ホテルマンに適切なネクタイとは?
ホテルマンにはユニフォームがあることがほとんどです。ユニフォーム一式は勤務先から支給されるため、ネクタイ選びで悩む場面は少ないかもしれません。
しかし、担当業務によってはユニフォームではなく、自前のスーツで仕事をすることも考えられます。特に支配人やマネージャーといった重役は、スーツでの勤務が一般的。
また、ジャケットやベストなどは支給品で、ネクタイは自前のものを着用するというスタイルのユニフォームもあるでしょう。
ホテルマンに適切なネクタイとは、どのようなものなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
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ホテルマンのネクタイ選び!ポイント3選
ネクタイは、実に奥が深いファッションアイテムです。適当に選ぶと全体のバランスが崩れたり、周囲から浮いたりしてしまうので要注意。ホテルマンがネクタイを選ぶ際、念頭に置いておくべきことを見ていきましょう。
ネクタイの種類
ネクタイにはいろいろな種類があります。ホテルマンが仕事で着用するのであれば、ジャガードタイと呼ばれるネクタイが適切です。
ジャガードタイはもっとも一般的なネクタイで、生地がしっかりと詰まっていることが特徴。ほどよい重みがあり、落ち着いた印象を与えます。
また、名称の由来でもあるジャガード織りは、プリントではなく生地を織ることで色や柄を表現するというもの。上品で深みのある胸元を演出できることでしょう。
シンプルで落ち着いたデザインが基本
ビジネスホテルなどのカジュアルなホテルでも、お客様を迎える以上はきちんと感が重要です。ネクタイを選ぶ際にも、その点を意識しましょう。
派手な色や目立つ柄、キャラクターものなどのネクタイは避けて、シンプルで落ち着いたデザインのものを選びましょう。
ここを押さえておけば、大失敗することはないはずです。
周囲との調和を考える
ネクタイをコーディネートする際は、自分の服装だけでなく周囲との調和も大切にしましょう。サービススタッフのユニフォームや、インテリアとの相性も考えてくださいね。
ホテルのテーマカラーを取り入れたり、ユニフォームと色のトーンを合わせたりすることで、周りから浮いてしまうのを防げるはずです。また、季節感の演出も忘れずに。
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ホテルマンのネクタイ選びはここに注意!
ホテルマンがネクタイを選ぶ際には、注意が必要なこともあります。気をつけたいポイントを見ていきましょう。
ハイブランドのネクタイに注意
ハイブランドのネクタイは質が良く、品格があります。
しかし、これ見よがしなロゴが入っているなど、ひと目で「あのブランドだ」と分かるネクタイは避けた方が無難です。見る人によっては嫌味に感じるケースもあるので注意しましょう。シンプルなデザインのものでも、勤務先ホテルの方針によっては着用を控えるように言われるかもしれません。
また、ライバルブランドの関係者がお客様としてやってくることも考えられるので、慎重に判断してくださいね。
バリエーションを豊かに
ネクタイには、ある程度のバリエーションが必要です。1本しか所持せず、同じものを毎日使うのは不衛生ですよね。また「好きな色だから」といって似たようなネクタイばかりを着用するのも、面白みに欠けます。
大量のネクタイを購入する必要はありませんが、雰囲気の異なるものを何本か持っておいた方が、さまざまなシーンで活用できることでしょう。
クレーム対応の際には特に控えめな色合いのネクタイを選ぶなど、上手に使い分けてくださいね。
結び方にも気を配る
ネクタイは結び方によっても表情が変化します。
「ネクタイを着けている」という時点で、ある程度格式の高い装いと言えますが、特別なフォーマルシーンで用いると失礼にあたる結び方もあるので要注意。例えば「プレーンノット」は最もポピュラーな結び方ですが、セレモニーなどにはふさわしくありません。
ネクタイの種類や色柄だけでなく、結び方にもしっかりと気を配ってくださいね。
ふさわしいネクタイでホテルマンらしさを演出しよう
ネクタイは、装い全体の印象を左右する重要なアイテムです。今回の記事を参考に、ホテルマンにふさわしいネクタイを選んでくださいね。
なお、ホテル業界の仕事を探す際にはおもてなしHRにご相談ください。