験することが可能です。
日本酒に詳しい方だし、どのくらい知識があるか試してみようかな?と思う方もいるかもしれません。
どんな人でも挑戦しやすいのが日本酒検定の特徴。興味があれば、気軽に挑戦してみるのも良いでしょう。

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日本酒検定の難易度

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日本酒検定の合格率は開示されていません。
そのため、難易度は合格基準(正答率)や、受験者として想定される人物像から考えるのが良さそうです。
| 級 | 合格基準
(正答率) |
出題方式 | 受験資格 |
| 1級 | 85%以上 | 四肢択一選択方式
50 問 |
準1級合格者 |
| 準1級 | 80%以上 | 四肢択一選択方式
50 問 |
日本酒検定2級合格者 または 日本酒学講師、酒匠認定者 |
| 2級 | 75%以上 | 四肢択一選択方式
50 問 |
日本酒検定3級合格者 または 唎酒師認定者 |
| 3級 | 70%以上 | 四肢択一選択方式
50 問 |
20歳以上 |
| 4級 | 70%以上 | 二肢択一選択方式
30 問 |
20歳以上 |
| 5級 | 70%以上 | 正誤選択方式
30 問 |
20歳以上 |
各級の合格基準、受験資格は上記の通りです。
全て筆記試験で、テイスティングなどの実技試験はありません。
5級・4級は自宅でのネット検定で受検可能。不合格でも受検期間内であれば、3回まで再受験できます。
受験者として想定される人物像は「日本酒の基礎知識・周辺知識を活用し、日本酒の魅力をご自身で楽しめる人」。
日本酒検定の入門編でもありますので、それほど難易度は高くなさそうです。
3級以上になると、出題される問題の数が50問になります。
3級の合格基準は70%以上、50問中35問に正解すれば合格です。
5級と4級を飛ばして3級から受験することも可能で、問われるのは日本酒の楽しみ方の秘訣やラベルの読み方、製法や歴史。
受験者として想定される人物像は「日本酒の基礎知識・周辺知識だけでなく、特徴や魅力を理解して第三者に伝えられる人」です。
第三者に伝えられる人、ということですので、趣味で楽しむ程度の知識では不足かもしれません。
正答率は70%と、5級・4級と同じですが、問題数が増えるので時間配分に注意が必要です。
合格基準は、級が上がることで厳しくなります。
1級の場合は正答率は85%。50問中43問に正解しなければなりません。慎重に解かなければ、ケアレスミスで不合格ということも起こりかねません。
受験者として想定される人物像は「日本酒のあらゆることに精通し、後世へ適切に継承できるできる人」ですので、出題される問題は日本酒についての深い知識が必要なものばかりです。
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日本酒検定の受験方法は?

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日本酒検定の受験方法は、級によって異なります。各級の受験方法と受験料について紹介します。
5級・4級
インターネット受験が可能ですので、好きな時間に好きな場所で受験することができます。
受験料は、それぞれ1,100円(税込)。合格するとデジタル認定証が即時発行されます。
3級・2級
3級と2級の受験は、CBT(Computer Based Testing)試験か会場試験を選択できます。
全国47都道府県にあるテストセンターのコンピューターを使って好きな時間に受験します。
受験料はCBT試験が3級・2級ともに7,100円(税込)で、合否は即時判定されます。
なお、会場試験は級・2級ともに6,000円(税込)で、3月と9月の第2土曜日に年2回実施されます。
準1級・1級
準1級と1級は、会場試験のみ。こちらも3月と9月の第2土曜日に年2回実施されます。
受験料は準1級も1級も6,000円(税込)です。1級に合格すると、日本酒名人にも認定され、認定証書に加えて認定証明書も発行されます。
出典:認定会員コンテンツ/日本酒サービス協会「日本酒が好き!」日本酒検定で魅力をもっと広めよう!
日本酒検定は、日本酒の魅力を知ってもらう機会を提供し、日本酒をもっと楽しんもらうことを目的に実施されています。
日本酒が好きであることをきっかけに、日本酒の魅力を伝えられるようになりたい!という思いで受験している方もいるようです。
飲食店やホテル・旅館に勤めている場合は、日本酒の魅力を伝える材料にもなるはずです。
日本酒ならこの人!と言われるような、日本酒名人を目指してみるのもいいかもしれませんね。
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