外資系ホテルへの転職で必ずチェックすべきポイント

増加し続ける訪日外国人観光客の獲得を狙って、外資系ホテルの日本進出が顕著です。世界的な大手ホテルチェーン以外だけでなく、中堅規模のホテルも次々に進出してきています。母体は海外であっても、人材募集は基本的に国内で行うため、多くの日本人ホテリエが外資系ホテルで働いています。当記事では、外資系ホテルへの転職を検討する人に、あらかじめ知っておきたい外資系ホテルについての情報をお伝えします。働くメリット・デメリットの他、ホテル側が求める条件、面接対策まで網羅しているので、ぜひ参考にしてください。

外資系ホテルへ転職するメリット

外国人ホテルマン

iStock/SolStock

まず、外資系ホテルに転職するメリットについて見てみましょう。

ハイレベルのサービスが学べる

日本に進出している外資系ホテルの多くは、ハイクラスのホテルチェーンです。日系ホテルより高い宿泊料金が設定されているケースも少なくなく、それだけ高いレベルのサービスが提供されています。

外資系ホテルで働くことによって、こうしたハイレベルのサービスを学ぶことができます。ここで得たスキルは、その後もしまた転職を考えることがあっても、きっと役に立ってくれるでしょう。

高収入を得るチャンスがある

外資系ホテルはほとんどが個人成果主義を取り入れています。年功序列など古い体質が色濃く残る日系ホテルとは、大きく違う点だと言えるでしょう。

年齢や性別などによらず能力があれば取り立ててもらえますし、その分どんどん収入を上げることも可能です。頑張り次第で常に年収アップのチャンスがあるということは、働く人のモチベーションにもつながるでしょう。

海外で働くチャンスがある

外資系ホテルは、国内外にグループホテルを持っています。グループホテル内で欠員が出た場合、まずは同じグループ内で異動の希望がないか聞かれるのが一般的。希望を出せば、海外のホテルで働くのも夢ではありません。

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語学力を生かせる

海外からのお客様が多く訪れるホテルでは、語学力を生かすチャンスが無数に転がっています。その中でも外資系ホテルには特に外国人観光客が訪れることが多いため、語学力を存分に生かすことができるでしょう。
 

英語面接では、英語でスムーズにコミュニケーションが取れるか、自分の言葉で自己紹介ができるかといった点を見られています。

語学力は実際の業務でも使うものなので、面接でつまずかないようしっかりと準備をして臨みましょう。

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外資系ホテルへ転職するデメリット

困る女性

iStock/PeopleImages

メリットは多いですが、デメリットもあります。外資系ホテルで働くデメリットとは?

収入ダウン、解雇もあり得る

能力次第で高い収入を得るチャンスがある反面、収入が大幅に下がったり最悪の場合解雇されたり……といった事態も、わりと頻繁に起こるのが外資系ホテルの特徴です。

あくまでも個人成果主義なので、能力が足りないと判断されればそれまで。厳しいようですが、だからこそみんなが結果を出そうと努力するのです。

人の入れ替わりが激しい

もともとホテル業界は人の入れ替わりが激しい特徴がありますが、外資系ホテルにおいてもそれは同様です。解雇やヘッドハンティングも多いため、日系ホテルよりもさらに、かもしれません。

となると同僚はもちろん、上司も頻繁に入れ替わります。人が変われば教え方もやり方も変わりますし、少なからずストレスに感じるかもしれません。技術や人材が定着しないことを、デメリットととらえる場合もあるでしょう。

出世が難しい可能性がある

外資系ホテルのスタッフは現地で募集をかけますが、管理職は母体の国から派遣されてくるケースが珍しくありません。

そうすると、いくら日本人が成果を出したところで出世は頭打ち、一定以上へは上がれない事態に陥ります。

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外資系ホテルに求められる人物とは

外国人対応する女性スタッフ

iStock/FangXiaNuo

外資系ホテルが求める人物像とはどんなものでしょうか。ホテルによっても違いはありますが、大きく分けると2つです。それぞれについて見てみましょう。

スキルや実績

日系ホテルでは「未経験可」とされている求人も少なくありません。しかし外資系ホテルの場合、ハイクラスなホテルが多いこともあってスキルや実績を重視して人を選んでいるようです。

上でも触れた通り、外資系ホテルで提供するのは超一流のサービスばかり。そのため、日系ホテルの一流ホテルに勤めた経歴などがあると、好印象につながりやすいです。

語学力

たくさんの外国人観光客が訪れる外資系ホテルでは、高い語学力を求められます。日系ホテルでは「あればなお良し」程度の位置づけであることも珍しくありませんが、外資系ホテルでは明確に採用基準を設けている場合も少なくありません。

例えば英語のスキルを示すものとしてTOEIC® L&R TESTがありますが、「750~800スコア以上」などとされているケースが多いようです。

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外資系ホテルの面接で意識すべきこと

面接の様子

iStock/fizkes

面接では、あなたがどんな人間で、採用することでホテルにとってどんなメリットがあるのかをアピールすることができます。日本企業向けの対策とかぶる部分はもちろんありますが、外資系ならではのポイントを2つ挙げました。

はっきりと自己主張する

日本では「察する」「空気を読む」ことが美徳とされる傾向がありますが、海外は違います。自分が何を考えているのか、はっきりと自己主張できる人間が評価されるのです。

面接でもそれを意識し、ハキハキとした受け答えを心がけましょう。

英語面接の準備をしておく

語学力を重視する外資系ホテルの面接では、しばしば英語面接が行われます。面接官が外国人なら入室してすぐに英語面接が始まるでしょうし、日本人であっても油断はできません。

英語面接では、英語でスムーズにコミュニケーションが取れるか、自分の言葉で自己紹介ができるかといった点を見られています。語学力は実際の業務でも使うものなので、面接でつまずかないようしっかりと準備をして臨みましょう。

外資系ホテルの特徴を押さえて面接に臨もう

面接で握手

iStock/nortonrsx

外資系ホテルが続々と日本へ進出してきている中で、「自分も働いてみたい」と感じることもあるでしょう。

外資系ホテルには日系ホテルとはまた違った特徴があり、外資系ホテルには外資系ホテルだからこそのメリット・デメリットが存在します。転職を検討するなら、まずはそこをしっかりと押さえておきましょう。

そのうえで面接では、自分が外資系ホテルにとって必要な人材だとアピールすることが大切です。

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