【例文あり】転職理由「残業が多い」の適切な伝え方!

転職の面接ではほぼ確実に「転職を決めた理由」を聞かれます。「残業が多い」という理由での転職は珍しくないことですが、伝え方に注意しないと、面接官にマイナスイメージを持たれることになります。「残業が多い」という転職理由を伝える際のポイントや、NG例文・OK例文を見ていきましょう。転職活動の参考に、役立ててくださいね。

目次

    転職理由の「残業が多い」をどう伝える?

    深夜残業

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    人が転職を決める理由として「残業が多い」はありがちなこと。面接官にも納得してもらえる正当な理由と言えるでしょう。しかし、伝え方を誤るとマイナスイメージを持たれてしまうので注意が必要です。

     

    この記事では「残業が多い」という転職理由の、適切な伝え方について解説します。 NG例文、OK例文と併せて見ていきましょう。

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    転職理由「残業が多い」の伝え方に注意が必要な理由とは?

    多すぎる残業によって起こる弊害は、無視できません。プライベートの予定を諦めることになったり、大切な人と過ごす時間を失ったり。心身に支障をきたすこともあるでしょう。

     

    長時間残業からの解放を目的に、転職を考えるのは当然のことです。しかし、面接での伝え方を誤ると、面接官に以下のような印象を与えます。

    仕事に対する考えが甘い人物

    残業が多いか少ないかは、主観的なことです。

     

    過労死ラインの80時間を超える残業など、明らかに多い場合は別ですが、伝え方が良くないと「わずかな残業もしたくない人なのか?」「常にプライベートを優先させるかも」「仕事をまっとうするだけの責任感がないのでは」と思われることに。

     

    また、「スケジュール管理ができていないタイプの人」と見なされるおそれもあります。このような印象を持たれると、選考でガクっと不利になるでしょう。

    他責的な人物

    採用面接において、転職理由を具体的に話すことは重要なポイントです。しかし「残業が多い」ということについて話すとなると、人のせいにしているように聞こえがち。

     

    「職場のマニュアルが非効率で時間がかかった」「仕事の割り振りが不公平だった」「残業が当たり前で、自分の仕事が終わっていても帰れない雰囲気だった」

     

    事実、こうした背景があったとしても、そのまま伝えては「他責的で自分で解決しようとしない人物」と見なされるかもしれません。

    誠実さに欠ける人物

    面接官が転職理由をたずねる背景には「答えにくい質問に対して誠実に回答する人物かどうかを判断したい」という狙いがあります。

     

    特に「残業時間が長い」という転職理由はネガティブなもの。あやふやに回答してお茶を濁そうとすると、「誠実さに欠ける人物」と判断されてしまいます。また、「人に言えないトラブルを起こしたのではないか」「うちの会社もあやふやな理由で辞めてしまうのでは」と思われるおそれも。

     

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    転職理由「残業が多い」の適切な伝え方

    転職活動

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    面接官にマイナスイメージを与えずに、「残業が多い」という転職理由を伝えるためにはいくつかのコツがあります。以下のポイントを押さえましょう。

    ポジティブに変換する

    「残業が多かった」という転職理由を伝える際は、ポジティブに変換することが重要です。「前職は残業が多すぎたので、転職を決めました」と伝えるだけでは、単なる悪口と捉えられかねません。

     

    そこから一歩踏み込んで、「転職によって残業時間が減ったら何をしたいのか」を伝えることで、ポジティブになります。また、転職理由が志望動機につながるように、伝え方を工夫することもポイント。声や表情も、努めて明るくしましょう!

    具体的な残業時間を伝える

    先述の通り、残業時間が多いか少ないかは主観に左右される部分があります。そこでおすすめしたいのは「具体的な残業時間を伝える」ということです。

     

    客観的な事実を示すことによって、説得力が生まれるはず。また、どの程度の残業時間が自分にとってつらいのかを伝えれば、応募先でやっていけるかどうかを、面接官が判断しやすくなるはずです。

     

    採用を勝ち取ることも重要ですが、「双方の認識をすり合わせてミスマッチを防ぐ」という意味でも、具体的な残業時間を伝えることが有効なのですね。

    工夫したことを伝える

    「他責的な人物」という印象を与えないためには、「残業時間短縮のために工夫したこと」を伝えることが重要です。

     

    自分で考え、工夫しても成果が得られなかった人物と、不満を抱いたまま何もしなかった人物であれば、前者の方が責任感の強い人物だと判断されるでしょう。

     

    転職を決めるほど多い残業時間で悩んだ人なら、何かしらの工夫をしたことはあるのでは。これまでの自分を振り返り、工夫したエピソードがあれば、ぜひアピールしましょう。

    転職理由「残業が多い」を伝える例文

    ここまでをふまえて、面接で「残業が多いから転職を決めた」という旨を伝える際の例文を見てみましょう。NG例文とOK例文を掲載するので、参考にしてくださいね。

    NG例文

    「今の職場では慢性的な人手不足が続いている上に、非効率な作業が多く、毎日遅くまで残業することが当たり前になっています。

     

    たまに、仕事が早く片付いた日があっても上長が終礼を始めないため、帰れない雰囲気でムダに残業している状態です。今後はプライベートを大切にしたいと考え、転職を決めました」

     

    この伝え方では「非効率な作業」を工夫すれば残業時間を減らせる可能性があるにもかかわらず、何もしていない人物だと見なされます。また、ムダな残業を上長のせいにしている点もネガティブに聞こえるポイント。

     

    前向きな姿勢が見られず、面接官にマイナスの印象を与えることは間違いないでしょう。また、具体的に何時間程度の残業で転職を決めたのか分からない点も、面接官を不安にさせます。

    OK例文

    「わたしが転職を考えたきっかけは、残業の多さです。月50時間を超える残業があり、資格取得のための勉強時間が確保できないことに悩んでおりました。

     

    上長にICT化の導入やオペレーションマニュアルの改正をかけあって、多少の改善は見られたのですが、残業時間が月50時間を下回るまでには至らず、労働環境を変えようと思いました。

     

    ホテル業界の中でもいち早くICT化を導入し、労働環境の改善を進めてきた御社でなら、自己研磨に励みながら働けると思い、応募した次第です」

     

    こちらの例文では、具体的な残業時間や自ら工夫した点が伝えられています。今の職場に対する恨みつらみのような言い回しではなく、転職に対して明るい展望を持っていることが分かるのではないでしょうか。

     

    転職理由を志望動機につなげているところも、好印象を与えるはずです。

    転職理由の伝え方はエージェントに相談しよう!

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    ひと口に「残業が多い」といっても、状況は人それぞれ異なります。転職理由の伝え方で悩んだ際には、転職エージェントに相談してみましょう。多くの企業と転職者を結び付けてきたプロの視点で、良いアドバイスをくれるかもしれません。

     

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