転職の内定ブルーを乗り越えるには?
内定ブルーとは内定が出た後に入社後の不安に襲われブルーな気持ちになることです。社会人デビューする新卒予定者が陥りやすい悩みですが、社会人経験のある転職者でも内定ブルーになることは珍しくありません。
この記事では転職で内定ブルーに陥りやすい状況や、内定ブルーを克服するためのポイント、内定ブルーになりにくい転職活動の進め方について解説します。
ぜひ参考にして、明るい気持ちで新天地に赴いてくださいね!
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転職で内定ブルーになりやすい状況5選
転職で内定ブルーになりやすいのは、どういった状況の時なのか見てみましょう。内定ブルーの真っ最中という人は、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
現職で引き止めに遭った時
現在の勤務先に退職の意思を伝えると、引き止めに遭うことがあります。
「君はこの会社に必要な人材なんだ!」「この会社にはこんなにいいところがあるよ!」と熱弁されたり、内定先について「その業界は斜陽産業だよ」「君には不向きでは?」とネガティブな話をされたりするかもしれません。
それによって今の会社の方が良いのでは?転職先でやっていけないのでは?と不安になり、内定ブルーに陥るのですね。
以下の記事では弊社のキャリアアドバイザーが、宿泊業界の退職について解説しています。併せてご参照ください。
予想よりも早く内定が出た時
一般的に転職活動を開始してから内定・入社するまでは、3カ月程度かかると言われています。半年以上の長期戦になることもあるでしょう。
その一方、とんとん拍子に選考が進み、転職活動開始から1.2カ月ほどで内定が出ることも。「転職先で働き始めるのはまだまだ先のこと」と構えていたのに、予想に反して早く決まると、心の準備が追いつかず、内定ブルーになるかもしれません。
第一志望の内定ではなかったとき
第一志望の転職先では内定を得られず、第二志望・第三志望の企業で内定が出た時も、内定ブルーになりがちです。
手放しで喜びにくく「もっと良い転職先があるのでは?」「まだ転職活動を続けるべきかも?」と悩むのではないでしょうか。
転職先の業務や条件、社風が不安になったとき
「自分の実力でやっていけるのか」「社風になじめるだろうか」といった不安に襲われ、内定ブルーに陥る人も居ます。
企業研究を十分に重ね「ここなら大丈夫!」と思って選んだ転職先でも、そこで働くことが現実になると、途端に不安になることは往々にしてあるもの。
また、引っ越しを伴う転職などでも、環境の変化が目前に迫ると不安になることが考えられます。
今の職場に名残惜しさを感じた時
転職直前になると、今の職場の良いところが見えてきたりします。仕事はきついけれど人間関係は良かった、残業は多いけどしっかり稼げるなど、これまでは不満要素に埋もれて分からなかった美点に気が付くのですね。
こうしたことで辞めるのが惜しくなり、内定ブルーに陥る人も居るでしょう。
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転職で内定ブルーになった時の対処方法
転職がどうしても不安であれば内定辞退という選択肢もありますが、多くの場合、内定ブルーは一時的なこと。
一時の不安でせっかく決まった転職先を蹴るのはもったいない話です。また、今の職場に転職の話をした後は引き返せません。
内定ブルーに打ち勝つための方法を把握して、適切に対処しましょう。
人に相談する
不安な気持ちに襲われた時は、ひとりで悩まず誰かに相談することが得策です。可能であれば、転職先で上司になる人など、関係者に話してみましょう。
人は分からないことが怖いものです。不安に思っていることを相談し、答えを聞けば安心できるのではないでしょうか。また、入社時に配慮してもらえるかもしれません。
ただし「内定承諾を後悔している。転職を辞めたい。」といった話に聞こえないよう、注意が必要です。「前向きに頑張るためのアドバイスが欲しい」という姿勢で相談してくださいね。
