ホテルに着くのが遅くなりそうなとき、「チェックインって何時まで大丈夫?」「連絡って必要?」と心配になることはありませんか。実は、多くのホテルでは15〜23時がチェックインの一般的な受付時間で、それを過ぎるとキャンセル扱いになることもあります。この記事では、チェックイン可能な時間の目安から、遅れた際の対処法や深夜到着時の注意点まで、事前に知っておくべきポイントを解説します。
ホテルのチェックインは何時まで?最終受付時間の目安と注意点を解説
ホテルのチェックイン時間には明確な基準があるわけではなく、施設によって対応が異なります。とはいえ、おおよその目安を知っておけば、到着前の不安を減らせるはずです。
ここでは、一般的なチェックイン時間の目安や、門限がある施設、チェックイン可能時間がホテルごとに違う理由について解説します。
15〜23時が多い!チェックイン時間の目安と例外
一般的なホテルでは、チェックインの受付開始時間は15時頃、最終受付は22時〜23時に設定されているケースが多いようです。
ただし、ビジネスホテルの一部や、カプセルホテル、都市部の24時間対応ホテルなどでは、それ以降の深夜帯でもチェックイン可能な場合があります。
反対に、旅館や民宿のような小規模施設では「21時までにチェックイン必須」など、早めに締め切るケースもあるため注意が必要です。
門限で入れなくなるホテルもある
施設によっては「門限」を設けており、チェックイン可能時間を過ぎると玄関が施錠され、入館できなくなることがあります。
特に、スタッフの常駐時間が限られている旅館や小規模施設では、こうした運営体制が取られていることもあります。
チェックイン可能時間はホテルで異なる
チェックインの受付時間は、ホテルの規模・運営方針・スタッフ体制などによって大きく異なります。
たとえば同じ地域内でも、あるホテルは24時まで対応している一方で、別のホテルは21時でフロント業務を終了しているといった違いがあります。
施設ごとに条件が異なるため、予約時に記載されているチェックイン可能時間を必ず確認することが大切です。
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
宿泊業界での職務経験はありますか?
チェックインに遅れるときはわかった時点で連絡を!
チェックイン予定時刻を過ぎそうだと感じたら、その時点でホテルに連絡を入れるのが基本です。迷ったときこそ、早めの連絡が安心につながります。
たとえ10〜15分程度の遅れでも、連絡がないと無断キャンセル扱いになるおそれがあります。事前決済をしていても、油断は禁物です。
特にチェックイン時間に制限がある施設や、混雑する時期は注意が必要です。反対に、事前に一報を入れておけば、柔軟に対応してもらえるケースも多くあります。
また、夕食付きプランでは、数分の遅れでも料理の準備に影響することがあるため、なおさら早めの連絡が大切です。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
連絡しないとキャンセル扱いに?遅刻時のホテル側の対応とは
Laurentiu-Iordache / stock.adobe.com
チェックインに遅れたまま連絡をしなかった場合、キャンセル扱いになることもあります。ここでは、ホテル側が実際にどう対応するのか、よくあるルールや注意点を紹介します。
ホテルから安否確認の電話がくるケースも
チェックイン予定時刻を大きく過ぎても宿泊客が現れない場合、ホテル側から連絡が入ることがあります。
「予約を忘れていないか」「日程を間違えていないか」などを確認するための、いわば安否確認のような連絡です。
この連絡に出られなかったり、そもそも連絡先が不明だったりすると、宿泊の意思がないと判断され、キャンセル扱いになる場合もあります。
無断キャンセル扱いで料金がかかる場合がある
チェックイン時刻を過ぎてしばらく経っても連絡がない場合、ホテル側が無断キャンセルとして処理することがあります。
どの程度の遅れでキャンセル扱いになるかはホテルごとに異なりますが、1〜2時間以上音沙汰がない場合などに判断されるケースが多いようです。
