【宮城県】石巻市のホテルへの就職・転職事情
宮城県の北東部に位置する石巻市は、人口13万8690の街です。蠣養殖の技術発祥地であるこの街は漁業が盛んな地域として有名ですが、漫画による地域興しや多くの猫が生息する田代島なども注目を集めています。
地域ならではの魅力を持つ石巻市ですが、ホテルへの就職・転職事情はどうなっているのでしょうか。有効求人倍率やおもてなしHRに掲載の求人情報を見ていきましょう。移住支援制度についても紹介します。
有効求人倍率
石巻市と東松島市、牡鹿郡を管轄するハローワーク石巻の有効求人倍率は、2019年度の平均で1.72倍でした。同じ時期、宮城全域の有効求人倍率は1.57倍です。宮城県全域よりも有効求人倍率が高く、求職者に有利な状況だったと言えるでしょう。
ただし、このデータは新型コロナウイルスの流行が始まる前のもので、現在の状況とは差異があるかもしれません。特に宿泊サービス業は煽りを受けやすい業界。石巻市のホテルへの就業を希望しているのであれば、就職・転職のプロであるエージェントを活用した仕事探しがおすすめです。
参考:
おもてなしHRに掲載の施設情報
2022年2月時点で確認できる石巻市の宿泊施設は42施設です。おもてなしHRに掲載している求人情報は2件。いずれもホテルのフロント業務の募集ですが、雇用形態は正社員と契約社員で異なっています。
また、どちらの募集も未経験者歓迎なので、経験はないけどやってみたい!という人はぜひご検討ください。応募の際には、おもてなしHRの専任アドバイザーがしっかりサポートします。
観光入込客数と主な観光地
宮城県の発表によると2019年、石巻圏の観光入込客数は550万2000人でした。この観光入込客数は、7つに区切られた宮城県の圏域において、4番目という結果です。
市内の主な観光スポットは今から4000年前に太平洋を渡った洋式帆船「サン・ファン・バウティスタ号」に関するミュージアムや、著名な漫画家のミュージアム、漫画キャラクターの立像が点在する「マンガロード」など。新鮮な魚介類が手に入る魚市場も人気です。
また、本土からフェリーで40分ほどの海上に位置する田代島は、古くから「大漁の守り神」として猫を大切にしてきた歴史があり、島内ではたくさんの猫に出会えます。この島でもマンガを活用した地域おこしが行われ、キャンプなどが楽しめる「マンガアイランド」が整備されています。
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【宮城県】石巻市のホテルに就職・転職を決めた!自治体の支援はある?
石巻市のホテルで働くために移住したい!となった際、自治体の支援制度を活用できる場合があります。石巻市が実施している、移住支援制度を見ていきましょう。
移住支援金
宮城県では、過度な東京一極集中と中小企業の人手不足を緩和する目的で、東京圏からの移住者を対象とした移住支援金制度を設けています。
住民票を、石巻市など宮城県に移す直前の10年間のうち、通算で5年以上東京23区に住んでいたか、東京圏に住み23区内に通勤していた人が対象です。東京圏に住んで23区内の大学などに通学し、23区内の企業などに就職した人については通学期間も計上できるとのこと。
支給額は単身移住で60万円、世帯移住で100万円です。移住後の就業などに関する要件もあるので、詳細は市のホームページをご確認ください。
地域おこし協力隊
地域おこし協力隊とは、一定期間過疎地域などに移住し、給料をもらいながら地域活性化のために働く制度。隊員としての活動期間は限られていますが、任期満了後の定住が望まれています。赴任の際には寮や宿舎に入居できることが多く、地域住民と交流する機会が多い立場なので移住の足掛かりとして適切ではないでしょうか。
2022年2月時点で、石巻市では地元企業の代表者の「右腕」として地域課題の解決に取り組む隊員や、最長3年で地域課題の解決につながるビジネスを立ち上げる隊員を募集しています。
地域の方針にもよりますが、任期満了後には地元のホテルで働くといった選択肢もあるので、移住に興味のある人はぜひ入隊を検討してみましょう!
参考:石巻市の地域おこし協力隊員募集について/石巻市ホームページ
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
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