ホテルの求人の中には、オープニングスタッフの募集を行っているものもあります。
オープニングスタッフは、新しく開業するホテルの立ち上げに一から関わるポジションで、未経験からでも正社員として応募できるチャンスがある仕事です。
とはいえ、「未経験でも大丈夫なのか?」「どんな志望動機を書けば伝わるのか」と不安を感じる方もいるでしょう。
この記事では、ホテルのオープニングスタッフに応募する際の志望動機の書き方と例文を、未経験者・経験者それぞれのパターンに分けて紹介します。
ホテルのオープニングスタッフ|業界未経験者向けの志望動機例文
ホテル業界が未経験でも、これまでの経験や人柄をアピールすることで、オープニングスタッフとして採用される可能性は十分にあります。
特に、接客や販売など人と関わる仕事の経験がある方は、その経験をどうホテル業務に活かせるかを伝えるのがポイントです。
また、過去に店舗の立ち上げや新規業務に関わった経験があれば、「柔軟な対応力」「協調性」などの資質も評価されやすくなります。
以下に、業界未経験者向けの志望動機例文を紹介します。ご自身の経験や気持ちに置き換えて活用してみてくださいね。
例文
前職ではアパレルショップの販売員として3年間勤務し、お客様のご要望に寄り添った接客を心がけてまいりました。接客を通して「丁寧な対応」や「心地よい空間づくり」の大切さを実感し、より深くお客様と関わるホテル業界に関心を持つようになりました。
また、アパレルショップではオープニングスタッフとして店舗立ち上げにも携わり、環境づくりやチームワークの大切さを学びました。その経験を活かし、貴社のホテルのスタートアップを支える一員として貢献したいと考えております。
未経験ではありますが、これまで培った接客力と柔軟な対応力を活かし、気持ちのよいサービスを提供できるよう努めてまいります。
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ホテルのオープニングスタッフ|業界経験者向けの志望動機例文
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ホテル業界での経験がある方は、これまでの実績や培ってきたスキルを「新しいホテルでどう活かしたいか」という視点で志望動機を組み立てるのが効果的です。
特に、オープニングスタッフというポジションでは、マニュアルが整っていない中での柔軟な判断や、チームづくりへの貢献姿勢が重視される傾向があります。
「なぜ新しい環境にチャレンジしたいのか」「これまでの経験がどう役立つのか」を具体的に伝えることで、経験者ならではの強みをしっかりアピールできます。
以下に、業界経験者向けの志望動機例文を紹介します。
例文
これまで5年間、リゾートホテルでフロントスタッフとして勤務してまいりました。接客を通して、お客様一人ひとりに合ったご案内や臨機応変な対応の大切さを学び、多くの常連のお客様との信頼関係を築いてきました。
この経験を通して、お客様に最高のサービスを提供することへの情熱がさらに高まり、既存の枠にとらわれず、新たなサービスを一から創り上げていく現場に挑戦したいという思いが強くなりました。
新規開業ホテルという、まさにサービスを一から構築していく現場に挑戦したいという思いから、オープニングスタッフとしての採用を目指し貴社に応募いたしました。
前職では、新人教育や業務マニュアルの見直しなどにも携わっており、立ち上げ時期に必要な調整力やチームづくりへの貢献もできると考えております。これまでの経験を活かし、貴社のホテルが地域に愛される存在となるよう尽力したいと考えております。
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ホテルオープニングスタッフの志望動機作成のポイント
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オープニングスタッフとしてホテルに応募する際、志望動機にはいくつか注意すべきポイントがあります。ここでは、選考で評価されやすい志望動機を作るための具体的なポイントを紹介します。
ホテルごとの特徴を踏まえて「合う理由」を伝える
志望動機を書くうえでまず大切なのは、応募先のホテルがどんな特徴を持っているかをしっかり把握することです。
求人票の情報を読み込むのはもちろん、ホームページやSNSなどをチェックすれば、客層やサービス方針、スタッフに求められる姿勢が見えてきます。
そのうえで、「自分の経験や志向とどこが重なるか」を言語化できると、志望動機に説得力が生まれます。
たとえば「地域密着の姿勢に共感した」「開業コンセプトが自分の価値観と合っている」など、自分なりの視点で合う理由を丁寧に伝えましょう。
志望動機に「自分だけの経験」を盛り込む
採用担当者の印象に残る志望動機にするには、「その人にしか書けない内容」があることが大切です。
これまでの仕事や接客で印象に残っている経験、考え方が変わったきっかけなど、自分の中にあるリアルなストーリーを少しでも盛り込むようにしましょう。
特別な体験である必要はありません。「前職の立ち上げで感じたやりがい」や「旅行先で受けた心地よいサービスに感動したこと」など、小さなきっかけでも構いません。
その経験から何を感じたのか、なぜこのホテルで働きたいと思ったのかを言葉にできれば、あなたらしい志望動機になります。
語学や対応力など「活かせるスキル」をアピールする
オープニングスタッフは、マニュアルや仕組みが整っていない状況からチームで現場を作り上げていくポジションです。
そのため、語学スキルはもちろん、柔軟な対応力や協調性、接客経験なども大きな強みとなる可能性があります。
たとえば、英語・中国語のスキルを持っているなら、「どんな場面で活かしたいのか」まで志望動機に含めましょう。
また、飲食店や販売などの接客経験がある方は、「お客様との丁寧なやりとり」や「チームで動く場面での工夫」などを具体的に伝えると、未経験でも現場で活躍できるイメージを持ってもらえます。
ホテルのオープニングスタッフの志望動機に悩んだら
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志望動機は、自分の経験や熱意をどう表現すればよいか、多くの方が悩むポイントです。
特にオープニングスタッフのように求人が少ないポジションでは、「どう書けば差別化できるか」「未経験でもアピールになるのか」と不安を感じることもあるでしょう。
もし、自分ひとりではうまく言葉にできないと感じたら、転職エージェントを活用するのもひとつの方法です。
志望動機の添削はもちろん、自己PRや面接対策、あなたの希望に合った求人の紹介までサポートしてもらえます。
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ホテルのオープニングスタッフの志望動機に関するよくある質問
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ホテルのオープニングスタッフに応募する際、志望動機の書き方や仕事内容について不安を感じる方も多いようです。ここでは、よくある質問とその答えをまとめました。
ホテルのオープニングスタッフは通常のスタッフと何が違いますか?
オープニングスタッフの求人は、未経験者でも応募できますか?
志望動機で「オープニングスタッフを選んだ理由」は書いたほうがいいですか?
ホテルのオープニングスタッフの求人探しはこちらから
自分らしい志望動機で、ホテルのオープニングスタッフを目指そう
ホテルのオープニングスタッフは、立ち上げという特別なタイミングに関わるやりがいのある仕事です。
志望動機を考える際は、「なぜこのホテルなのか」「自分の経験や強みがどう活かせるか」を、自分の言葉で丁寧に伝えることが大切です。
未経験でも、これまでの接客経験や人と関わってきたエピソードを通じて、十分にアピールすることは可能です。
「自分には特別な経歴がない」と感じている方こそ、小さな経験の中にある気づきや想いを言語化してみてください。
志望動機がうまくまとまらないときは、転職エージェントのサポートを活用するのもひとつの手です。
あなたらしい志望動機で、理想のホテルでの新しい一歩を踏み出しましょう。
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