働く上で知っておきたい渡瀬温泉の特徴
渡瀬温泉は世界遺産に登録された和歌山県・熊野古道からほど近い場所にある温泉地で、熊野本営温泉郷のひとつに数えられます。温泉地周辺には、清流・四村川が流れています。
ここでは働く上で知っておきたい基本情報や、温泉の特徴などを見ていきましょう。
渡瀬温泉へのアクセス
渡瀬温泉は、熊野古道歩きの拠点として親しまれる道の駅から、車で約15分の距離に位置します。
公共交通機関を使う場合はJR紀伊田辺駅で下車してバスで2時間。また、高速バスなら南紀白浜空港から2時間15分、JR紀伊田辺駅から1時間30分で到着します。
最寄り駅から距離があるので、公共交通機関でアクセスする場合は発車時刻をよく確認し、時間に余裕を持って行動しましょう。
参考:渡瀬温泉へのアクセスについて/和歌山 南紀エリア観光情報
渡瀬温泉の歴史
渡瀬温泉は、1963年に開湯された比較的新しい温泉地です。湯の峰温泉、川湯温泉の間に位置する渡瀬温泉。この3つの温泉地を合わせて、熊野本宮温泉郷といわれています。
渡瀬温泉を含む熊野本営温泉郷は、1957年に国民保養温泉の指定を受けています。国民保養温泉とは、1948年に定められた制度です。公共的利用を増やすために、温泉利用の効果が見込め、健全な保養地として活用される温泉地を環境大臣が指定しています。
渡瀬温泉周辺の観光地
渡瀬温泉周辺には、湯の峰温泉、川湯温泉という温泉があります。前述のとおり、渡瀬温泉地と合わせて「熊野本宮温泉郷」と呼ばれています。
湯の峰温泉は開湯1800年もの歴史を持つ温泉地です。その泉質は炭酸水素塩泉といわれています。この温泉地の特徴は、乳白色のお湯で世界遺産に登録された入浴場があることです。
川湯温泉は川底から絶えず湧き出る温泉が有名な場所です。源泉温度は70℃といわれていて、高温の温泉といえます。ですが、近くに流れる熊野川の冷たい水が混ざることで、ちょうど良い温度になり、ゆっくり入ることができます。
3つの温泉地をめぐるためにやってくるお客様も多いのではないでしょうか。
渡瀬温泉地周辺のグルメ
旅行の醍醐味ともいえるグルメ。和歌山県のグルメとして代表的なもののひとつが「柿の葉寿司」です。
和歌山県は太平洋に面していますが、山あいの地域では新鮮な魚介類を食べることが困難でした。そこで作られたのが、柿の葉寿司です。
紀の川周辺では、さまざまな柿が栽培されており、柿の葉の独特の香りと保存性が良いことから、魚などの保存に使われるようになったといわれています。その柿の葉に、薄く切った塩サバを、一口大に握った酢飯にのせて包んだものが、柿の葉寿司です。
現代ではサバだけでなくさまざまな魚で作られているので、好みの逸品を見つけてくださいね。
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
宿泊業界での職務経験はありますか?
渡瀬温泉の旅館・ホテルでの働き方
渡瀬温泉には、大きな露天風呂を備えた宿泊施設があります。こうした施設を運営するには、さまざまなスキルを持つスタッフが必要でしょう。
お客様をおもてなしする接客スタッフや、おいしい料理を提供する調理スタッフ、快適・安心な温泉を守る施設管理スタッフなど、多様な求人情報が出る可能性があります。
また、世界遺産の熊野古道が近いことから、外国人のお客様がやってくることも考えられるため、語学スキルが役立つ場面もあるかもしれません。
自分の経験や特技をいかせる求人情報を、探してみてくださいね!
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
熊野本宮温泉郷のひとつ、渡瀬温泉で働こう!
和歌山県田辺市の温泉地・渡瀬温泉。近くには世界遺産にも登録された「熊野古道」もあり、見どころ満載の温泉地です。「お客様の思い出作りに一役買いたい!」という方は、この地域の宿泊施設で働くことを検討してはいかがでしょうか。