地域移住のおすすめエリアはある?
地方移住を考えるきっかけは、人によってさまざまです。移住で叶えたい目的をきちんと考えて場所を選ばないと、移住が失敗することがあるのです。
実際に移住をした方々が、特に重視した理由は以下のようなパターンに分けられます。
「気候が安定している土地に住みたい」
「暮らしやすい土地に住みたい」
地方移住すると生活環境がガラッと変わるので、「移住先で生活するイメージを具体的に想像できるのか」という点もとても重要なポイントでしょう。
たとえば、都会で生まれ育った人が、急に交通手段が乏しい地域へ移住すると、かえってストレスを溜めてしまうことがあります。地方移住で重視することが多い理由をもとに、おすすめのエリアを紹介いたします。
「田舎と都市の中間に住みたい」
・駅前に複合商業施設や飲食店、スーパーなどが揃っている
・都心までのアクセスが良い
・主要な駅から2キロ圏内に複合商業施設などがある
例:長野県松本市、広島県福山市、静岡県三島市など
「気候が安定している土地に住みたい」
・一年を通して気候が温暖
・夏は蒸し暑くなく、冬は雪があまり降らない
・台風や地震などの自然災害がめったにない
例:高知県高知市、静岡県静岡市、愛媛県新居浜市
「暮らしやすい土地に住みたい」
・自宅周辺にコンビニやスーパー、病院、銀行などが揃っている
・子育てのサポート体制が整っている
・都市部までのアクセスが良い
例:愛媛県松山市、新潟県新潟市、福岡県古賀市
以下の記事では、おすすめエリアの詳しい内容が記載してありますので、興味のある方はぜひご一読くださいね。
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地方移住で知っておきたい仕事・子育て・住まいのこと
地方移住をするときに気になるのは、「仕事」「子育て」「住まい」ですよね。
最近では、地方自治体が移住をサポートする動きがあり、さまざまな形で移住者の仕事や子育て、住まいに関する不安を解消しています。
移住する際に助成金を受け取れる場合がありますので、興味のある地方の移住支援制度は必ずチェックするようにしてください。
地域ごとの支援例をチェックしてから、移住先を考えてみるもの良いかもしれませんね。
仕事
地方で仕事を探すとなると、苦労する方が多いそうです。しかし、現代では仕事の選択肢も多様化しています。また、地域の支援制度を活用すれば、起業も夢ではありません。地域の支援例を見ていきましょう。
長野県大町市
商店街の空き店舗を集客に役立つ施設として改修する場合、500万円を限度に経費を補助
鳥取県日南市
就農すると800万円の助成
長崎県五島市
漁業の研修事業を受けると、対象者に生活費15万円&その他の経費(上限は年5万円)の保障
地方には仕事が少ないイメージのある方がいらっしゃるかもしれませんが、地方は新しいことにチャレンジするにはピッタリの場所です。また、総務省が取り仕切る「地域おこし協力隊」に従事する方法もあります。
地方への転職が不安であれば、会社にリモートワークの相談をしてみましょう。移住先での仕事の探し方は、以下の記事で詳しくチェックすることをおすすめします。
子育て
「自然に囲まれて子育てをしたい」と地方移住を決意する子育て世代は、とても増えているようです。子育てを基準に移住を考える場合、以下のような取り組みを行っている自治体を選ぶと良いでしょう。
群馬県渋川市
・保育施設(幼稚園・保育所・認定こども園)の保育料が無料
・小中学校の給食費&中学生までの子どもの医療費が無料
北海道新冠町
・不妊&不育治療への助成
・中学生以下の子どもの医療費が無料
・チャイルドシート/ジュニアシート購入費用の助成
北海道南幌町
中学生までの子ども1人あたり10㎏の「子育て支援米」を支給
他にも熱心な子育て支援に取り組んでいる自治体は多いので、よく調べてみてくださいね。
住まい
移住をするうえで、住まい探しはとても大変です。しかし、自治体の移住支援制度を利用すると、理想の住まいをお得に手に入れる可能性が高いそうです。
宮城県七ヶ宿町
・中学生以下の子どもがいる40歳までの夫婦が、新築一戸建てに20年住めば家と土地をプレゼント(募集は令和3年2月26日まで)
・新築やリフォームなどにかかる費用の補助
山形県遊佐町
「空き家バンク」に登録された物件を選べば、町がリフォームしてから移住者に貸出し
岡山県備前市
市内で賃貸住宅に住む50歳未満の夫婦を対象に、家賃を半額補助
地方自治体のホームページをチェックすると、住まいに関する情報がたくさん集まっていることがわかります。
地方移住する際は不動産情報だけでなく、自治体の住まい情報も確認しておくと、理想の住まいに出合える確率が高まりますよ。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
良いことばかりじゃない……。地方移住の注意点とは
地方は自然が豊かで、都心に比べて心にゆとりのある生活を送ることができます。
ただし、地方のスローライフに憧れたまま、地方に住むデメリットを無視すると「こんなはずじゃなかった」と移住を悔やんでしまう場合があるのです。地方移住のデメリットは以下の通りです。
・教育施設や医療施設が少ない
・地元民との深い付き合いが大変
さらに、「地元の方のニーズ」と「移住者の意欲」がミスマッチを引き起こすことは珍しくありません。
「地域を良くしよう!」という想いを胸に移住を決めるのは、とても立派なことです。しかし、その想いを押し付けてしまうと住民の反感を買い、地域との軋轢を生むことになるのです。
「地域を変えてやる」という一方的な意気込みではなく、地域から何かを学ぼうとする姿勢を忘れずに住民との対話を大切にしましょう。
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