書類選考に通らない……。
時間をかけて用意した履歴書や職務経歴書も、書類選考に通過しなければただの紙切れ。
複数の企業に送ったのに、一度も書類選考に通過しないということもあるでしょう。書類選考不合格の連絡を受けるたびに落胆している方もいるかもしれません。
気合を入れて転職活動に本腰を入れてみたものの、書類選考に通過しないことが続くと、自分のことを否定された気分にさえなってしまいます。
まず念頭に置きたいのは、書類選考の通過率は100%ではありません。
出したら必ず通るものではありませんし、通らなくて当然というくらいに気持ちを軽くしておく方が良いかもしれません。
だからと言って、書類選考に通過しなければ転職活動は進みません。書類選考に通過しないことが続いているのであれば、必ず原因があるはずです。
書類選考に通らない原因と対策について紹介します。
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書類選考に通らない原因は?
書類選考に通らない原因はさまざまあります。考えられる原因について紹介します。書類を送る前に、今一度見直してみると良いかもしれません。
スキルが不足している
「社会人経験〇年以上」「マネジメント経験〇年以上」「〇〇資格保有者」
経験やスキルに指定がある場合、その条件に満たない場合は書類選考に通過することはないでしょう。
即戦力を求めているからこと、スキルに一定のレベルを求めるのは当然です。
十分にスキルがあると自分では感じていても伝えきれていないこともあるかもしれません。
人材像が合っていない
企業が採用活動をスタートする背景には、ニーズがあります。
求人票には必ず、求める人材像が書かれています。業務や社風にマッチした人材像が明確にあるのです。
経験やスキル以外だけでなく人柄を重視した採用を進めている企業も多くみられます。
コミュニケーション能力が高い人材が欲しいのに、1人で黙々と作業するのが得意なことをアピールする書類を送っても、通過するはずがありません。
転職回数が多すぎる
転職回数が多いと、長く働いてくれないというイメージを持たれることがあります。
転職は珍しいことではありませんが、一貫性のない職種を転々としていたり、数カ月で退職を繰り返したりしていると、良い印象は持たれません。
経験の浅さへの不安や、忍耐力がないイメージを持たれてしまいます。
企業は、長期的に働いてくれる人を求めています。すぐに辞めてしまうかも……という不安がある人を採用する気持ちにはならないでしょう。
倍率が高い
大手企業や人気職種などは、応募が殺到していることもあります。
倍率が高ければ比較対象となる応募者が多いのは当然のこと。通過が難しいことを想像するのは容易です。
倍率が高い求人に応募するのであれば、経験やスキルだけでなく、貢献度の高さが伺える実績も重要です。
多数の書類から抜きんでるためには、採用担当者の目に留まる「プラスα」のアピールが必要でしょう。
書類に不備がある
誤字脱字が多かったり、指定の書式でなかったり。そもそも応募のマナーが悪い場合には、書類に目を通してもらうことも難しいかもしれません。
書類に不備があれば、適当な印象を与えるものです。
仕事に対しても適当なのではないかと勘ぐられるかもしれません。熱意が感じられないと判断されても仕方ないでしょう。
応募社数が少ない
そもそも、書類選考の通過率は低いものです。通過率は30%と言われることもあります。
1社2社に送ったくらいで、書類選考に通過しないと嘆くのは早すぎるかもしれません。
これだ!と思える求人であればあるほど、落胆する気持ちは大きくなるのは当然ですが、残念ながらそんなに甘くもないのです。
書類選考に通過しない……。と落ち込むのは、10社程度に送ってからでも遅くありません。
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書類選考に通らない場合の対策は?
書類選考に通らないことが続く場合には、取り組み方にも問題があるのかもしれません。書類選考に通らない場合の対策について紹介します。
企業分析をし直す
企業が求める人材像にマッチしていなければ、書類選考が通過しません。
企業分析が不十分で、企業のニーズがつかめていないことが原因になっていることも考えられます。
求人票だけでなく企業のホームページや、企業が発信しているSNSの情報もチェックしてみましょう。
転職条件を見直す
転職活動には、転職の軸が必要です。こんな仕事がしたい!こういう働き方がしたい!誰もが、転職によってかなえたい希望を持っています。
年収や勤務時間など、こだわりたい条件があることは当然です。
より良い条件で転職したいと思うのは当たり前のことですが、高望みのしすぎはよくありません。
あれこれ条件を出しすぎず、絶対に譲れない条件だけに絞るようにしましょう。条件を細かくすればするほど選択肢が減ってしまい、書類を送る企業の数が減ってしまいます。
第三者の目を通す
応募書類を書く際には、読み手を意識することも大切です。
誤字脱字がないか、汚れがないかなどの細かな部分にも注意を払う必要があります。
何度見直しをしても、自分の目だけで確認をすると見落としに気付けないことがありますので、書類を提出する前には第三者の目を通すのがおすすめです。
間違いに気付くだけなく、何を言いたいのかが分からないとか、長すぎる・短すぎるなど、読み手の立場の意見を聞くこともできるでしょう。
書類選考に通らないなら転職エージェントに相談しよう!
書類選考に通らないことが続くと、転職への意欲も無くなってしまいますよね。
ただでさえ孤独な転職活動です。二人三脚で転職活動が進められる転職エージェントは、強い味方になってくれるはずです。
書類のブラッシュアップのサポートもしてくれるので、書類選考に通らないことにお悩みの場合は相談してみても良いでしょう。
宿泊業界への転職を検討の方は、おもてなしHRにご相談くださいね!