3交代制とは?
24時間を3つに区切って交代で働く「3交代制」という勤務形態。24時間営業でシフト制を導入している業種、職種で取り入れられることがあります。
3つの時間帯の区切りかたは職場によって異なりますが、24時間を3つに区切るため、8時間ごとに勤務時間を分けることが一般的です。
朝からの勤務を「日(昼)勤」、昼以降からの勤務を「準(前)夜勤」、夜から翌朝にかけての勤務を「夜勤」。
このような3パターンの勤務時間があり、ローテーションでシフトが組まることが一般的です。
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3交代制の働き方
3交代制で組まれるシフトにはいくつかの種類があります。一般的なシフトの組み方としては、日勤、準夜勤、夜勤を1週間ごとに入れ替えるというもの。一週目は日勤、休日を挟んで2週目が夜勤というように、週ごとに働く時間帯が変わります。
中には、同じ時間帯だけで働く、時間専属という働き方を取り入れている場合もあります。夜勤の場合は手当が充実しているため、高収入につながることも。しっかりと稼ぎたいという場合は、あえて夜勤専属という働き方を選択することもあるようです。
夜勤の働き方、ホテルの夜勤についてはこちらで詳しくご紹介しています。併せてご覧ください。
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3交代制が導入されている仕事
3交代制は、365日、24時稼働している店舗や商業施設、工場などで導入されています。3交代制が導入されている仕事や仕事内容についてご紹介します。
コンビニエンスストア
24時間営業の代表とも言えそうなコンビニエンスストア。年中無休で、早朝・深夜問わずお客様への対応が必要です。
日中に比べると夜勤の時間帯は落ち着いているため、夜勤の際には店舗の清掃や商品の入れ替えなど、お客様が少ない時間にしかできない業務も発生します。
病院
入院患者がいる病院や、救急の患者を受け入れている病院でも、医師や看護師の勤務に3交代制を導入していることがあります。
日勤の場合は患者の診察に関わる業務が中心ですが、夜勤の場合は入院患者の急変に備えたり、点滴交換や体位交換したりなど、介助業務が中心になるようです。
宿泊施設
365日、24時間営業といえば宿泊施設もその1つ。24時間お客様の出入りがあるため、深夜でもお客様対応が必要です。宿泊客の安心、安全を守るのもホテルマンの仕事。夜勤の場合は保安要員としての役割も持っています。
お客様対応は比較的少ない夜勤の場合は、事務作業をしたり、翌日の宿泊客の受け入れ準備をしたりすることもあります。
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3交代制のメリット・デメリット
3交代制の働き方のメリット・デメリットについてご紹介します。
メリット
- ・日中の時間が多く使える
昼勤は退勤後、前夜勤の場合は出勤前、夜勤の場合は翌朝以降、日中に動ける時間が多いのが3交代制の特徴です。
買い物の時間や、役所や銀行に行く時間などが確保しやすいのは、メリットと言えるでしょう。
- ・残業が発生しづらい
3交代制は1日の勤務をローテーションで回しています。次の時間帯の従業員が出社すれば入れ替えが行われます。
働く時間がハッキリと区切られているため、残業が発生しづらいのもメリットと言えるでしょう。
デメリット
- ・生活のリズムが崩れる
3交代制では、日々の勤務時間が固定されません。毎日変わるわけではないとはいえ、生活リズムを整えるのは難しいでしょう。
起床時間、就寝時間がシフトに合わせて変わるため、規則正しい生活を送るのは困難なようです。
・予定が合わせづらい
準夜勤や夜勤の場合、日中に仕事をしている友人や家族との予定が合わないということがあります。3交代制に限らず、シフト勤務している人の共通の悩みとも言えそうです。
場合によっては、友人と疎遠になってしまうことも。プライベートの充実を重視したい場合には、ストレスになることもあるかもしれません。
3交代制のホテルで働きたいなら「おもてなしHR」
ホテルや旅館などの宿泊施設では、シフト制が一般的。3交代制でシフトが組まれていることも少なくありません。
3交代制で働く場合は、時間帯やシフトの組み方などを事前に確認しておくことをおすすめします。3交代制のホテル・旅館への転職を検討中の方は「おもてなしHR」にご相談くださいね。