ホテルのフロントスタッフの仕事は何時まで?
ホテルを代表するセクションのひとつであるフロント。
チェックアウト、チェックインをする場所というイメージが強くありますが、困っているお客様を助けたり、全館の動きを把握して各セクションに指示を出したりといった役割も担っています。
フロントスタッフはお客様の快適な滞在や、業務の円滑なオペレーションに欠かせない存在ですが、仕事は何時までなのでしょうか。
一般的な対応時間やチェックイン時間、おもてなしHRに求人情報を掲載しているホテルのシフト例を見てみましょう。
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ホテルのフロント:対応時間は何時まで?
ホテルのフロントの対応時間は、大きく分けて以下の2パターンです。フロントスタッフへの就職・転職を考える際には、自分にとってどちらが働きやすいかを考えると良いでしょう。
また、お客様としてホテルを利用する際も、どちらのタイプなのかを確認しておくと安心です。
24時間対応
大きなホテルや高級ホテルでは、24時間フロントを開けています。どの時間帯でも、お客様に最高のおもてなしを提供するためと言えるでしょう。
また、ルームサービスを実施しているホテルでは、フロントで注文を受け付けることが一般的。フロントスタッフと他部署との連携がなくては、深夜のルームサービスは成立しないのですね。
ただし、深夜にフロントを訪れるお客様は少ないため、バックヤードで事務仕事をしながら待機し、必要に応じてフロントに出るといった対応をしているホテルもあります。
深夜はフロントを閉める
中小規模のホテルや、昔ながらの日本旅館などでは22時前後の時間帯でフロントを閉める場合があります。
とは言っても、お客様対応を完全にストップするわけではなく、深夜対応の電話窓口を設けていたり、インキーなどの困りごとには警備員が駆けつけたりといった運用にしていることが一般的。
また、夜間にフロントを閉めるホテルでは門限を設けていることもあります。チェックイン後に外出し、ホテルに戻るのが門限後になる場合にはあらかじめ申告してもらい、裏口を案内するといった対応をしています。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
ホテルのフロント:チェックインは何時まで?
お客様としてホテルを利用する際にも、フロントスタッフとして働くことを考える際にもチェックインの時間は気になりますよね。
ホテルのチェックイン時間は15時以降で、受付終了時間は設定されていないことが一般的です。
ただし、日付をまたいでチェックインする場合や、フロントの対応時間を過ぎる場合には事前連絡が必要なことも。
連絡がない場合はキャンセル扱いにするホテルも存在するので、お客様として訪れる際にはよく確認しましょう。また、そのようなホテルのフロントスタッフとして働く場合は、予約時にしっかり案内してくださいね。
フロントの対応時間については、以下の記事で詳しく解説しています。併せてご参照ください。
ホテルの求人情報からフロントのシフトを見てみよう!
24時間体制、もしくは夜遅くまでお客様対応をしているフロントスタッフは、シフト制で働くスタイルが一般的です。具体的にどのようなシフトなのか、おもてなしHRに掲載中の求人情報を見てみましょう。
熊本県のリゾートホテル
熊本県に位置する、あるリゾートホテルでは正社員としてフロントスタッフを募集しています。
フロントスタッフの勤務時間は7時〜22時で、実働7.5時間のシフト制。以下、2つのシフトが例として挙げられています。
- ・7時~15時30分(休憩60分)
- ・13時~21時30分(休憩60分)
月20時間ほどの残業があるとのことですが、基本的には22時までの勤務時間なので「夜は寝たい!」という人でも無理なく働けるでしょう。
給与は月給16万2900円〜23万1000円です。
大阪府のビジネスホテル
大阪府のあるビジネスホテルでは、正社員としてフロントスタッフを募集しています。
フロントスタッフの勤務時間は24時間のうち、実働8時間のシフト制。以下、3つのシフトが例として挙げられています。
- ・9時30分~18時30分(休憩60分)
- ・13~22時(休憩60分)
- ・18時~翌10時(休憩120分/仮眠含む)
日勤夜勤混合シフトということで、慣れるまでは生活リズムの変化に戸惑うかもしれません。しかし、すべての時間帯でフロント業務を経験できることは、ホテルマンのキャリアにとって、プラスに働くことでしょう。
給与は月給20万円〜26万円です。
ホテルの勤務時間に関する相談はおもてなしHRにお任せください!
ホテルのフロントスタッフは、勤務時間が変則的です。「この時間帯に働きたい!」「こういうシフトならもっと働きやすい!」といった希望があれば、ぜひおもてなしHRにお聞かせください。