フレンチのシェフになるには?
フランス料理は世界3大料理のひとつ、そしてシェフは料理人の最高峰。フレンチのシェフは、究極の料理人とも言える職業です。
料理の仕事で身を立てていきたい!という人にとっては憧れの存在でしょう。この記事では、料理の道に入門し、フレンチのシェフになるための方法や、フレンチのシェフが持つ役割、必要な素質について解説します。
将来フレンチのシェフになりたい人や、料理の仕事に興味を持っている人はぜひ参考にしてくださいね。
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フレンチのシェフが持つ役割とは?
フランス料理の道で最高峰の料理人になるにはまず、フランス料理とは、そしてシェフとは何なのかを理解する必要があるでしょう。
フランス料理は種類の多さと奥深さが特徴です。ひと口に「フランス料理」といってもトマトやオリーブ、ブイヤベースを多用する「プロヴァンス料理」や白ワインを使った魚料理が多い「ロワール料理」、スペイン料理とも似た「バスク料理」など、細分化されています。
また、素朴な家庭料理から「アミューズ(突き出し)」で始まり「カフェ・ブティフール(コーヒーと小菓子)」で終わる格式の高いフルコースまで、料理のスタイルもさまざま。
フレンチのシェフは、このように幅広いフランス料理の知識・技術を網羅していなければなりません。深い知識と熟練の技術、そして磨きぬいたセンスを駆使して料理を作る・新メニューを開発するといったことがシェフの役割なのです。
そしてシェフはフランス語で「厨房のチーフ・リーダー」を意味する「chef de cuisine」を略した言葉です。部門シェフやコック、見習いコックたちを取りまとめ、厨房を円滑に回していくこともシェフの大切な仕事です。そのためには、部下に信頼されるだけのリーダーシップ、思いやりも必要不可欠でしょう。
さらに、シェフには「タレント性」が求められることもあります。お客様の目の前で食材をフランベして見せたり、トークショーを開いたり。料理番組に出演し、お茶の間の人気者になっている「スターシェフ」も居ます。
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フレンチのシェフになるまでの道のりを見てみよう
フレンチのシェフになるには、フランス料理の腕を磨くとともに、人望を得る・タレント性を磨く努力も欠かせません。道のりは楽なものではないでしょう。しかし「この道で絶対に成功する!」という強い意思を持てば、決して届かぬ夢ではありません。
フレンチのシェフを目指すにあたって、学歴は必須ではありません。各種学校で調理を学ぶこともひとつの道ですが、フレンチレストランなどに就職し、調理師免許を取得してシェフを目指すという方法もあるのです。
調理師免許を取得すれば、就労ビザの申請が通りやすくなるため本場フランスで修行を積むのも良いでしょう。
調理の現場に入ってからは、見習いからのスタートが一般的。皿洗いや掃除、野菜の皮むきなどの作業から、徐々に料理を任せてもらえるようになります。
まずは一人前のコックになり、次は部門シェフ、その次はスーシェフ(副料理長)というように、段階をふんでシェフを目指すのがセオリーでしょう。
また、資金をためて独立開業でオーナーシェフになるという方法もあります。いずれにしても長期にわたって努力し続けることが必要でしょう。フレンチのシェフを目指す上で最も重要な要素は「努力できる才能」なのかもしれません。
なお、調理師免許の取得方法や取得のメリットについては以下の記事をご参照ください。
ホテルはフレンチのシェフを目指せる職場
フレンチのシェフになりたい人は、ホテルのレストランで働くことを視野に入れてみましょう。一流のおもてなしを提供する高級ホテルのレストランは、修行の場としてピッタリではないでしょうか。
キャリアアップ転職のチャンスもある業界なので、部門シェフからスーシェフになりたい、スーシェフからシェフになりたい、という人にもおすすめです。
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