また、明確な答えは得られないかもしれませんが、相談相手は家族や友人でも良いでしょう。誰かに話すだけでも気持ちが楽になるはずです。客観的に見れば、小さな心配事だった!ということに気が付く可能性もあるでしょう。
考えることをやめる
現実的な根拠がなく、想像で不安になっている状態なら努めて考えないようにすることも重要です。
今、不安に思っていることは実際に起こってからどうすればいいか考えるべきでしょう。その時々で対処できるはずなので、過度な心配は無用です。
能力を高める努力をする
「自分の能力でやっていけるのか不安……。」という人は、能力を高める努力をしましょう。入社までに十分な能力が身につくかどうかはともかく、何かしらの行動するをことで、気がまぎれるはず。
オフィスワークなら表計算ソフトの使い方を勉強する、接客業なら感じの良い笑顔や声のトーンを研究するといった、ちょっとした努力が自信につながるのではないでしょうか。
小さなゴールを設定する
転職先に入社した後、どのような毎日が待っているのだろうと考えると気が遠くなるかもしれません。そこでおすすめしたいのは小さなゴールを設定することです。
たとえば「とりあえず3カ月間はこの会社で働く」「入社日から2週間は出社するだけで良しとする」といったことが良いでしょう。そのことに集中すれば、内定ブルーの重い気持ちがまぎれます。
また、「ゴールを決める→たどり着く」を繰り返していくうちに、新たな職場に慣れるのではないでしょうか。
入社後の楽しみを作る
入社後の楽しみを作ることも、内定ブルー対策として有効です。入社日に合わせてスーツや靴を新調したり、会社付近でおいしいランチの店を探したり。
手取りが増えるのであればお金の使い道を、残業が減る見込みならプライベートをどう充実させるか考えるのもおすすめです。
楽しいことを考えて、気持ちを明るくしましょう!
転職活動中の気持ちを思い出す
内定ブルーが重く「このまま入社して良いのだろうか……。」と悩んだ時には、内定先に応募した理由や、転職活動中の気持ちを思い出しましょう。
このご時世、内定を勝ち取るまでにはさまざまな努力や苦労があったはずです。そのことを振り返れば「あんなに頑張って得た内定なんだから、前向きに取り組もう!」という気持ちになれるかもしれません。
内定ブルーを避ける転職活動の進め方
内定ブルーを避けるためには、転職活動の進め方が重要です。人の心は複雑なもので、何が原因でブルーな気持ちになるかは十人十色。
「こうすれば絶対に内定ブルーにならない!」という方法はありませんが、転職活動中は以下のことを心がけましょう。
優先順位を明確にする
内定後・入社後に後悔しないためには、転職先の条件に優先順位をつけることをおすすめします。
どのような企業で働いても、不満に思うことのひとつやふたつはあるもの。しかし、転職先が最優先の条件を満たしている企業なら「まぁ仕方がないか。」と割り切れるのではないでしょうか。
不安・疑問は転職活動中に解消にする
内定が出る前に不安・疑問を解消することも大切です。これらを放置して駒を進めると、いざ内定が出た時「そういえばあれってどうなんだろう……?」と不安が大きくなりがち。
説明会や面接における質疑応答の時間や、内定承諾の意思確認をされるタイミングで、聞きたいことは聞きましょう。
転職エージェントを活用する
内定ブルーを防ぐためには、プロの力を借りましょう。転職エージェントは転職のプロです。あなたの適性やキャリア、転職の目的を洗い出し、希望にマッチするエントリー先を提案してくれるでしょう。
また、内定ブルーに陥った時の相談相手としても転職エージェントは適切です。企業の採用担当者には相談しにくいことでも、気軽に相談できるのではないでしょうか。
以下の記事では、転職エージェントについて詳しく解説しています。併せてご参照ください。
宿泊業界への転職はおもてなしHRにご相談ください
宿泊業界は独特な文化や特殊なシフトがあり、一般的に激務と言われている業界です。内定ブルーに陥るリスクは高いかもしれません。
「宿泊業界に転職したいけれど後悔しないか不安……。」という場合は、おもてなしHRにご相談ください。