この場合、キャンセル料が発生しても返金されないことが一般的です。
特に現地決済の予約や、キャンセル規定が厳しいプランでは、宿泊しなかったとしても全額請求されることがあります。
見落としがちな「遅刻→キャンセル」ルール
予約サイトや公式サイトには、「〇時間以上遅れた場合はキャンセル扱いとする」といったルールが記載されていることがあります。
こうした情報は予約確認画面や利用規約の中に埋もれていることも多く、確認せずにいると、思わぬタイミングでキャンセル扱いになるリスクがあります。
遅れる可能性が少しでもある場合は、あらかじめチェックイン締め切り時刻やキャンセル条件を確認し、必要に応じて連絡しておくのが安心です。
深夜チェックインはできる or できない?事前に確認すべきポイント
krsmanovic / stock.adobe.com
深夜でもチェックインできるかどうかは、宿泊施設によって対応が異なります。事前に確認をしておかないと、当日スムーズに入れなかったり、キャンセル扱いになってしまったりすることも。
ここでは、深夜チェックインに対応しているかどうかを見極めるポイントと、到着前に確認すべき情報について解説します。
フロントが閉まっている?チェックイン可能時間の確認方法
深夜帯のチェックインに対応しているかどうかは、施設によって大きく異なります。
中にはフロントが22時や23時で閉まってしまうケースもあり、遅い時間に到着するとチェックインできないおそれもあります。
チェックイン可能な時間帯は、予約サイトの「施設情報」や「プラン詳細」、ホテル公式サイトの「アクセス案内」や「よくある質問」ページなどで確認できます。
また、予約完了後に届く確認メールにも、受付時間や注意事項が記載されていることがあるため、見落とさないようにしましょう。
深夜到着で起きやすいトラブルとその回避策
深夜に到着した宿泊客がトラブルに遭う原因の多くは、「チェックイン方法を確認していなかった」ことです。
たとえば、以下のようなケースがあります。
- 鍵が受け取れない(キーボックスの使い方がわからない)
- フロントが閉まっていて建物に入れない
- 連絡なしで到着が遅れたため、無断キャンセル扱いになっていた
特に24時以降の到着になる場合は、セルフチェックインの操作方法や暗証番号の受け取り手順など、事前にしっかり確認しておく必要があります。
こうしたトラブルを防ぐには、「到着予定時刻の共有」「チェックイン方法の確認」「連絡先の控え」の3つがポイントです。
不安があるときは、予約時や前日までにホテルに確認しておくと安心です。
ホテルのチェックインに関するよくある質問
meeboonstudio / stock.adobe.com
チェックイン時間に関しては、早く着きすぎたときや予定より遅れるときなど、ちょっとした疑問が出てくるものです。
ここでは、ホテルのチェックインについて読者からよくある質問をまとめました。事前に知っておくと安心できるものばかりなので、気になる項目があればぜひチェックしてみてくださいね。
ホテルのチェックインは何時まで?
チェックインの可能時間を過ぎる場合はどうすればいい?
深夜のチェックインでもスタッフは対応してくれる?
無断キャンセルにならないためにはどうすればいい?
チェックイン予定時刻より遅れる・変更する場合はどうすればいい?
ホテルのチェックインに遅れる場合は早めに連絡を入れよう
到着が遅れそうだと気づいたら、できるだけ早くホテルに連絡を入れることが大切です。
ひとこと伝えておくだけで、無断キャンセルや食事提供の中止など、トラブルを未然に防ぐことができます。
宿泊プランや施設によっては、5〜10分の遅れでも大きな影響が出る場合があります。
特に食事つきプランやチェックイン時間が限られている施設では、連絡がないと宿泊できなくなることもあるため注意が必要です。
「まだ大丈夫だろう」と自己判断せず、迷ったときほど早めに連絡を入れましょう。事前に連絡を入れておくだけで、チェックインをスムーズに進めることができます。
おもてなしHRでは、ホテルのチェックインやキャンセルなど旅行で役立つ情報を発信しています。詳しく知りたい方は、以下のボタンからご覧くださいね。
旅行で役立つ情報はこちら