調理師の転職に適切な自己PRとは?
転職を成功させるには、効果的な自己PRが必要不可欠です。効果的な自己PRとは「具体性があり、聞き手が納得できる」ということ。
調理師や調理師になりたい人の転職においては、どのような自己PRが適切なのでしょうか。具体性を感じさせる要素を詳しく見てみましょう。後半では例文も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
調理師の転職における自己PRの具体性とはどういったことなのか把握しましょう。後半では例文も紹介するので参考にしてくださいね。
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調理師の転職:自己PRに必要な具体性3選
自己PRで具体性を持たせるべき要素は、何でも良いわけではありません。応募する企業・業界にマッチしているかどうかが重要です。
調理師の転職において、効果的に具体性をアピールできる要素を見てみましょう。
資格・免許
調理の仕事には、役立つ資格が多く存在しています。調理師免許やふぐ調理師免許、ソムリエやパティシエ関連の資格を持っているのであれば、ぜひ自己PRに盛り込んでください。
その資格を取ろうと思った背景や、資格をいかして職場に貢献できたエピソードなども良いでしょう。
売り上げや勤続年数などの数字
数字は自己PRの内容が、客観的に評価できるものである証明として有効です。
自分のアイデアや開発したメニューで売り上げが伸びた場合などは、数字を用いてアピールしてくださいね。
また、勤続年数や調理の道に入ってからの年数も、客観的事実として示せます。ただ「調理の仕事が好きでずっと続けています!」と言うよりも、相手に納得してもらえるでしょう。
料理のジャンル・得意分野
調理の仕事の経験者は、これまで担当していた料理のジャンルや、得意な調理方法をアピールしましょう。技術の熟練度や知識の深さに自信があれば、ぜひ掘り下げて伝えてくださいね。
未経験者は家庭で作っている料理や、レシピ本を見ながら作った料理にまつわるエピソードを交えても良いかもしれません。仕事としての経験はなくとも「こういう料理に興味を持っています」「こういった勉強をしています」というアピールができるはず。
なお、以下の記事でも自己PRのポイントについて詳しく解説しています。併せてご参照ください。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
調理師の転職で有効な自己PRの例文を見てみよう
上記のポイントをふまえて、調理師や調理師になりたい人の転職における有効な自己PRの例文を見てみましょう。ホテルにおけるフランス料理レストランへの応募を想定し、経験者・未経験者のパターンを用意しました。
【例文】経験者の場合
「私は○○調理専門学校を卒業して調理師免許を取得した後、××グループのフレンチレストランに就職しました。見習い期間を経てロティシエールになった後、2年前からシェフ・ド・パルティを務めております。
長期にわたって肉料理を担当するうちに本当に良い肉の特徴や、肉の旨味を最大限にいかす調理方法をつかめるようになったと自負しています。
コロナ禍において客足が遠のいた際は『時間がたっても美味しく食べられる肉料理』にこだわってメニューを開発した結果、私が企画した持ち帰り用のローストビーフが、リピート率ナンバー1になった月もあります。
5年間の経験で磨いた知識と技術をいかし、肉料理が特に美味しいと評判のこちらのレストランに貢献したいと考えています。」
【例文】未経験者の場合
「私は子どものころから調理に興味があり、中学・高校の6年間はずっと調理クラブに所属しておりました。
大学を卒業し、一般事務として働きだしてからも調理に対する興味は薄れず、料理教室に通ったり、パーティーで手料理をふるまったりしていたのですが、料理教室の先生から勧められて、調理を仕事にすることを考えるようになりました。
仕事として調理に携わったことはありませんが、フランス料理のフルコースを作るなど、趣味の域に留まらない勉強をしています。
もし、こちらのレストランでコックとして働くことができましたら、これまで培ってきた知識をいかし、プロの料理人の道をまい進していきたいと考えています。』
また、自己PRの伝え方で悩んだ際には転職エージェントに相談することもおすすめです。以下の記事を参考に、転職エージェントの活用を検討してくださいね。
調理師の仕事はおもてなしHRで見つけよう!
調理師として働くための道筋はさまざまですが、ホテルで働くことも検討してはいかがでしょうか。ホテルの料飲部門では調理師のスキルアップを応援する制度が整っていたり、昇格の要件が明確だったりという場合があります。将来を見据えて働けるので、前向きに考えてくださいね!
ホテルにおける調理師の仕事を探す際には、おもてなしHRをご活用ください。