働く上で知っておきたい塩田温泉郷の特徴
塩田温泉郷は歴史の深い温泉地です。
江戸時代から湯治場として利用され、効能の高さが評判となり遠方から訪れる人も大勢いたそう。ここでは、働く上で知っておきたい塩田の特徴を解説します。
塩田温泉郷の概要とアクセス
塩田温泉郷には老舗温泉宿と、新しい温泉宿があります。それぞれに捨てがたい魅力を持つ温泉地と言えるでしょう。
塩田温泉郷へのアクセスは、自家用車が便利です。中国自動車道の福崎ICから約15分で到着するので、道に迷うことは少ないでしょう。
公共交通機関でのアクセスは、JR姫路駅が最寄りです。温泉地まではバスで40分ほどかかるので、時間に余裕をもって動いてくださいね。
塩田温泉の歴史と現状
塩田温泉郷は、湯治場としての歴史が少なくとも300年近くはあると言われています。
温泉地として整備・開発されたのは明治初期のこと。当時の飾西郡長が「唯一の鉱泉である塩田温泉を多くの人が利用できるようにしたい」と考え、熱心な呼びかけを行ったそうです。
それに応えて温泉宿がオープンし、次第にレジャー施設や他の宿も増え「塩田温泉郷」が形成されました。最盛期には5軒の温泉宿があったそうです。
その後、バブル崩壊や震災などの影響を受け、現在では塩田温泉と姫路ゆめさき川温泉を合わせた温泉郷となっています。
塩田温泉郷の泉質と効能について
塩田温泉郷の泉質は、塩化物泉です。切り傷、末梢循環障害、冷え性や肌の乾燥の改善に効果があるとされています。
湯量は毎分5リットルと多くはないものの、貴重な自然湧出。また、源泉は17度の冷泉なので加熱して入浴に用います。
温泉ブームのころにはボーリングをして湯量を増やし、熱いお湯が湧くようにしないかという話も出たそうです。
しかし、ボーリングで泉質が変わるおそれがあり、本来の泉質を守るために実行しなかったのだそう。 そうして守ってきた貴重な温泉は飲用も可能で、飲めば胃腸や神経痛に効果があるとされています。
塩田温泉郷の周辺観光地
塩田温泉郷の近くに流れる夢前川の岸は、桜の名所として知られています。満開の頃には桜のトンネルができ、川面も花びらで桜色に染まるほどだそう。
また、神社やお寺も点在しており、姫路市のシンボルである城へも車で約30分でアクセスできます。和の建造物を巡ってみてはいかがでしょうか。
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塩田温泉郷の宿泊施設での働き方
塩田温泉郷は現在宿泊施設が少ないため、求人情報は限られているでしょう。
しかし、この温泉郷では温泉で炊いたおかゆなど、温泉を用いた料理が名物で、めずらしい「温泉料理」の調理を経験するチャンスがめぐってくるかもしれません。
珍しい求人を狙うのであれば、転職エージェントへの登録がおすすめです。「こういう施設で働きたい!」という希望を伝えておけば、求人が出たタイミングで紹介を受けられる可能性があります。
また、チャンスを逃さないためには日頃からスキルをみがいておくことが重要。自分の強みを探り、伸ばしていくことを意識すると良いでしょう。
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伝統と新しさが調和する塩田温泉郷で働こう!
塩田温泉郷は、古くからの温泉の泉質を守りながら、新しさも取り入れている温泉郷です。こだわりを持ちながらも新しい可能性にもチャレンジしているので、やりがいを持って働けるでしょう。
姫路市の都会的な面と自然豊かな面のバランスも良い土地柄なので、温泉地への転職・就職を考えている方は視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。